エドワード・D・ホック
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ジェフリー・ランド
ジェフリー・ランド (Jeffery Rand) は暗号解読の専門家で、イギリス諜報部極秘部門秘密伝達局の局長である。このシリーズは、世界中のエキゾチックな場所を舞台にして、秘密のメッセージや暗号を扱うことが多い。
コンピューター検察局
コンピューター検察局のカール・クレイダーとアール・ジャジーンが活躍する。21世紀のコンピューター社会を舞台にしたSFミステリー。このシリーズのうち3編は長編として発表された。
バーニイ・ハメット
バーニイ・ハメット (Barney Hamet) はミステリー作家で、彼がミステリー小説の集会に参加すると、実際にミステリーに遭遇してしまう。ハメットはホックが1969年に発表した処女長編『大鴉殺人事件』で初登場する。EQ掲載の短編では「バーニー」表記もあり[1]
インターポール
インターポール(国際刑事警察機構)の2人の捜査官セバスチャン・ブルーとローラ・シャルムがヨーロッパの国際犯罪を捜査する。このシリーズは1970年代と1980年代に書かれたが、それ以降は書かれていない。
サー・ギデオン・パロ
サー・ギデオン・パロ (Sir Gideon Parrot) は、アガサ・クリスティエルキュール・ポアロジョン・ディクスン・カーのギデオン・フェルといったミステリー黄金期の有名探偵への、ユーモアの込められた賛辞である。ストーリーは、使われ過ぎて陳腐になってしまった古典的手法の、上品なパロディになっている。
スーザン・ホルト
スーザン・ホルト (Susan Holt) はデパートチェーンプロモーション担当で、出張先の各地で事件に遭遇する。
ミハイ・ブラド
ミハイ・ブラド (Michael Vlado) はルーマニアに定住しているロマの部族(ジプシー)のリーダーである。首長からすべての権限を譲渡されたので、村の争いを裁く役目と、抑圧的な共産体制下でしかも反ロマ感情が強い外部社会との折衝役としての役割がある。
アレグザンダー・スウィフト
アレグザンダー・スウィフト (Alexander Swift) は、アメリカ独立戦争時のジョージ・ワシントン将軍直属のスパイである。ストーリーはシリーズ物というより、続き物に近い構成である。ベネディクト・アーノルド将軍が指揮するウェストポイント(陸軍士官学校)の砦には裏切り者がいてイギリス軍に内通している、という噂を調査していたスウィフトはどんどん深みに入っていく。
長編リスト

邦題原題刊行年
刊行年
出版社
訳者ISBN 備考
大鴉殺人事件The Shattered Raven1969年1972年早川書房山本俊子ISBN 4-15-001186-9探偵役のバーニー・ハメットは短編「バウチャーコン殺人事件」などにも登場。
コンピューター検察局The Transvection Machine1971年1974年早川書房風見潤ISBN 4-15-073501-8
コンピューター404の殺人The Fellowship of the HAND1972年1980年早川書房皆藤幸蔵ISBN 4-15-073502-6
フランケンシュタインの工場The Frankenstein Factory1975年2023年国書刊行会宮澤洋司ISBN 978-4-336-07409-6コンピュータ検察局シリーズ第3作
青の殺人The Blue Movie Murders1972年2000年原書房門野集ISBN 4-562-03284-7エラリー・クイーン名義。探偵役はトラブルシューターでダネイ監修。
エアロビクス殺人事件Prize Meets Murder1985年1985年早川書房山本やよいISBN 4-15-075501-9R・T・エドワーズ名義
オットー・ペンズラーとの共作

短編集リスト
本国オリジナル

1992年 The Night, My Friend 『夜はわが友』 2001年、東京創元社 ISBN 978-4-488-20103-6 (さまざまな短編を収録)

2001年 The Night People 『夜の冒険』 2010年、早川書房 ISBN 978-4-15-178258-9(ノンシリーズ短編20編を収録)

2008年 The Sherlock Holmes Stories of Edward D. Hoch 『エドワード・D・ホックのシャーロック・ホームズ・ストーリーズ』 2012年、原書房 ISBN 978-4-562-04846-5 (ゲアリ・ラヴィシ編によるホックのホームズ・パロディ及びパスティーシュ作品集)

2016年 The Future is Ours, The Science Fiction Stories of Edward D. Hoch(Steven Steinbock編によるホックのSF作品集)

日本で独自に編纂された短編集

下記の他、さまざまなアンソロジーにホックの作品が収録されている。

怪盗ニック登場 1976年
ISBN 978-4-15-001256-4 (2003年に文庫化 ISBN 978-4-15-073503-6

怪盗ニックを盗め 1979年 ISBN 978-4-15-001342-4 (2003年に文庫化 ISBN 978-4-15-073504-3

怪盗ニックの事件簿 1983年 ISBN 978-4-15-001411-7 (2003年に文庫化 ISBN 978-4-15-073505-0

怪盗ニック対女盗賊サンドラ 2004年 ISBN 978-4-15-073506-7

怪盗ニック全仕事〈1〉 2014年 ISBN 978-4-488-20114-2 (全短編を発表順に収録した文庫版全集)

怪盗ニック全仕事〈2〉 2015年 ISBN 978-4-488-20115-9

怪盗ニック全仕事〈3〉 2016年 ISBN 978-4-488-20116-6

怪盗ニック全仕事〈4〉 2017年 ISBN 978-4-488-20117-3

怪盗ニック全仕事〈5〉 2018年 ISBN 978-4-488-20118-0


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