エイリアン_(映画)
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

その直後に成体となったエイリアンに襲われ連れ去られる[注 4]。ディレクターズ・カット版ではダラスと同様に繭にされた姿で発見されるが、もはや原形をとどめておらず、既にエイリアン・エッグになり始めていた。最期はダラスと共に火炎放射器で焼かれた。
ギルバート・ケイン(Gilbert Kane)
役:ジョン・ハート副長、一等航海士。船外活動でエイリアン・エッグに近づき、フェイスハガーに寄生される。最期はチェストバスターにより胸部を食い破られ、エイリアンの最初の犠牲者となる。遺体は宇宙葬にされた。
アッシュ(英語版)(Ash)
役:イアン・ホルム科学主任、地球への復路に出発する2日前に急遽前任者と交替した。フェイスハガーの分析を行ったほか、エイリアンを発見するための動体探知機(モーション・トラッカー)を作製したが、エイリアンへの対応は常に後手に回り、乗組員たちが命を落とす結果となる。物語終盤でウェイランド・ユタニ社の意を受けたアンドロイドである事が判明、会社の真の目的を知ったリプリーを殺害しようとするも駆けつけたパーカーによって破壊される。修復後に受けた尋問でエイリアンを「生存のため、良心や後悔に影響されることのない完璧な有機体」と称え、最期にリプリー達へ(生存の可能性がない事への)同情の言葉を放つと共に不気味な嘲笑を浮かべて完全に機能停止し、パーカーによって火炎放射器で焼却された。『2』によれば型式は「ハイパーダインシステムズ・120-A/2」。
デニス・パーカー(Dennis Parker)
役:ヤフェット・コットー機関長黒人。仕事の割に自分とブレットの給料やボーナスが少ないことに不満を抱いており、度々、ダラスやリプリーに対して給料の件で抗議する。相棒のブレットと共に、度々故障や損傷に見舞われたノストロモ号の修理に当たったほか、エイリアンを倒すために即席の火炎放射器を作製するなど、機械全般や兵器の取り扱いにも長ける。脱出の準備中にエイリアンと遭遇したが、ランバートとの距離が近かったために火炎放射器を使う事ができず、彼女を救うために飛びかかったものの、エイリアンの尻尾で叩きつけられた上にインナーマウスで頭部を貫かれて死亡した。
エイリアン
役:ボラージ・バデージョ(英語版)
設定
小惑星(LV-426)
銀河系の外縁部に位置する、
レチクル座ゼータ第2星系(Zeta II Reticuli)のガス状巨星を周遊する小惑星。遺棄された太古の異星人の宇宙船が残存していた。大気組成は窒素メタン、高濃度の炭酸ガスなどが主成分。気温は零下。劇中では単に小惑星と呼ばれ、LV-426の名称で呼ばれるのは『2』から。ディレクターズ・カットの追加シーンでは約1,200km[注 5]自転周期は約2時間。重力0.86Gとされている。なお「ζ2 Reticuli」は実在しており、レチクル座内で最も地球に近い(39光年)星である。
スペースジョッキー(Space Jockey)
小惑星で発見された異星人の死骸。身長約4.9m、体重約272kg[5]。象のような鼻をもち、伸びた先端は胸骨と一体化するかのように埋没している。操縦席らしきものに着座したまま石化していた。腹部から何かが飛び出したような形跡がある。彼らの宇宙船には大量のエイリアンの卵が積載されていた。その正体については『プロメテウス』および『エイリアン: コヴェナント』で描写されている。
ノストロモ号(USCSS Nostromo)
ウェイラン・ユタニ社の所有する宇宙貨物船。本体部分とそれに曳航される全長1.5qの巨大な4本の塔状の鉱石精製施設から構成される。資源惑星「セダス(Thedus)」で採掘された2,000万トンの鉱物を積載していた。アラン・ディーン・フォスターによる公式ノベライズでは積載貨物は石油であるとされている。エネルギー資源としては太陽エネルギーや核融合などで代替可能だが、プラスチックの原料として石油が必要であるからと説明されている。作品の舞台となるのは本体部分で、精製施設の内部は登場しない。メインフレームAI「マザー(形式名は「MU-TH-R 6000 182モデル」、記憶容量は2.1TB[5])」によって制御・管理され、最小限の人員での運航が可能となっており、乗組員の休眠中には自動操縦も行う。右舷下部に脱出艇「ナルキッソス」が搭載されている。また、左舷下部には2号艇の「サルマキス」も搭載されているが劇中では未登場[6][注 6]。最後はエイリアンの脅威から逃れるためリプリーらの判断で自爆させられた。『2』では自爆による損害は4,200万ドルと算定されている(鉱石の価値を除く)。形式名はロックマート社製CM-88BバイソンM級宇宙貨物船[注 7]、登録番号は180924609、全長334m、全幅215m、全高98m、総重量2億t。2101年に星間クルーザーとして建造され、2116年に商用牽引船(Commercial Towing Vehicle)に改装された[6][注 8]。スペック自体はデザイン草案の段階からロン・コッブが練り上げデザイン画に書き込んでいる[7]。船名はイギリス小説家ジョゼフ・コンラッドの小説『ノストローモ』に由来する[8][注 9]。自爆装置は核融合炉の冷却剤濃度を減少させ、臨界をもたらして爆破させる仕組み[6]。時限自爆装置が稼動すると「マザー」が「この船はTマイナスX分以内に破壊される」と自爆までの時間を読み上げるが、これは間違いである。「T」は通常、ロケットの打ち上げ等イベントの時刻を表し、それ以前の時刻を「TマイナスX分(秒)」で表すので、「TマイナスX分以内に破壊される」では意味を成さない。『2』では「X分以内に」となっている。
ナルキッソス
ノストロモ号の右舷下部ドックに搭載されている脱出用シャトル。定員は3名。普段はダラスが一人で音楽を聴くための休憩スペースとして利用されていた。形式名はロックマート社製スターキャブ級軽イントラシステム・シャトル。ナルキッソスは発進後に前進ではなく逆噴射をかけることでノストロモ号から分離した。
次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:217 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef