ニューオーリンズに帰ってきたチームはツールの店で任務達成を祝う。その中にはガンナーもおり、共に祝った上で、セラピーに通うことを仲間たちに誓う。クリスマスとツールはナイフ投げの勝負を行っており、最後にクリスマスが大遠投して的にナイフを刺したところで物語は終わる。 キャラクターに関しては、キャストそれぞれの実生活のエピソードや事件を元にしており、当人のパロディが数多く登場する。 主要場面は2009年2月よりコスタリカとアメリカのルイジアナ州で撮影される予定だった。この作品はライオンズゲートがニュー・イメージ/ミレニアム・フィルムズと作品契約を交わした2本の映画作品のうちのひとつである。スタローンはまた、取材に対し「ニュー・イメージ/ミレニアム・フィルムズと映画を作ることになって、私が心に描いた作品を、監督として映画化できる機会に恵まれた。彼らとパートナーになれて、またジェイソンやジェットと共演できてハッピーだ」と語った。また日本での試写会インタビューにてスタローンは、本作のコンセプトについては黒澤明監督の「七人の侍」を参考にしていると語っている。[4]。 ジェット・リー、スタローンなどが撮影場所となるブラジルへ4月28日に入国したことを現地新聞が報じた[5]。
登場人物・キャスト
バーニー・ロス
演 - シルヴェスター・スタローン / 日本語吹替 - ささきいさお傭兵部隊「エクスペンダブルズ」のリーダーで早撃ちの名手。冷静沈着な精神力を持ち、銃器などの火器の扱いから格闘、航空機などの乗り物の操縦まで何でもこなす戦闘のエキスパート。愛車はバイクと防弾性抜群のピックアップ・トラック。バーニー・ロスは偽名で本名や国籍などは不明。トレンチいわく「ジャングル好き」。
リー・クリスマス
演 - ジェイソン・ステイサム / 日本語吹替 - 山路和弘傭兵部隊「エクスペンダブルズ」のメンバーの一人でメンバー内では一番若い。元SAS隊員であり、ナイフ術のエキスパート。クナイ型の両刃投げナイフを愛用する。自身の薄毛を他メンバーからよくハゲいじりのネタにされる。他メンバーがアメリカンタイプのバイクを愛用する中、只一人ドゥカティ・デスモセディチ16RRに乗っている。
イン・ヤン
演 - ジェット・リー / 日本語吹替 - 池田秀一傭兵部隊「エクスペンダブルズ」のメンバーの一人で中国名は陰陽(偽名)。少林拳などマーシャルアーツの使い手。自身の身長が低いことを他メンバーからよくネタにされるが、これを活かして狭い場所では相手よりも動ける有利性もある。何かと理由をつけてはギャラアップをロスにせがむ。必要のない殺しや暴力は嫌う。ガンナーとはメンバーの中でも特に仲が悪く、度々対立する事が多い。
ガンナー・ヤンセン
演 - ドルフ・ラングレン / 日本語吹替 - 大塚明夫傭兵部隊「エクスペンダブルズ」のメンバーの一人で大柄な体格。射撃の名手で空手技なども使う。戦闘ではグレネードランチャーなどの重火器を好んで使っている。自信家だが、戦闘におけるストレスから薬物依存症に陥っており、ソマリアにおける作戦にて交渉中に独断で攻撃を行ったりまだ息がある海賊の一味を処刑しようとするなど暴走したことから、円満に解決できたはずの作戦を台無しにしたことでチームから追放される。その後、追放された腹いせにロスらの標的であるガルザ将軍、モンロー一味の側に付き、バーニーとヤンを襲撃するが返り討ちに遭い、バーニーに肩を撃たれ、モンロー一味に関する自分の知りうる情報をすべて話した。しかしバーニーの温情で命を取られる事はなく、彼らと和解した後、ラストでは薬物依存症を克服してチームに無事復帰した。
トール・ロード
演 - ランディ・クートゥア / 日本語吹替 - 木下浩之傭兵部隊「エクスペンダブルズ」のメンバーの一人。破壊工作のプロ。元レスラーであり、格闘技も得意としている。見た目に反してナイーブな性格でロスらの勧めでセラピーを受けている。
ヘイル・シーザー
演 - テリー・クルーズ / 日本語吹替 - 西凜太朗傭兵部隊「エクスペンダブルズ」のメンバーの一人。チームのムードメーカーであり、武器のスペシャリストでもある。AA-12ショットガンを主に使用し、ナイフの代わりに剃刀を携帯している。
ツール
演 - ミッキー・ローク / 日本語吹替 - 安原義人傭兵部隊「エクスペンダブルズ」のマネージャー兼タトゥーショップ&バーの経営者。元「エクスペンダブルズ」メンバーの一人でロスとは古くからの戦友。現役を退いたとはいえ、ナイフ投げの技術は未だに衰えておらずクリスマスと同等の腕を持つ。これまで51人の女性と交際してきたが、付き合っては直ぐに破局してしまう。女性交際のエピソードはミッキー・ローク自身のパロディ。
サンドラ
演 - ジゼル・イティエ
ジェームズ・モンロー
演 - エリック・ロバーツ / 日本語吹替 - 大塚芳忠元CIA局員でCIAが絡むヴィレーナにおける麻薬利権の独占をたくらみ、ガルザ将軍らと結託して国の独裁と麻薬栽培の促進を進める。ヴィレーナ国民の命を全く軽視しており、国民の処刑などに一切の躊躇はない。エクスペンダブルズの総攻撃の前に壊滅状態となったヴィレーナ軍を尻目に、サンドラを人質に逃亡しようとしたが、最期はバーニーの射撃とリーのナイフ攻撃を受けて、死亡する。
ダン・ペイン
演 - スティーブ・オースティン / 日本語吹替 - 楠大典元CIA局員でモンローの右腕とも言える腹心の部下。格闘術のエキスパートで拷問も得意とするサディストで女を殴るのにもまったく躊躇しない。そのパワーはバーニーをも圧倒する程。最後は炎の中でトールとの一騎討ちとなり[2]、服に引火して火だるまになり悶えているところに鉄拳を叩き込まれ死亡した[3]。
ローレンス・"ザ・ブリット"・スパークス
演 - ゲイリー・ダニエルズ / 日本語吹替 - 斉藤次郎元イギリス海兵隊員でモンローの部下の一人。マーシャルアーツの達人。サディストでペインと同じく拷問を得意とする。ペインと共に脱出しようとしたバーニーとサンドラを捕らえるが、救出に駆けつけたエクスペンダブルズとの混戦の末にリーとヤンに倒され、死亡した。
ガルザ将軍
演 - デイヴィッド・ザヤス / 日本語吹替 - 池田勝ヴィレーナの軍事独裁者。過去にモンローと結託し、クーデターを起こして島の全権を手に入れる。逮捕者の処刑に躊躇したり、娘であるサンドラを遠ざけることで命を助けようとするなど、根は善人である為モンローと違い非情に徹しきれない面がある。サンドラと同じく絵を描くのが趣味で、劇中後半では戦化粧を施した戦士の絵を描き、直属の精鋭部隊の隊員達はこれに倣って戦化粧をした。終盤、サンドラに手をかけようとしたモンロー達との決別を決意し、部下達にモンロー達の排除を呼びかけようとしたが、直後にモンローに射殺されてしまう。
ガルザ将軍の部下
演 - アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ、アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ
レイス
演 - カリスマ・カーペンター / 日本語吹替 - 田中敦子リー・クリスマスの恋人。付き合いだして一年近く経つにもかかわらず、殆ど会えないばかりか職業すら明かさないリーに対して嫌気がさして浮気してしまい、それがリーにバレて愛想を尽かされそうになる。しかし、その後その浮気相手がDV男で、顔を殴られて痣が出来たのを見られた為、相手の暴力を知って激怒したリーが浮気相手とその取り巻き達を瞬く間に叩きのめした光景を目の当たりにして、彼が何者なのか垣間見る。
チャーチ
演 - ブルース・ウィリス / 日本語吹替 - 中村秀利CIAに属する本名不詳の男。ロス等にガルザ将軍の排除を依頼する。チャーチの名前はロス等との接触場所が教会だったことに因んで付けた偽名。
トレンチ
演 - アーノルド・シュワルツェネッガー / 日本語吹替 - 玄田哲章民間軍事会社の経営者。かつてはロスらと同じく傭兵をしていたが、商売敵だからか現在はあまり仲が良くない。ロスと同じく、チャーチからガルザ将軍の排除を依頼されるが自殺行為であるとあっさり断ってしまう。ロス曰く「大統領になる予定で忙しい」という。
スタッフ
監督・脚本:シルヴェスター・スタローン
共同脚本:デイヴ・キャラハム
製作総指揮:ダニー・ディムボート、トレヴァー・ショート、ボアズ・デヴィッドソン
製作:アヴィ・ラーナー、ジョン・トンプソン、ケビン・キング
音楽:ブライアン・タイラー
撮影:ジェフリー・L・キンボール
衣装:リズ・ウルフ
編集:ケン・ブラックウェル、ポール・ハーブ
美術:フランコ・ジャコモ・カルボーネ
製作