エコール・ポリテクニーク
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ポリテクニーク学生は男性、女性ともに正規将校であり[8]、入学後暫くは軍事訓練に行かねばならない[9][10]

しかしながら、ポリテクニークの軍事的な側面は年々薄れてきており、初期軍事訓練の期間も短縮され、軍人になる卒業生も年々減っている。1980年代中ごろに「内勤服」が廃止されて以降、ポリテクニーク学生はキャンパスでは普段は制服を着用していないが、パリ祭の際にシャンゼリゼ通りで行われる軍事パレードやキャンパス内の特別なイベント(重要会議、公式行事、重要な課業)などでは19世紀風の二角帽子(ビコーン)の大礼装を着用する。これは、ケンブリッジ大学オクスフォード大学におけるアカデミックドレスと同様の使われ方である。

1学年は約500名であり(フランス人400名、留学生100名)、修了年限は5年である。ただし、最初の1か月は軍事教練であり、その後に軍隊警察消防隊官庁などに派遣されて、6か月間の体験研修を受ける。

入学時に少尉に任官され、在学中は卒業までの間、給料が支給される[5]。卒業後10年間は公務員として働く義務を負い、辞退者にはペナルティが課される[5]

2年生、3年生はエソンヌ県パレゾー市の校舎敷地内で2年間の全寮制寄宿生活を送り、4年次には他のグランゼコールに派遣されて派遣された学校の修士号学位を授かる。成績上位100番ぐらいまでの成績優秀者は、派遣された校名の前に]が付けられ区別され(X-Mines、X-Pontsなど)、基本的には卒業後高級官僚になる。5年次には企業研修や海外留学を経験し、卒論を提出して修了する[要出典]。
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エコール・ポリテクニークの外国人学生ら
入学試験

高校を卒業後、Classes Preparatoires aux Grandes-Ecoles(略称Prepaプレパ)と呼ばれる2年間の予備学校に通う。(プレパには大抵全寮制の設備もあるが、通いの生徒もいる。)プレパで2年準備をした夏に全国試験を受ける。試験には2つのパートがあり、まずは筆記試験で全フランスにおける順位が発表される。そこから上位の者だけが口述試験に臨む。口述試験の結果が筆記試験の点数に加算され、最終的な全国での順位が決定する。毎年400名前後が入学する。試験に落ちた場合、翌年再挑戦が出来る。再挑戦の場合、ペナルティポイントが課され順位が落ちることがある。入学者の半数は二度目の挑戦で入学しており、入学には年齢上限があるが、大抵の受験者は2度目の失敗で諦める。3度目の受験で受かる人間はごく少数である。
プレパにおける準備

週に30時間程度の授業、10時間の数学、10時間の物理、10時間の科学に加え、コンピューター・サイエンス、フランス文学と英語についても勉強する。授業の他に大量の宿題を課される。毎週、4時間の試験があり(週によって教科は変わる)、クラス内の順位が発表され、この順位は準備期間中ずっとついて回る。週に2 - 3回(各々1時間)Kholles(コール)と呼ばれる口述試験がある。コールには1人の教授に対し3人の学生が対峙し、教授に出されたそれぞれの質問に黒板を使って説明しながら答える。
試験内容

筆記試験は4時間の数学が2回、4時間の物理が2回、フランス語の論述、英文翻訳、そしてコンピューター・サイエンス、工業化学、化学の中から1教科を選択。1週間続く。だいたい一か月後に筆記試験の順位が発表され、上位の者が口述試験に呼ばれる。口述試験は数学に2コール、物理2コール、化学2コール、フランス語1コール、英語1コールとなる。筆記試験の過去問題はポリテクニークの準備用ウェブサイトで発表されている。
正装学生制服正装のコックドハット

学生の正装(Grand Uniforme)は、赤いストライプの入った黒ズボン(女性の場合はスカート)と金のボタンとベルトの付いた上衣、それにナポレオンも着用していたコックドハット(en:Cocked hat)と呼ばれる二角帽子である。女子学生はかつては三角帽子を着用したが現在は男子学生と同じく二角帽子を着用している。
著名な出身者詳細は「en:List of Ecole Polytechnique alumni」を参照

アルベール・カコー土木技術者・建築技術者・航空技術者。コルコバードのキリスト像の内部構造設計など)

アルフレド・ドレフュス軍人

アルベール・ルブラン政治家フランス第三共和政第15代大統領。元フランス大統領


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