イングランド・ロンドンにて、4人兄弟の2番目として生まれる。父親のオリヴァー・ブラントは法廷弁護士、母親のジョアンナ(旧姓マッキー)は元女優、現演劇講師[1][2][3][4][5]。伯父のクリスピン・ブラント
(英語版)は保守党議員[6][7]。10歳から吃音症の症状が気になり始め、なかなか治らず苦しみ、12歳の頃には、話すことを諦めてしまうほどだった。しかし、その後、「違った声で何か演じてみて」と学校の先生に言われて、北部訛りで話したことがきっかけとなり克服した。この経験から「もっと誰か他の人を演じてみたい」と志望するようになり、女優の道に進んだ[8]。 2001年にジュディ・デンチと共演した舞台で女優デビュー。2003年に『ウォリアークイーン』で映画デビュー。2004年の『マイ・サマー・オブ・ラブ』ではイヴニング・スタンダード英国映画賞
キャリア
2006年公開の『プラダを着た悪魔』でハリウッドに進出。メリル・ストリープのアシスタント役を演じ、ゴールデングローブ賞 助演女優賞や英国アカデミー賞 助演女優賞にノミネートされ、注目を集める。また、同年(イギリスでは2005年)放送のテレビ映画『ナターシャの歌に』でゴールデングローブ賞 助演女優賞 (ミニシリーズ・テレビ映画部門)を受賞。2007年の第79回アカデミー賞では『プラダを着た悪魔』で共演したアン・ハサウェイと共にプレゼンターを務めた。
2009年公開の『ヴィクトリア女王 世紀の愛』ではヴィクトリア女王を演じ、ゴールデングローブ賞 主演女優賞(ドラマ部門)にノミネートされた。同年、英国アカデミー賞ブリタニア賞を受賞。
2014年にトム・クルーズ主演の『オール・ユー・ニード・イズ・キル』でヒロインを演じる。劇中では鍛え上げた体を活かしアクションシーンに挑戦した[9][10]。
2018年、『メリー・ポピンズ リターンズ』でゴールデングローブ賞、クリティクス・チョイス・アワード、サテライト賞、全米映画俳優組合賞などの主演女優賞にノミネートされ、さらに『クワイエット・プレイス』で全米映画俳優組合賞、AACTA賞などの助演女優賞にノミネートされた。
私生活エミリーとジョン・クラシンスキー(2013年)
約3年間、カナダ人歌手のマイケル・ブーブレと交際していたが、2008年7月に破局[11]。