オオカミさんと七人の仲間たち
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動物好きだが特に犬が好きで、犬をエサにされて釣られる場面が多々あり、放っておいたらいつまでも遊んでいる。ストレートに好意を向けてくる亮士に対しては、照れ隠しからアプローチを受けると殴る・蹴る・罵倒といったアクションで返してしまう、いわゆるツンデレな一面もある(もっとも林檎によれば亮士に対して心を許しているが故でもある)。学園生活や御伽銀行の活動を共にしていく中で、普段はヘタレでありながらも勇気を振り絞って物事に立ち向かっていく亮士の姿に、少なからず恋心を抱いてゆくようになる。それまで隠そうとしていた「女の子」の一面を亮士によって(彼の涼子への好意ゆえの行動ではあるものの)ネット上で暴露されてしまってからは、「本当の自分」が学園生徒中の知るところとなったことで、それまで距離を置かれていたクラスメイト達とも少しずつ馴染むようになる。同じくして亮士に対する態度も変化しはじめ、亮士が自分以外の女の子との接触を目にするとかなり機嫌が悪くなるなど嫉妬を見せるようになる。紳士達からは良いツンデレとして暖かく見守られ、クラスメイト達からは「いつ大神がデレになるのか」と面白半分期待半分で見られている。出会った頃から変わらず好意を向け続けてくれる亮士に対して、自分も亮士に惹かれていることを自覚し、彼を受け入れる最後の一歩を踏み出せない原因となっているトラウマを乗り越える意思を亮士に伝え、絆を確かめ合う。その後、因縁の羊飼士狼に襲撃され、自分に嘘をつくことで強さを保ってきた心を砕かれかけるも、羊飼との死闘に決着を付け彼女を救い出し、か弱い自分をも包み、ずっと護ると誓った亮士の想いを受け入れたことで、遂にオオカミの毛皮を脱ぎ棄て、ひとりの素直な女の子へと戻ることができた。晴れて亮士と恋人関係となり、二人きりの時は口調も女の子らしくなる「デレ」全開な姿を見せている。
赤井 林檎(あかい りんご)
声 - 伊藤かな恵[6]御伽学園高等部1年F組に在籍。モデル作品は『赤ずきん』および『白雪姫』の「毒りんご」。高校生とは思えないほど小さい体と肩で切りそろえられた赤毛をもつ少女。フリルのスカートに体に不釣合いな大きなバスケットを持っていて、一部の生徒からは赤ずきんちゃんと呼ばれる。かわいらしい外見とは裏腹にかなり腹黒く、レディースコミックをカバー無しで読めるほどの厚顔無恥さで、学校帰りにもかかわらずアダルトゲームショップに入るなど普段の行動から考えられない行動を取ることもある(この時の亮士の質問の答えは無言だった)。パソコンで定期テストや体力テストの結果など個人のプライバシーを出すことができる(御伽銀行地下本店にあるパソコンと同じ働き)。語尾は「…ですの」。自身に戦闘能力はないが、スタンガンを常備している。制服は真っ赤なロリータ・ファッションにしてあり、2年生の宇佐見とロリコンおたくの人気を二分している。腐女子にして涼子限定で百合属性持ち。生まれたときは母子家庭で、その頃の姓は「毒島」。2年上の白雪は異母姉。林檎(とその母親)が赤井家に入ったのと入れ替わりに彼女(と彼女の母親)が家を出たことから、自分が生まれたことで白雪を不幸に追いやってしまったとの罪悪感に苛まれ続けていた。憎からず思う一方で全ての原因でもある母から距離を置いて考えたかったこと、また白雪との関係を改善するため、単身で御伽花市へやってきており、御伽銀行への入会も三つの願い事を白雪への贖罪にすることを目的としていたからである。それまで林檎が逃げ続けてしまっていたが、白雪からの依頼を機に、涼子と亮士の活躍もあり、白雪の許容と、白雪の妹として自分の存在を肯定してもらったことで関係を修復することが出来た。涼子の無二の親友と自負し、涼子からも深い信頼を受けている。涼子が中等部へ転入してきた際、偶然に、誰にも頼らず闘い続けている涼子の素顔を垣間見たことで涼子に惹かれ、地道に向き合い、孤独で壊れそうになっていた涼子の心を支え、解き解していった。それでも自分に出来たのは「友」として共に並び支えてあげるところまでであり、彼女を護り、素直な女の子へと戻してあげる「恋人」としての役目を亮士に期待している。そのため涼子と亮士の関係に何かと口を挟む姑のような立ち振る舞いもするが、その少なからずな部分は二人をいじって楽しんでいることもしばしばである。
桐木 リスト(きりき リスト)
声 - 野島裕史[6] / 佐藤聡美(女装時)御伽学園高等部3年。御伽銀行の頭取(=会長)。モデル作品はイソップ寓話の『アリとキリギリス』。燕尾服を着用し、もやしっ子という言葉がしっくり来る体格をしている。頭取として御伽銀行の運営最高責任者の地位にあるものの、普段は仕事をしない非労働意欲の塊みたいな少年である。また普段は話がやたら長く、責任逃れをいつでもできるようにするために語尾が疑問形となっている。それでも頭取を任せられているのは飄々と過ごす傍らで諜報活動に暗躍しており、また有事には作戦立案、心理戦術など相応の力を発揮できる男である点が認められているからである。また立場上もあり表から裏まで広い範囲の重要人物と繋がりを持っている。声帯模写で学園男女生徒の声を出し、あらゆる方面から知りたい情報を引き出せるというオレオレ詐欺の完全版がごとき特技を持つ。女装趣味も持ち合わせており、女装し声を変えれば誰も男だと分からない程の仕上がりであり、大衆心理の操作を同時に駆使することで学園美少女ランキングで1位を獲得している。変装のレパートリーには「噂好きのよっちゃん」(噂拡散用)など多彩なバリエーションがある。変装能力を駆使して敵対勢力に潜り込み、内部から突き崩すことを得意とすることから一寸法師の異名を持つ。小学生のときクラスから疎まれ泣いていたアリスを励ますための苦策として、女装することでアリスを元気付けることに成功するが、それがきっかけで次第に女装にハマってしまい今に至っている。心が折れかかっていたアリスにギリギリまで気付かなかったことを今でも悔やんでおり、アリスが彼の尻を叩くような関係となった現在でも、幼い頃のアリスと交わした約束をちゃんと守り、支え続けている。アリスのうなじに見惚れているところを指摘されている他、テレビの前で高校野球をみて、手に汗にぎっているアリスはなかなか萌えるらしい。
桐木 アリス(きりき アリス)
声 - 堀江由衣[6]御伽学園高等部3年。御伽銀行の副頭取(=副会長)。モデル作品はイソップ寓話の『アリとキリギリス』。制服をまさに秘書、と呼べるスタイルに改造し、ショートカットとメガネが理知的な雰囲気を纏い、絶対零度の切れ目をもつクールビューティー。普段は仕事をサボるリストの代わりに御伽銀行を実質的に仕切っているが、緊急時にはリストのサポートに回る。リストとは幼馴染で従妹であり、普段は放蕩無気力なリストへの叱責やツッコミで気苦労が絶えない立場にあるが、内心ではリストを心底信頼しており、周りに誰もいないときにはリストのことを「りっくん」と呼び、言葉遣いもフランクになる。御伽銀行の敏腕秘書として仕事のデキる人物、とのイメージが定着しているが、手荒い展開についていけない、下ネタに弱い、案外熱くなりやすいなどの弱点も持つ。また傍目からはリストとの関係をして「ダメ男にひっかかって将来苦労しそうなタイプ」と見られてしまっている。女装したリストが美少女ランキングで1位を取ったことには女としてのプライドを傷つけられており、女装状態のリストには殺意にも似た感情を抱くこともしばしば。意外にも大の高校野球ファンで、花咲からの依頼の際には、御伽学園の甲子園初出場の為にと並々ならぬ闘志を燃やしている。小学生のころ持ち前の真面目で融通の利かなさからクラスで疎まれていたのを、リストに慰められ、励まされた過去を持つ。その際に「ずっと側にいてほしい」とリストと交わした約束(ただし女装時)を、現在もちゃんと守ってくれているリストを異性として意識している部分もあるが、何かと真意の掴みづらい彼の態度に時にヤキモキしつつも、互いを大切にしあう関係が続いている。
鶴ヶ谷 おつう(つるがや おつう)
声 - 川澄綾子[6]御伽学園高等部2年。
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