エベレスト
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ネパール側では余震によりルート修復が困難になり[31]、キャンプ1とキャンプ2に100人以上が取り残されたがヘリコプターで救助された[32]。一方、この地震を受けて、中国政府はチベット側の登山中止を宣言。この影響で、この年は1974年以来41年ぶりに登頂者が1人も出なかった。
主な登頂者

1953年5月29日 - (南東稜、初登頂) - イギリスのジョン・ハント隊のニュージーランドの登山家エドモンド・ヒラリーネパールテンジン・ノルゲイが、南東稜より世界初のエヴェレスト登頂(1953 British Mount Everest expedition)を果たした。初登頂者となり、ヒラリーはイギリス女王エリザベス2世からサー (Sir) の称号を授けられた。

1960年5月24日 - (北東稜、チベット側初登頂) - 王富洲、屈銀華、貢布(中華人民共和国)が登頂。同隊の登頂成功については長らく西側諸国で疑問が持たれていたが、現在ではほぼ認定されている[33]

1963年5月22日 - (西稜初登頂、世界初縦走) - ウィリー・アンソールド(英語版)、トム・ホーンバイン(英語版)がアメリカ人としては初めての登頂。東南稜から下山。

1970年5月11日 - (日本人初登頂) - 松浦輝夫植村直己[注 3][26]

1973年10月26日 - (秋季初登頂) - 石黒久・加藤保男[34]

1975年5月16日 - (女性初登頂) - 田部井淳子

9月24日 - (南西壁初登頂) - ドゥーガル・ハストン、ダグ・スコット


1978年5月8日 - (無酸素初登頂) - ラインホルト・メスナー、ペーター・ハベラー

1979年5月13日 - (ロー峠からの西稜完全縦走) - アンドレイ・シュトレムフェリ、イェルネイ・ザプロトニク

1980年2月17日 - (冬期初登頂) - クシストフ・ヴィエリツキ、レーチェク・チヒ

5月19日 - (南峰直登ルート初登頂) - イェジ・ククチカ、アンドレイ・ジョック

5月30日 - (北壁初登頂) - 重広恒夫尾崎隆

8月20日 - (無酸素単独初登頂)(北面未登ルート初登頂) - ラインホルト・メスナー


1982年5月4日 - (南西壁?西稜ルート) - エドゥアルド・ミスロフスキ、ヴォロディア・バリベルディン

1983年10月8日 - (東壁初登頂) - ルイス・ライハルト、キム・モン、カルロス・ビューラー[35]

1988年5月5日 - (世界初山頂衛星生中継) - 日本テレビチョモランマ登山調査隊(同社の開局35周年記念特別番組の取材)

9月26日 - (初のパラグライダーによる下山) - ジャン=マルク・ボワヴァン、山頂から5900 mのキャンプ2まで。

10月14日 - (女性初の無酸素登頂) - リディア・ブレディ(英語版)[36]


1995年5月11日 - (北東稜完全縦走による登頂) - 古野淳、井本重喜[37]

2000年10月7日 - (初のスキー下山) - ダボ・カルニカール、山頂からベースキャンプまで、スキーを脱がずに下山[注 4]

2005年5月14日 - (航空機による山頂への初着陸) - ディディエ・デルサーユ(ユーロコプター社所属パイロット)が操縦するヘリコプターAS350 B3が山頂に数分間にわたり着地。同時に航空機による世界最高高度への着陸記録も達成した。

2008年5月8日 - 北京オリンピックの聖火が午前9時17分頂上に到達した(2008年北京オリンピックのエベレスト登頂)。女性登山者の吉吉らの手でリレーされ、チベット民族女性のズレンワンモが最終走者を務めた。

主な登頂の記録
最年少、最高齢

最年少登頂 - ジョーダン・ロメロ
、13歳10か月(2010年5月22日

女性最年少登頂 - マラバト・プルナ、13歳11か月(2014年5月25日)。チベット側から登頂[39]

最高齢登頂 - 三浦雄一郎、2003年に70歳で登頂し、最高齢記録を更新[40]。その後2008年(75歳)、2013年(80歳)[注 5]に登頂し記録更新[40]

女性最高齢登頂 - 渡辺玉枝、2002年に63歳で登頂し、女性最高齢記録を更新[42][40]。2012年に73歳で登頂し記録更新[42][40]


複数回登頂

無酸素での最多登頂 -
1996年5月23日 アン・リタ、無酸素で10回登頂。

最多登頂 - 2023年5月23日 カミ・リタ・シェルパ、28回[43]

女性最多登頂 - 2022年5月12日 ラクパ・シェルパ、10回[44]

日本人最多登頂 - 2018年5月17日 倉岡裕之、9回


女性初の2往復 - 2012年5月12日, 5月19日 チュリム・シェルパがベースキャンプと山頂の間を1週間で2往復[45]

障害者による登頂

初の義足者による登頂 -
1998年5月27日 トム・ホイッテーカー

初の全盲者による登頂 - 2001年5月25日 エリック・ヴァイエンマイヤー

初の片腕切断者による登頂 - 2003年5月23日 ゲイリー・ギュラー[46]

初の両足義足者による登頂 - 2006年5月15日 マーク・イングリス[47]

初の両腕切断者による登頂 - 2013年5月20日 スダルシャン・ゴータム[48][49]

義足者による登頂、女性初 - 2013年5月21日 アルニマ・シンハ[50]

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