アカデミー賞4部門にノミネートされた『第9地区』(2009年)のニール・ブロムカンプが脚本、監督を務めている。前作では出身地の南アフリカ共和国に残る人種差別問題をSFエンターテインメント作品に仕立て上げたが、本作でも現代の格差社会を地上と宇宙、ディストピアとユートピアに二極化した近未来世界に投影している。
2011年1月、インディペンデントスタジオのメディア・ライツ・キャピタルは『エリジウム』を提供してもらうために大手スタジオと会談し、ブロムカンプは美術デザインを見せた。