エフエムナックファイブ
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日本のFM局で初めてスポーツの実況中継をしたことで知られ、スポーツ番組に注力している。埼玉県にフランチャイズを置くプロ野球埼玉西武ライオンズ戦や、Jリーグ浦和レッズ大宮アルディージャ戦の実況中継を生放送している(年間を通して、定期的にスポーツ中継を行っているFM局は他にない)ほか、スポーツ情報番組が盛んに放送されている[5]

一時期、番組名の頭に「NACK」をつけた番組が多く制作された。それらは「WITH YOU」「ON TOWN」「AFTER5」など「NACK」を外した名前で通称とされた。

CM

埼玉県に本社を置く企業や、西武鉄道が筆頭株主の関係上、西武グループの企業が多く占めている。可聴範囲が広いことから東京都区部多摩地域や栃木県・群馬県・茨城県ローカルの企業(パチンコ店・不動産業者・結婚式場・自動車販売店など)・私立学校のスポットCMも流れる。冬場はスキー場のCMが多く流れ、移動体通信事業者や飲料企業・石油元売企業といった大手企業のCMも多い。ラジオ時報CM一社提供、平日と休日で出稿社が異なる(→#時報スポット)。
ジングル

通常のステーションジングル[注釈 2]の他に、夏季シーズン(毎年7月半ばから8月中)は「夏の風景バージョン」(風鈴ししおどし、鳥の鳴き声、ホラー調など。5秒バージョンが多い)、鈴虫バージョン、12月1日から25日まではクリスマスジングル(「赤鼻のトナカイ」がBGMの5秒バージョンと、「恋人たちのクリスマス」がBGMとクリスマスメッセージ「Marry Christmas, from NACK5.」の10秒バージョン2種類の計3種類)が流れる。

オープニングアナウンスの後は「This is NACK5♪」というジングルがある[注釈 3]

FUNKY FRIDAY』のジングルは通常とは異なり、銀座スタジオのスタッフが選んだものである。

2008年4月から10月は開局20周年記念ジングル(「Happy 20th Anniversary FM NACK5?♪」と歌うもの)が流れていた。さらに2013年6月24日から10月は開局25周年記念ジングル(「25th Anniversary FM NACK5?♪」「A Happy Thanks Year FM NACK5?♪」)が流れている。
記念ソング

2005年に本社移転に伴い記念ソングが作成された。ステーション・イメージソングとしてaccessが起用され「CATCH THE RAINBOW」がテーマソングとして起用された。

2006年には、かかしによる「We are the NACK5」という楽曲が作成され、当時のNACK5のほぼ全ての番組パーソナリティが参加した。「様ソニ」というNACK5のカウントダウンイベントのテーマソングとして作成されたこの楽曲は、2006年・2007年・2008年と3つのバージョンが存在し、年末年始日中プライムタイムを中心として流された。

2008年に開局20周年記念ソング「NACK 5」(DOMINO & KAIOH)が制作された。この楽曲では、2008年秋改編時点で放送されていたワイド番組名・NACK5・キャッチフレーズであるChallenge for the futureというフレーズが数多く織り込まれており、20周年特番「STAR RADIO」前には大量オンエアされ、「STAR RADIO」の終わりにDJ・リスナーらがアルシェ前にて踊った。ちなみにSUPER EUROBEAT VOL.192 ?LET'S PARTY?に収録されている。

2013年、開局25周年記念イメージソングとして「25」が決定した。2013年でファイルレコード設立25周年になるのに合わせてラッツ&スター鈴木雅之佐藤善雄桑野信義ゴスペラーズ村上てつや黒沢薫酒井雄二AJIのメンバー全員が集まり「FUTURE FILE 25 ALL STARS」というスペシャルユニットを結成して作成した楽曲となっている。
NACK5イメージソング

NACK5イメージソングは、1988年の開局に合わせて作られた曲である。開局前の試験電波発射時、コールサイン読み上げの後に曲をずっと流していた。

イメージソングは2曲存在する。

DJ PLEASE

This good beat the night

聴取率

J-WAVEとともに、関東地方でFM局聴取率1、2位を争うFMラジオ局である。2004年4月期・2006年12月期・2009年6月期・2012年2月期・2012年12月の聴取率調査(首都圏35キロ圏)にて、NACK5はFM全局での聴取率首位を獲得している(2004年はJ-WAVEと同率、2006年12月・2009年6月はM1層+F1層の平日平均で単独、2012年2月期はM1層、M2層+F1層、F2層で単独。さらに2012年12月期はAM、FM局の首都圏全ラジオ局中、M1・M2、F1・F2層で単独首位だったことに加え、月曜日 - 木曜日のすべての生ワイド番組が単独首位を獲得している)。近年の2018年6月でもFM全局でJ-WAVEに0.1%差で2位を獲得しており、AM局を入れてもニッポン放送と同率で3位である[6]。2018年4月度では首都圏35キロ圏でM1・F1層首位[7]、2020年6月度では1都3県でM1・F1層首位[8]、2020年8月期では首都圏AM・FM全局中、M1・M2、F1・F2層で平日平均・週平均ともに単独首位[9]を獲得しており、若年層のシェアは盤石なものとなっている。
キャラクター

公式キャラクターとして「らじっと君」が制定されている。モチーフはウサギで、水色の体をしている。名前の由来は「ラジオ+ラビット(ウサギ)」の造語である。

ラジオキャラなのに無口で愛想がない変わり者だが、根は優しく、コミュニケーション力は抜群。座右の銘は「足で稼ぐ」。誕生日は3月3日 (桃の節句耳の日) 、出生地はときがわ町

週間番組表などでは、基本的にNACK5パーソナリティの写真が掲載されるが、一部のパーソナリティにおいて、所属事務所の方針で写真の使用が認められていない、代役のパーソナリティが担当するなどの事情で写真が用意できない場合は、「らじっと君」に差し替えられる。

2019年2月22日公開の映画『翔んで埼玉』では、NACK5のキャラクターとして着ぐるみ姿で登場した。
開局25周年記念事業

開局25周年のコンセプトは「A Happy Thanks Year!」で、様々な企画が行われた。
「NACK5 25周年」×「西武鉄道 100周年」記念ラッピング電車

NACK5が2013年で開局25周年を迎えることに伴い、2012年より100周年記念イベントを実施している西武鉄道とコラボレーションしたラッピング電車[10]。運行期間は2013年4月27日 - 10月31日。出発セレモニーは4月27日に行われ、中継レポーターとして小笠原聖が参加した。
「NACK5 25周年」×「富士山世界遺産登録」記念特設スタジオ

NACK5の開局25周年と富士山世界遺産登録を記念して開設した特設スタジオ[11]。2013年7月13日 - 9月1日の間、金曜日を除く毎日、レポーターの大西蘭が富士山の天気や登山情報、富士山のうんちくなどを放送する。なお、スタジオはニコニコ動画と兼用で使用される[12]。放送時間などは「使用スタジオ」を参照。

また、スタジオ開設に合わせて、『The Nutty Radio Show おに魂』火曜パーソナリティーのきっくん、水曜パーソナリティーの夏江紘実、『GOGOMONZ』パーソナリティーの三遊亭鬼丸など、NACK5パーソナリティが富士山への登山に挑戦した。
資本構成

企業・団体の名称、個人の肩書は当時のもの。出典:[13][14][15]
2016年3月31日

資本金発行済株式総数株式数
8億円16,000株38

株主株式数比率
西武鉄道2,120株13.25%
埼玉県1,600株10.00%
読売新聞東京本社1,600株10.00%


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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