現在も王道的な電子音のみでサウンドを形成するエレクトロニカも多く存在する。
オウテカやマウス・オン・マーズ、トゥ・ロココ・ロット
エレクトロニカはヒップホップとの融合も図られた。これは既にエレクトロニカでは重鎮と見なされていたオウテカがアメリカツアーの際にマイアミにも訪れ、その時に生まれた交友関係が元だと言われ[8]、「マイアミシーン」と称されることもある。オウテカ自身もDJミックスでヒップホップを掛けるなどこの方面からの影響がある。また、元よりトリップ・ホップというテクノとヒップホップの派生系のようなシーンがあったり、プロディジーやボム・ザ・ベース
といったアーティストがデトロイト・テクノと前後して活動していたこともあり、比較的この方面へのエレクトロニカの導入はスムーズだった(更に言うなら、デトロイト・テクノ自体がヒップホップの原型であるエレクトロの派生とも言える)。以下に挙げるサウンドはどちらかというと(狭義の)エレクトロニカ以前のダンスミュージックであるテクノやドラムンベース、トリップ・ホップなどとの関連性が高い。しかしエレクトロニカと同時期に発展したこともあって、同列に挙げられることが多く、アーティストやレーベル間でも交流があったり、同じアーティストでも非ダンス/ダンスミュージック両面のアプローチをすることもある。
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