エイベックス
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企業理念は『Really! Mad+Pure』
概要

1988年4月11日創立。松浦勝人や鈴木一成(初代代表取締役社長)[3][4]ほか2名が役員を務めるエイベックス・ディーディー株式会社として輸入レコードの卸販売業として会社設立。1989年より顧問だった依田巽(よだ たつみ)を経営者として迎え入れ、自社のメインレーベル「avex trax」を設立し、ディスコブームの中、「ジュリアナ東京」や「マハラジャ」のコンピレーションアルバム、「SUPER EUROBEAT」、「SUPER DANCE FREAK」シリーズをリリース、また小室哲哉とともにダンスと歌を融合させた音楽を1990年代に急成長させた。

1998年にエイベックス株式会社に商号変更し、1999年に東証一部へ上場1990年代後半から2000年代前半にかけては、マネジメント事務所・株式会社ホワイトアトラス(後の株式会社アクシヴ、現・エイベックス・マネジメント株式会社)を立ち上げた上で、TRFglobe安室奈美恵Every Little Thingが基礎を造り浜崎あゆみを主力とし、レコード業界での一大勢力を築き上げた。

2002年、日本初のコピーコントロールCD(Copy Control CD/CCCD)を発売するも不評だったため、2004年9月CCCD運用弾力化を発表(レンタル版は2007年までは引き続きCCCDであったが現在は販売版と同様にCDDAでリリースされている。アニメのレーベルであるavex modeにおいても、一時期、権利者側の意向で販売用にCCCDを採用されていた。また、avex-CLASSICSでは原則SACD/CCCDハイブリッド仕様でのリリースにより、表向きの批判をかわしている)。

2003年から会長兼社長の依田は、同年日本レコード協会(RIAJ)会長に就任。かつては山水電気の取締役を務めるなど音楽関連の経営畑の仕事を続けてきたため、業界、政界や海外への強い影響力を持っていると言われた。しかしながら、創業者である松浦や他の役員との経営方針の対立が深刻化、松浦が退社したことで、浜崎あゆみを筆頭とする所属アーティストが移籍の動きを見せ、株価に影響を与えた[注釈 2]。それを受け2004年8月3日に依田は会長兼社長を辞任、名誉会長となり、同日RIAJの会長も辞任した。これにより、松浦はエイベックスに復帰を果たした。

2004年、エイベックス・グループ・ホールディングス株式会社に商号変更し、持株会社体制へと移行。

2000年代中期より「ミュゥモ」「BeeTV」「UULA」、そして後に続く「dTV」など、レコード事業に限らず会員制の有料音楽配信・映像配信などのプラットフォーム事業を展開し、事業の多角化を行っていく。

エイベックス株式会社が出資しているディスクメーカーメモリーテックは、HD DVDプロモーショングループの幹事会員であるため、次世代光ビデオディスクはHD DVDのみを販売するという観測があった。しかし2007年10月、Blu-ray DiscHD DVD双方に参入することを発表した。ただし、現在はどちらの陣営にも参加していない。なお次世代光ビデオディスクの第1弾として、2008年1月1日に大塚愛の「LOVE IS BORN 4th Anniversary 2007」のライブDVDが発売された[5]

三和銀行UFJ銀行→三菱東京UFJ銀行の流れで三菱UFJ銀行をメインバンクとしている。また、住友グループとも関係が深く、設立の時に住友銀行(現・三井住友銀行)から追加融資を受けていた。さらに、1990年代には住友グループのメンバー企業の日本電気もエイベックスの少数株を保有していた。

上場以来、毎年株主総会後に同社所属アーティストによるシークレットライブが東京国際フォーラムさいたまスーパーアリーナなどの大型会場で開催されていた。そのため、ソニー等を抑えて日本一多くの株主が出席する株主総会となっていた。しかし、2010年の総会を最後にシークレットライブは開催されなくなった。

2015年、エイベックス・デジタル株式会社と株式会社サイバーエージェントによるAWA株式会社によって、サブスクリプション型音楽配信「AWA」を開始。また、LINE、ソニー・ミュージックエンタテインメント、ユニバーサル ミュージックと「LINE MUSIC」もスタートするなど、プラットフォーム事業を展開。

2017年11月、エイベックス株式会社に商号変更すると共に、4代目ロゴを制定した[6][7]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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