コースは周回コースではなく、馬蹄状の形であり全長は約1.5マイル (2,410 m)(約12ハロン)。左回りの芝コース。ダービーコースは、スタートしてすぐに上り坂が始まり、緩やかに右に折れたあと最初の左カーブまでの約1100メートルで約42メートル上る。その後は下りとなり、急勾配の最終左カーブ(通称タッテナムコーナー)を経て、約700メートルの直線のゴール前100メートル過ぎまでの約1200メートルで約30メートル下る。最後の約50メートルは再び上りに転じてゴールとなる。直線では外埒側から内埒側に向かって傾斜しているのもこのコースの特徴である。
タッテナムコーナー奥の引込み線からは直線コースの5ハロン(約1006メートル)戦が行われる。コースのほとんどが下り坂であるため非常に速いタイムが出ることが知られており、1960年にはIndigenousが手動計測ながら53.6秒を記録している。
かつては逆S字形をした「グレートメトロポリタンコース」がコースの真ん中に存在しており、その頃はエプソム競馬場でも18ハロン(約3621メートル)戦が行われていた。ゴール地点からスタートして逆S字コースに進入、通常のコースに戻ってタッテナムコーナーからまたゴールへと戻ってくる珍しい形態の競走となっていた。後に改修に際して消滅している。
競走馬にとって負担の大きいコースであることからクラシックであるオークス、ダービーの開催中止や開催地変更が何度か議論に浮上しているが、長い歴史の維持を理由に現在もこの競馬場で同レースは行われている。[2] 月Meeting曜日レース名タイプ格 (Grade)距離[5]性・齢[6]
主要競走
1 4April Meeting水曜日シティアンドサバーバンハンデキャップFlatHandicap2027 1mi 2f 17y4歳以上
2 4April Meeting水曜日グレートメトロポリタンハンデキャップFlatHandicap2420 1mi 4f 6y4歳以上
3 4April Meeting水曜日ブルーリバンドトライアルステークスFlatConditions2027 1mi 2f 17y3歳限定
4 6Derby金曜日ウッドコートステークスFlatConditions1207 6f 3y2歳限定
5 6Derby金曜日オークス[7]FlatGroup 12420 1mi 4f 6y3歳限定・牝
6 6Derby金曜日コロネーションカップFlatGroup 12420 1mi 4f 6y4歳以上
7 6Derby金曜日サリーステークスFlatListed1409 7f 3y3歳限定
8 6Derby土曜日プリンセスエリザベスステークスFlatGroup 31713 1mi 113y3歳限定・牝
9 6Derby土曜日ダイオメドステークスFlatGroup 31713 1mi 113y3歳以上
10 6Derby土曜日ダービー[8]FlatGroup 12420 1mi 4f 6y3歳・?馬除く
出典^ Osborne, Alistair (2012年6月1日). “Derby draws record crowds as racecourses buck recession”