エイリアン_(架空の生物)
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シリーズを通して何度も登場しているが、一度も地球人を殺したことはなく[注釈 19]、直接倒した敵は『AVP』のスカー・プレデターのみである。
プレトリアン
名前は「ローマ皇帝の親衛隊」の意。その名の通り、エイリアンコロニーの次期女王候補となったメス型エイリアン。エイリアン・ウォーリアーなどと比べると大きく、非常に高い身体能力を持ち、耐久能力や攻撃力もウォーリアーよりはるかに高い。クイーンに似ており、同じくエイリアン・ウォーリアーを統率する能力を持っているが、若干小柄である。クイーンが死亡した時点で、その中での最強のプレトリアンが成長し、新しいクイーンとなる。映画には『エイリアン4』に1シーンのみ登場し、チェストバスターからプレトリアンを経てクイーンと成長する。
ドッグ(バンビ)・エイリアン『3』で登場した個体。犬(完全版では牛)に寄生して誕生したことからこう呼ばれる。宿主が四足獣だったため、趾行性の後脚を持ち、四足歩行で素早く移動する。背中にはパイプ状の突起がない。天井を逆さまに走り、垂直の壁にへばり付いてそのまま素早く駆ける事も出来る。溶鉱炉に沈められて全身を溶けた鉛で覆われても死なないなど、非常に高い耐久力を持つ。肉食で、獲物を捕食する描写がある。劇中では特殊素材セラモカーバイド製の扉を変形させており、力も強い。スラコ号の脱出艇に潜んでいたフェイスハガーに寄生された犬から誕生。武器を持たない囚人達を次々と虐殺したが、前述の溶鉱炉で鉛を浴びせられた後にスプリンクラーから水をかけられ、急激な温度差による熱疲労で全身が破裂し、死亡した。
ニュー・ウォーリアー『4』で登場した種類。元から人間のリプリーの遺伝子が組み込まれたクローンのエイリアン・クイーンから生まれたフェイスハガーが、実験体である人間に寄生して生まれたものであり、他のエイリアンと比べて人間の遺伝子をより多く含んでいる。初めて水中を泳ぐ姿を見せたエイリアンでもあり「アクア・エイリアン」とも呼ばれる。施設の構造や仕組みを学習し利用したり、自身の身体的特徴や獲物の性質を活用して罠を仕掛けるなど、シリーズに登場するエイリアン・ウォーリアーの中でも特に知能が高い。劇中での具体的な描写として、躾用の冷凍ガスのメカニズムを学習し利用する、銃を餌にエルジンを誘き寄せて殺害する、さらにその死体を囮にベティ号クルーを誘き寄せる、通路一帯を水没させその水面にエイリアンエッグを設置し、息継ぎの為に顔を出したところをフェイスハガーに襲わせる、獲物以外の目的でリプリーを連れ去る、などが見られた。これらの知能の高さは人間の知能を引き継いだためともされており、ノベライズ版では人間の言語を理解している描写もある。同族を殺しその出血で檻を破る、口から酸性の体液を敵に吐きかけるなど、自身の酸を利用する戦法を見せた。口から吐く酸は血液に比べて酸性度が低いようで、これを浴びたクリスティーの顔は焼け爛れたのみで、溶解には至らなかった。エイリアンクイーンの産卵方法が卵生から胎生にかわったため、「チェスト・バスターの宿主となる人間の捕獲」から解放された。従来のエイリアンよりも生物的な意匠が組み込まれており、背中の突起が4本、後脚が趾行性、ヒレや水かきがある、などの違いがある。劇中では体色が黒く見えるが、実際の撮影で使用されたプロップの体色は茶色。
ニューボーン『4』で登場した個体。名称は「新生児」の意味であるが、新種という意味も匂わせている。体格はこれまでのエイリアンと比べてかなり大きいものの、「5本指」「眼球とまぶたがある」「口内にはインナーマウスがなく、代わりに舌が付いている」「乳白色の柔軟な外皮を持つ」「血液が酸性ではなく、色が赤色」「尾がない」など、その外見は人間に近いうえ、胸部には乳房らしきものもあるなど、これまでのエイリアンとは大きく異なる。ただし、エイリアン・クイーンから誕生した直後には繭にされていたゲディマンの頭部に噛り付き、彼の脳を貪り食うシーンがあるため、食性は変わっていないことがうかがえる。リプリーから受け継いだ人間のDNAによる影響で胎生となったクイーンから誕生するが、自身は生みの親であるクイーンを母と認識せず、遺伝上は祖母に当たるリプリー8を母と慕って穏やかな表情を浮かべたり、クイーンを殺害する際に殺意を込めた表情をするなど、感情表現は豊かである。力はニュー・ウォーリアーはおろかクイーンをも凌駕しており、腕の一振りでクイーンを殺害し、ベティ船内では片手でディステファノの頭部を握り潰している。生命力も強く、最終的に死亡したとはいえ、終盤でベティ号の窓から吸い出される時は、左腕や腸を吸い出されても生きていた。最後は、リプリー8以外の人間に対して、無差別に殺害しようと行動するニューボーンの凶暴性を危険視したリプリー8が処分を決意し、自分の強酸性の血液を用いてベティ船内の窓に小さな穴を開けたことで、そこから真空の宇宙へ体組織を一片残らず吸い出されバラバラになり死亡する。この際リプリー8は涙ぐみながら「許して…。」と謝罪し、吸い出されるニューボーンも一瞬だけ悲鳴が止まっている。
バトル・エイリアン『AVP』で登場した種類。劇中にてプレデターと戦う事からこう呼ばれる。儀式のためにプレデターによって品種改良された種であり、寄生から誕生までのスピードが非常に速く、鉤爪や尻尾などがより攻撃的になり武器を持ったプレデターとも互角以上に戦えるよう戦闘に特化している。ドッグ・エイリアンと同じく移動する際は四つん這いで行動しており、天井や垂直な壁を床と同じように走る事が出来る。知能も高く、ニュー・ウォーリアー同様に酸を戦闘に利用していた。スーツは『4』のニュー・ウォーリアーをベースに造形されているが、体色は黒く、背中のパイプ状の突起は5本[注釈 20]、後脚が趾行性から人間と同じ蹠行性に戻っている。また劇中ではヴァーヘイデンやレックスから「醜い化け物」と呼ばれるなど、プレデターシリーズでダッチとハリガンが用いたセリフで蔑まれている。
グリッドエイリアン(アルファエイリアン)バトル・エイリアンの中で、プレデターのネットランチャーによる攻撃で頭部と両肩にグリッド(網目)状の傷を負った個体[注釈 21]。ノベライズ版によれば最初に生まれた個体であり、他の物に比べ体格も大きく知能も高く、他のエイリアン達のリーダー格として立ち回る。劇中ではチョッパー・プレデターを不意打ちで殺害した後、ケルティック・プレデターと激しい肉弾戦の末に勝利。この際、尾を切断された上、プレデターのタックル(石柱がへし折られるほどの威力)をまともに受け、さらにジャイアントスイングで何度も壁や柱に頭をぶつけたのちに投げ飛ばされても平然と立ち上がって酸性の体液で反撃するなど、ニュー・ウォーリアー以上に高い耐久性を備えている。神殿を脱出しようとするレックスとスカーに迫るが、僅差で間に合わず、ガントレットの爆発により他のバトル・エイリアンもろとも死亡した。作中で詰めの甘さがある未成年プレデターとはいえ、チョッパー、ケルティックの計2体を続けて殺害した個体である他、不意打ちでチョッパーを尻尾の槍で刺した後、持ち上げて嘲笑うかのように睨んだ直後にインナーマウスで殺害、次にネットランチャーで自身を捕縛したケルティックがセレモニアル・ダガーでいつでも止めが刺せると慢心した隙に体液で特殊ネットを溶かした直後に油断したケルティックをインナーマウスで殺害後、勝利の雄叫びを上げるなどの行動で感情表現を豊かにしている。また自身を捕縛する前のケルティックの行動を伺いながら奇襲、プラズマキャノンを手に入れたスカーの狙撃に対してはプラズマ弾をすぐさま回避して、自身は身を隠しながら戦況を見守るなどクイーンを除いたエイリアンの中では他のウォーリアーとは一線を画す狡猾な知将にして最強のナンバー2として描かれている。
『AVP2』に登場するエイリアン・ウォーリアー『2』で登場したエイリアン・ウォーリアーの頭部をバトル・エイリアンに組み合わせた姿をしている[注釈 22]。性質もそれまでのエイリアンとほぼ同じで、獲物を繭にしたり、食事をするシーンなどがある(この時の描写ではインナーマウスを使用していた)。プレデターの宇宙船の墜落で解き放たれたフェイスハガーの群れにより誕生。プレデリアンをリーダーとして、ガニソンの街を暗躍した。このウォーリアー群に関してはプレデター・ザ・クリーナーによって掃討されている。デザインの変更は監督のストラウス兄弟の指示によるもの。頭部は第2作のプロップを元に製作されているため、フードが存在しない。鳴き声もエイリアン2の「クジャク・ゾウ音」が使用されている。

ヌーヴェル・ウォーリアー

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