オクラホマ州
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2006年の一人当たり収入は32,210米ドルで、50州では第37位であるが、その成長率では第3位だった[6]。また生活費指数では常に低い方にある[60]。オクラホマシティ郊外のニコルスヒルズの一人当たり収入は73,661米ドルと州内最高である。ただし、タルサ郡は平均収入で第1位である。2006年の世代別構成比では、5歳未満6.8%、18歳未満25.9%、65歳以上13.2%だった。女性の構成比は 50.9%である。

オクラホマ州の人口重心は、リンカーン郡のスパークスの町近くにある[61]
人種及び祖先

オクラホマ州の人種構成及び前の国勢調査との比較

国勢調査年:2010年2000年1990年
白人72.2%76.2%82.1%
インディアン8.6%7.9%8.0%
黒人7.4%7.6%7.4%
アジア1.7%1.4%1.1%
その他4.1%2.5%1.3%
混血5.9%4.5%*

白人、ヒスパニック以外68.7%74.1%81.0%
ヒスパニック‡8.9%5.2%2.7%

注記:* 有効でない;混血は2000年の国勢調査で初めて報告された。‡ ヒスパニックは人種を問わない数字の合計である。

2005年時点でオクラホマ州内で申告された祖先による構成比は、ドイツ人系 (14.5%)、アメリカ人系 (13.1%)、アイルランド人系 (11.8%)、イギリス人系 (9.6%)、インディアン (11.8%、最大部族はチェロキー族で7.9%)、アフリカ系アメリカ人(8.1%) となっている[62][63])。ただし、インディアン純血と申告した者は8.1%である[64]。先祖をアメリカ人と申告した者の多くは、圧倒的にイギリス系であり、他にスコットランドやウェールズの系統も見られる。[65][66]。2002年のインディアン推計人口は395,219人であり、絶対数でも構成比でも50州の中で2番目に多い[63]。2006年時点で外国生まれの比率は 4.7% であり[67]、国内平均の12.4% よりかなり低い[68]。2010年国勢調査での非ヒスパニック人口構成比は68.7%であり、1970年の88%から20%近く低下した[69]
宗教

オクラホマ州は圧倒的なプロテスタント・キリスト教州である。オクラホマ州住民の宗教による構成比は以下の通りである。

キリスト教 ? 85%

プロテスタント ? 77%

バプテスト (南部が多い) ? 32%

メソジスト ? 12%

en:Churches of Christ ? 4%

ペンテコステ運動 ? 4%

長老派教会 ? 3%

アッセンブリーズ・オブ・ゴッド ? 3%

他のプロテスタント ? 19%


ローマ・カトリック ? 7%

他のキリスト教 ? 1%


他の宗教 ? 1%

無宗教 ? 14%

インディアン部族オクラホマに強制移住させられたインディアンたちの保留地区分(1890年代)「チェロキー・アウトレット(赤い枠線内)」。チェロキー族の保留地は、押し寄せる入植者のために1893年9月16日をもって「アウトレット(放出品)」にされた。南東5部族の「涙の道」の経路。陸軍によって大陸を強制徒歩横断させられ、総勢で数万人に上る途上死者を生んだ。

この州のインディアン部族のほとんどは、19世紀にアンドリュー・ジャクソン大統領の「インディアン移住法」によって、他州から移住してきた。このため、全米でも最も保留地の多い州のひとつとなっている。インディアンの移住としては、チェロキー族チョクトー族クリーク族セミノール族、チカソー族の「涙の道」がよく知られている。この5部族はオクラホマ州で近代化に努め、ことにチェロキー族は憲法を発布し、自治国家を築くに到ったものの、間もなくさらなる入植者の圧力で保留地は分割縮小され、自治権は剥奪されていった。

オクラホマ州に移住したインディアン部族は、故郷へ帰ることを許されなかった。シャイアン族のダル・ナイフとリトル・クロウの二人の酋長が行った、故郷ワイオミング州への絶望的な帰還逃亡は、20世紀にハリウッドで「シャイアン」として映画化もされた。ポンカ族のマチュナーザー酋長は、ネブラスカ州からオクラホマ州への部族の移住強制に対して最高裁に提訴し、1879年に違法判決を勝ち取った[要出典]。しかし、多くの部族がそれまでの強制移住によって各州に分断される結果となってしまった。

現在、オクラホマ州で運営されている「インディアン・カジノ」は119を数え、貧困にあえぐインディアン保留地の最期の切り札となっている。これはアメリカ連邦政府が公認し、保留地を持つ部族だけの権利である。多くの部族が、アメリカ連邦政府の認定を受けられず、インディアン部族として存在しないことになっており、部族カジノも持てないでいる。

≪アメリカ連邦政府が公式認定している部族≫

アラバマコウシャッタ族」(※元々はアラバマ州など南東部の部族である)

「オート・ミズーリ族」(※元々は北部平原の部族である)

コマンチ族」(※元々はテキサス州の部族である)

「クアポー族」(※元々はアーカンソー州の部族である)

「オクラホマ・オーセージ族」

「オクラホマ・チカソー族」(※元々は南東部の部族である)

ポタワトミ族」(※元々は北東部五大湖地方の部族である)

アパッチ族」(※元々は南西部の部族である)

ウィチタ族

「オクラホマ・ペオリア族」(※元々は北東部五大湖地方の部族である)

「南部ポンカ族」(※元々はネブラスカ州の部族である)

シャイアン族」(※元々は北部平原の部族である)

「シャイアン・アラパホー族」(※元々は北部平原の部族である)

「オクラホマ・チョクトー族」(※元々はミシシッピ下流域の南東部の部族である)

「オクラホマ・ワイアンドット族」(※元々は北東部五大湖地方の部族である)

「オクラホマ・チェロキー族」(※元々は東部の部族である)

「オクラホマ・オッタワ族」(※元々は北部平原の部族である)

「ポーニー族」(※元々は中部平原の部族である)

カドー族」(※元々はテキサス州の部族である)

カイオワ族」(※元々は中南部大平原の部族である)

「キアレゲー・ムスコギー族」(※元々は南東部の部族である)

「オクラホマ・クリーク族(ムスコギー族)」(※元々は南東部の部族である)

「オクラホマ・マイアミ族」(※元々は東部の部族である)

「オクラホマ・モードック族」(※元々は西海岸北部の部族である)

「アブセンテー・ショーニー族」(※元々は東部の部族である)

「オクラホマ・セネカ・カユーガ族」(※元々はニューヨーク州の部族である)

「カンサ族」 (※元々はカンザス州の部族である)

「オクラホマ・セミノール族」(※元々はフロリダ州の部族である)

「オクラホマ・キカプー族」(※元々は北東部五大湖地方の部族である)

「スロプスロッコ族(ムスコギー・クリーク族)」(※元々は南東部の部族である)

「トンカワ族」(※元々はテキサス州の部族である)

「オクラホマ・アイオワ族」(※元々はアイオワ州の部族である)

「オクラホマ・サック族&フォックス族」(※元々は北東部五大湖地方の部族である)

≪アメリカ連邦政府に公式認定を要求中の部族≫

「カタウバ族」(※元々はミシシッピ下流域の南東部の部族である)

「ユチ族」(※元々はミシシッピ下流域の南東部の部族である)

ナッチェス族」(※元々はミシシッピ下流域の南東部の部族である)

「オクラホマ・アラパホー族


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