2010年10月、ウィリスはスティーブ・オースチンが悪役のダン・ペインとしてシリーズに復帰すると発言した[31]。同年11月、チャーリー・シーンがCIAエージェント役で出演すると報じられた[32]。2011年8月、『バラエティ』は俳優で格闘技の専門家のドニー・イェンがオファーされていると報じた。このキャスティングは、ニュー・イメージ/ミレニアム・フィルムが中国の配給と協力するには中国人俳優を出演させることが条件であったからである。協力することにより、『エクスペンダブルズ2』の中国公開の近道になると考えられた[33]。2011年9月、ニコラス・ケイジ[12]とジョン・トラボルタへの交渉が報じられ[1][34][7]、スタローンは両者の参加の唯一の障害はスケジュールであると主張した[12]。2011年7月、ミッキー・ロークがツール役で再出演すると書かれたが[7]、9月末に降板中であると報じられ[35]、2011年10月18日にそれが確定した[36]。また、アントニオ・バンデラスへのオファーも報じられたが、他の契約があったために参加不可能となった[37]。プロデューサーのアヴィ・ラーナーの勧めによりプロテニスプレーヤーであるノバク・ジョコビッチが本人役でのカメオ出演[38][39]していたが公開にあたって出演シーンはすべてカットされた[40]。 公開に先立ちスタローンは「かなり過激な何かをやるつもり」と語った[41]。2010年8月15日のインタビュー彼はまだ新しい脚本を持っていなかったが、「私の頭の中で計画されている」とも語った[42]。2011年4月18日、スタローンは『エクスペンダブル2』では脚本も監督もしないことが明らかとなった[43][31]。デヴィッド・アゴストとケン・カウフマンがスタローンの原案を基に脚本を書くために雇われている。ライオンズゲートはアメリカでの劇場公開は2012年8月17日になるとシネマコンで発表した[44]。ティーザー・ポスターは2011年のカンヌ国際映画祭で公開された[6]。監督はサイモン・ウェストが務める[45]。 1億ドルの予算により[1]、2011年9月29日より撮影が始まった[35]。撮影期間は14週間を予定しており[1]、ブルガリアで行われ、ソフィアのニュー・ボヤナ・フィルムのスタジオ[7]やプロヴディフの街、バンスコの町で撮られた[46]。 2011年10月27日、第2班スタント・チームがソフィアから15マイル離れたオグニャノヴォ・ダムでの撮影中にスタントマンが乗ったボートが爆発するという事故が発生した。2名が巻き込まれ、1名は重傷を負い、もう1名は5時間に及ぶ手術の末に死亡した[47][48]。2011年11月16日、ロヴェチ州のデヴェタシュカ洞窟での撮影の際に入口付近の樹木を除去したとしてブルガリア環境保護庁から罰金(343ドルから-3440ドル)を命じられた[49]。
製作
企画
撮影
レイティング前作はR15+指定での公開であったが、本作は一部の映像に修正を加える事でPG12指定での劇場公開となった(Blu-ray・DVD版は無修正のR15+指定)。
日本でのプロモーション日本版公式サイトでは通常のトレイラーのほか、かつての「木曜洋画劇場」のスタッフが制作し、鈴木英一郎、立木文彦、磯部勉らを起用した番組譲りのハイテンションなナレーションで出演俳優を取り上げた「木曜洋画劇場風予告」がweb限定で公開された。本作は字幕版に加えて、「日本語最強吹替版」と称した吹替版が同時公開された。新たに起用された声優陣は、テレビ放送版ではほぼ全てを担当している山寺宏一が初めて劇場版(ソフト収録)にてヴァン・ダムの吹替を担当した。ウィリス、クートゥア、クルーズは前作とは声優が異なっている。映画パンフレットではささきいさお、玄田哲章、綿引勝彦による対談が掲載された(ちなみにその対談は「エクスペンダブルズ洋画劇場」と言うタイトルで、フォントは「ゴールデン洋画劇場」を模したものになっている)。吹替版の試写会では、ささきいさお、栗山千明、玄田哲章による舞台挨拶が行われた。
ゲーム版
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