『スタートレック:ピカード』21話では当艦のレイチェル・ギャレット艦長の像が宇宙艦隊募集センターに建造され、フロンティア・デーにて除幕式を行う予定があったが、不幸にも可変種らによるテロリストの標的となってしまった。 2280年代に研究されていたトランスワープ実験の成果から、数多くのワープ新技術が取り込まれている。この時期からワープファクターが見直され、当艦は新基準のワープ8.4の速度を維持できる能力を有している。武装のタイプ9フェイザーは、発射装置がレール状に敷かれた「フェイザーアレイ」となり、射撃角度の死角がほぼ皆無となった。ドーサルネックと船腹のフェイザーバンクはB型艦のタイプ7フェイザーを再設置している[10]。コンピュータシステムは23世紀のデュオトロニクスコンピュータから、超光速演算が可能なアイソリニアオプティカルコンピュータとなり、24世紀初期の最先端技術が詰め込まれている(ただしはOSはLCARSではなく、23世紀からのものを引き続き使用している)。また機動性が高く、同時代のロミュラン艦のそれより優れている。 デザインはアンドリュー・プロバート
性能
デザイン
全体的なフォルムは大きめにとられた正円型の第1船体にコンパクトなワープナセルという、24世紀中期の宇宙艦隊所属艦の最もスタンダードな形となっている。ただしD型艦のギャラクシー級宇宙艦と遠目で区別がつきにくいことから、アンバサダー級宇宙艦が画面に登場する機会は少ない。また作中でもアンバサダー級宇宙艦は、エクセルシオール級宇宙艦に比べて汎用性に欠け、さらにアキラ級、ディファイアント級、セイバー級、ノルウェー級宇宙艦などの新造艦が多く就役したなどの理由により、置き換え予定であったはずのエクセルシオール級宇宙艦よりも早く退役してしまうという不遇な設定が追加されることになった。 基本情報 『新スタートレック』および劇場版第7作の主役艦。宇宙艦隊の旗艦として設計された当時最新鋭のギャラクシー級宇宙艦の3番艦として就役した。『新スタートレック』以外では『スタートレック:ディープ・スペース・ナイン』第1話「聖なる神殿の謎」、『スタートレック:エンタープライズ』最終話「最後のフロンティア」、『スタートレック:ピカード』第1話「記憶」・第29話「声」・最終話「ラスト・ジェネレーション」にも登場している。歴代エンタープライズの中では映像登場時間がもっとも長い。 ジャン=リュック・ピカード大佐の指揮の下に就役した当艦は7年間にわたる任務において、『スタートレック』の作品世界を広げる数々の活躍を成した。『新スタートレック』第1話「未知への飛翔」における神のごとく全能の種族Q連続体との遭遇を発端とし、『宇宙大作戦』からおなじみのクリンゴン人やロミュラン人と惑星連邦の関わり、フェレンギ人やカーデシア人などの初登場の種族とのやりとり、ボーグ集合体との遭遇やその地球侵略の阻止など、当艦の活躍は新しいファンの獲得を成し遂げた。
U.S.S.エンタープライズ NCC-1701-D
艦級ギャラクシー級
建造所ユートピア・プラニシア造船所(火星)
運用者惑星連邦宇宙艦隊
経歴
就役期間2363年-2371年
現状ヴェリディアン3号星にて撃沈(2371年)
宇宙艦隊ミュージアムにて修復・展示(2402年時点)
艦長ジャン=リュック・ピカード(2363年-2371年、2401年)
ウィリアム・T・ライカー(2366年)
エドワード・ジェリコ(2369年)
要目
全長641m
全幅467.1m
全高137.5m
最高速度ワープ9.6(光速の1909倍)
デッキ数42
乗員数1,012
登場作品
『新スタートレック』
『スタートレック:ディープ・スペース・ナイン』
劇場版第7作
『スタートレック:エンタープライズ』
『スタートレック:ピカード』
来歴