エイリアン_(架空の生物)
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

『AVP2』に登場するエイリアン・ウォーリアー『2』で登場したエイリアン・ウォーリアーの頭部をバトル・エイリアンに組み合わせた姿をしている[注釈 22]。性質もそれまでのエイリアンとほぼ同じで、獲物を繭にしたり、食事をするシーンなどがある(この時の描写ではインナーマウスを使用していた)。プレデターの宇宙船の墜落で解き放たれたフェイスハガーの群れにより誕生。プレデリアンをリーダーとして、ガニソンの街を暗躍した。このウォーリアー群に関してはプレデター・ザ・クリーナーによって掃討されている。デザインの変更は監督のストラウス兄弟の指示によるもの。頭部は第2作のプロップを元に製作されているため、フードが存在しない。鳴き声もエイリアン2の「クジャク・ゾウ音」が使用されている。

ヌーヴェル・ウォーリアー

本作のエイリアンは、プレデターの宇宙船のフェイスハガーによって誕生した個体と、プレデリアンによって生み出された個体がそれぞれ複数登場しているが、ヌーヴェル・ウォーリアーの名称は主に後者を指す。名称はノベライズ版からで、ヌーヴェル(nouvelle)とはフランス語で「新しい」の意であるが、作中でそれが示された事はない。姿に関してはどちらもほぼ同一で差異はない。従来のウォーリアーたちのような成長過程を経ず、プレデリアンによって妊婦の胎児がチェストバスター化したもので、いままでのウォーリアーが一人の宿主に対して一体しか誕生できなかったのに対し、ヌーヴェル・ウォーリアーは一人の宿主から複数で誕生することができる。監督の解説によればその役目は生みの親たるプレデリアンの護衛であるが、通常のクイーンと違ってプレデリアンは単体で繁殖が可能であり、ウォーリアーに人間を生け捕りにさせる必要が無いため、ヌーヴェル・ウォーリアーは、ニュー・ウォーリアーと同じく「チェスト・バスターの宿主となる人間の捕獲」という目的から開放されたウォーリアー類である。故に、ヌーヴェル・ウォーリアーによって人間が捕獲されるシーンはあるが、繭にされた死体は登場しない(どこへ、何の為に捕獲されたのかは描かれなかった)。プレデリアンの敵たるザ・クリーナーに対しては率先して攻撃を仕掛けて負傷させ、不意打ちながらもプラズマ・キャノンの片方を破壊し、フェイス・マスクの照準装置を損傷させてプラズマ・キャノンそのものを使用不能にする戦果を挙げた(このため、クリーナーは残った片方のキャノンをハンドガン型へ変形して対応した)。この他にも、プレデター掃討に派遣されたコロラド州軍第89中隊に奇襲をしかけ殲滅している。
プレデリアン元々はダークホースコミックスにおいてイラストが描かれたのが初出[13]のプレデターに寄生したエイリアンの成体[14]。その後各種コミック作品・PCゲーム『Alien vs Predator』シリーズのみの存在に留まっていたが映画『エイリアンVSプレデター』『AVP2 エイリアンズVS.プレデター』で登場[注釈 23]。以下はあくまで映画AVP2のプレデリアンの個体の記述である。スカー・プレデターに寄生して成長し、プレデターのDNAを取り込んだ混合体である。身長213cm。割合は、エイリアンが85%に対し、プレデターが15%とされる。過去にもプレデターが通過儀礼として行うエイリアンとの戦闘においてしばしば発生しており、その際には「クリーナー(掃除屋)」と呼ばれる専門のプレデターが退治に赴く。外見としては、姿形はバトルエイリアンに頭部のドレッドのような触手や4本の外顎などプレデターの特徴を組み込んだ姿をしており、また頭部や背中にはエイリアン・クイーンやビッグチャップの意匠も見受けられ、頭部のドレッドは、第3作で登場したドッグチェストバスターの尾を流用した物である。鳴き声はプレデターとクイーンのそれを組み合わせたものである。地球人類を宿主とした他のエイリアン・ウォーリアーよりも身長や体格も大きく、従来のエイリアンのように甲殻質の細身な体型ではなく、外骨格の上から筋肉のような筋に全身を覆われており、歩行の際は四足歩行は行わず基本的に直立姿勢の二足歩行である。力も他のエイリアン・ウォーリアーより強く、アスファルトを粉砕し、人間を片手一本で殺害し、プレデターを一撃で弾き飛ばす程である。また尾の先端の形状がウォーリアーと異なり、エイリアン・ウォーリアーのそれが鎌状に湾曲しているのに対し、こちらは槍状で巨大な棘の様な形となっている。皮膚の色も黒ではなく、プレデター同様に白く、またプレデターのスキャン視覚に対してもエイリアンではなくプレデターに近い反応を示す。更に相手を威嚇する際にはプレデター同様に両手を左右に開く癖がある。性格はエイリアン・ウォーリアーよりも残忍であるとされ、味方のウォーリアーを殴りつける、クリーナーの挑戦に応じて闘うなど好戦的である。クリーナーを度々出し抜き不意打ちする、病院内の赤ん坊を見て人間の生殖を理解するなど、知能も高い。外見だけでなく、プレデターの性質や能力も一部取り込んでいる。[注釈 24]その証拠に終盤では武器がリスト・ブレイドのみになったクリーナーがマスクを外すまで、一切攻撃せずに待つなどの行動が見られる。本作のプレデリアンについて最大の特徴は、単独での生殖活動が出来る事である。プレデリアンは、クイーン・エイリアンのように卵を産み付けるフェイスハガーを生産するエッグを生まなくても、口移しで宿主の体内に卵を産み付け、短期間で大量のチェストバスターを誕生させることが出来る。人間の妊婦の体内に卵を産み付けられると宿している胎児にエイリアンの遺伝子が組み込まれ、それがチェストバスターへ変換される[注釈 25]
プロトモーフ『エイリアン・コヴェナント』で登場した種類。アンドロイドのデヴィッドがネオモーフやエンジニア達の身体を使い、様々な実験を繰り返した結果誕生したゼノモーフ(エイリアン)。エイリアンエッグから飛び出したフェイスハガーが人体に寄生体を植えつける事で誕生し、成体もほぼゼノモーフそのもの。細部はかなり異なるが、体は皮膚を取り除いた人体標本の様である。チェストバスターはゼノモーフと異なり成体とほぼ同じ姿である。作中ではドッグ・エイリアンと同様に、獲物を捕食する描写がある。幼体の頃は誕生を喜ぶデヴィッドの両手を平行に上げる仕草を真似する等、なついている様子を見せたが、カーゴ船で脱出する一行を襲撃する際にデヴィッドの存在を意に介さない、進行を妨害された際に腹いせに監視カメラを破壊する等、ネオモーフよりも狂暴かつ冷酷な面が見られる。
クローン・リプリー

エイリアンの同種とみなし記述する。
リプリー1-7
『エイリアン4』までに登場し、その最後で自決した
エレン・リプリーDNAクローン。『3』から200年後の2470年、軍の実験宇宙船「オーリガ」でフューリーに残っていた血液から再生された。これは『4』でリプリーに宿ったエイリアン・クイーンを再生して軍事に利用することを目的としたものであったが、リプリーのDNAがエイリアンのそれと融合してクローン再生が失敗に終わった結果、リプリーの人間としての身体にエイリアン・クイーンの腕が生えた、異形の姿になっている。リプリー8とは違い、血液は酸性ではない。生命維持装置を装着されて身動きをできなくなっているため、最後はリプリー8に自らを殺すよう懇願し、彼女によって火炎放射器で焼き殺された。
リプリー8
リプリー1-7での失敗点を改善して作られたクローン。リプリー1-7とは違い、リプリーそのままの形で再生されたが、彼女のDNAがエイリアンのそれと融合していたため、リプリー8は血液がエイリアンのそれと同様に強酸性であり、常人以上の怪力や鋭敏な感覚など各種能力を持っているうえ、銃器類も扱える。エイリアンのことは本能的に敵と見なし、躊躇なく殺してはいるが、自らより前に作られたクローンのリプリー1-7やニューボーンなどについては同族と見ており、悲痛な表情を浮かべつつ、断腸の思いで殺害している。
プロメテウスに登場した生物

便宜上ここに記述する。ただしこれらの生物がエイリアンの試作型なのか、過渡期にあたる存在なのか、完全に異なる種なのか、『プロメテウス』が公開された2012年時点では関係性は一切不明。
ハンマーピード『プロメテウス』に登場した小型の軟体生物。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:86 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef