2000年代以降、メディアファクトリー(現・KADOKAWA)の雑誌『ダ・ヴィンチ』が前述の大田垣などを起用して「コミックエッセイ」という呼称を浸透させる。その中でも小栗左多里『ダーリンは外国人』(2002年)は国際結婚という特殊な体験と日常を描いて大ヒットし、「コミックエッセイ」の作風の基盤となった。その後はウェブ上で発表していた漫画から出版化されるケースなども増えた。最近では、『ダ・ヴィンチ』との連携で開催する『コミックエッセイプチ大賞』など、エッセイ漫画に対象を限定した漫画賞も現れている。 漫画家の自伝・回想録的な作品。 漫画家が身辺の日常を描いた作品。
代表的な作品
自伝漫画
サザエさんうちあけ話(長谷川町子)
まんが道(藤子不二雄?)
コミック昭和史(水木しげる)
おれは見た
はだしのゲン(中沢啓治)[7]
劇画漂流(辰巳ヨシヒロ)
ちびまる子ちゃん (さくらももこ)[8]
失踪日記(吾妻ひでお)
地を這う魚(吾妻ひでお)
僕の小規模な失敗(福満しげゆき)
僕の小規模な生活(福満しげゆき)
まんがかぞく(大島永遠)
ど根性ガエルの娘(大月悠祐子)
人間仮免中(卯月妙子)
ピコピコ少年(押切蓮介)
酔うと化け物になる父がつらい(菊池真理子)
ゆがみちゃん(原わた)
わが輩は「男の娘」である!(いがらし奈波)
母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。(宮川サトシ)
かんもくって 何なの!? しゃべれない日々を脱け出た私[9](モリナガアメ)
岡崎に捧ぐ(山本さほ)
機能不全家族(夏目ユキ)
新人漫画家、風俗嬢になる(エバラユカ+ふてね)
生きるために毒親から逃げました。(尾添椿)
明日食べる米がない! ?親が離婚したら、お金どころか、なーんにもなくなりました!!?(やまぐちみづほ)
日記漫画
セキララシリーズ(けらえいこ)
しあわせのかたち(桜玉吉)
防衛漫玉日記(桜玉吉)
幽玄漫玉日記(桜玉吉)
御緩漫玉日記(桜玉吉)
漫喫漫玉日記 深夜便(桜玉吉)
まあじゃんほうろうき(西原理恵子)
うちの妻ってどうでしょう?(福満しげゆき)
監督不行届(安野モヨコ)
東京都北区赤羽(清野とおる)
おさんぽ大王(須藤真澄)
百姓貴族(荒川弘)
まゆみ!(田辺真由美)
ダーリンは外国人(小栗左多里)
ねこまんが(こいずみまり)
神の見えざる金玉(相原コージ)[10]
ニューヨークで考え中(近藤聡乃)
独りでできるもん(森下えみこ)
猫背を伸ばして
蓮介漫画日記(押切蓮介)
実話マンガ 愛が重たい女の子とばかりつきあう俺のヒリヒリ恋愛日記[11](永瀬ようすけ)
ダーリンは70歳(西原理恵子)
だんな様はひろゆき(西村ゆか)
リアル風俗嬢日記(Ω子)
レポート漫画詳細は「レポート漫画」および「ルポ漫画」を参照
漫画家が実際に取材してその感想を綴ったり、自らの特殊な経験を紹介したりする漫画。紀行ものや闘病記も含む。
ぢるぢる旅行記(ねこぢる)
高齢出産ドンとこい!!(藤田素子)
鳥頭紀行(西原理恵子)
できるかな(西原理恵子)
刑務所の中(花輪和一)
ツレがうつになりまして。(細川貂々)
日本人の知らない日本語(海野凪子・蛇蔵)
性別が、ない!(新井祥)
みんな元気に病んでいる。 心がしんどい普通の人々(藤臣柊子)
病気じゃないよ、フツーだよ 神経科に行ってみよー(藤臣柊子)
ヨメトレ(新條まゆ)
失踪日記2 アル中病棟(吾妻ひでお)
アル中ワンダーランド(まんしゅうきつこ)
ドキばぐ(柴田亜美)