ウルトロン13は刑務所から脱出すると「ジ・アルティメット・ウルトロン」ことウルトロン14(Ultron-14)へとアップグレードし、ウェスト・コースト・アベンジャーズのモッキンバード(英語版)を捕らえ、彼女の人格を使って新しいロボティック・メイトのAlkhemaを作る。Alkhemaはウルトロンを助けるが、2人はビジョンの策略により宇宙空間へと捨てられる[22]。その後Alkhemaと共に再登場し、2人は火山の下に爆弾を設置して「火山の冬」を引き起こそうとする。ウェスト・コースト・アベンジャーズは再度2人を食い止め、そしてAlkhemaは反発してウルトロンのもとから去る[23]。また別のウルトロンであるウルトロン15(Ultron-15)がビジョンによって発見されるが、彼は人間の感情に「感染」しており、アルコール依存症に似た症状を引き起こしていた。このウルトロンとジョカスタは休養を取り、ビジョンと共にしばらく世界を旅することとなった[24]。
ウルトロン17(Ultron-17)はカメオ登場した後[25]、ウルトロン16(Ultron-16)と協力してスロレニア州(架空の州)の人々を虐殺しようとするが、アベンジャーズによって阻止される[26][27]。 アベンジャーズはウルトロンが作った全てのロボット(ビジョン、ジョカスタ、Alkhema)には無意識にウルトロンを再創造させる秘密のプログラムが仕込まれていることに気づいた。Alkhemaによって再構築されたウルトロン18(Ultron-18)であったが、そのボディはアダマンチウムではなく鋼であり、ホークアイの放ったバイブラニウムの矢で倒された。ウルトロンの頭部はアンティゴネ(Antigone)という少女シンセロイドによって回収された[28]。 アイアンマンは自身の古いアーマーとウルトロン18の頭部を組み合わせたウルトロンに遭遇する。このウルトロンはアイアンマンとジョカスタにより倒された[29]。別のウルトロン(恐らくウルトロン13)はアベンジャーズのスパイとして使うためにサイボーグのビクター・マンチャ
2000年代
マイティ・アベンジャーズの結成直後の戦闘の際、ウルトロンはトニー・スタークごとアイアンマンのアーマーを奪い、ワスプに酷似した姿に変容し、スタークのテクノロジーを制御下においた。ウルトロンはセントリーの妻に手を出すとセントリーによって頭部を攻撃され、さらにハンク・ピム(後にスクラルのクリティ・ノルの擬態と判明)のウイルスを使ったアレス(英語版)によって倒された。トニー・スタークは無事元に戻ったが、ピムのコンピュータにウルトロンの画像が一瞬映るのであった[32]。
しかしながらウルトロンは消滅せず、ボディから離れた彼の意識は宇宙の深部をさまよっていた。彼は電波とエネルギーとして宇宙を漂い続けた末、テクナーキーとの交信を試みていたファランクス(英語版)の集団に受信された。新たな身体を手に入れたウルトロンはファランクスの指導者となり、アナイアレーション: コンクエスト(英語版)を開始してクリーへと侵攻した。ウルトロンはアダム・ウォーロック(英語版)の身体を手に入れることで「真のテクノ有機体の完成」を目指したが、テクナーキーのウォーロック(英語版)によって手放すことを余儀なくされ、その後レイス(英語版)とクエーサー(英語版)との戦闘で破壊された[33]。 再び『マイティ・アベンジャーズ』誌でウルトロンはジョカスタとインフィニット・アベンジャーズ・マンション内に潜入する。彼はウルトロン・ピムを名乗り、父を殺害して入れ替わって世界征服のためにインフィニット・マンションを使おうとした[34]。結局ピムはウルトロンがジョカスタと結婚することを許す代わりに彼を超空間に追放するという妥協案を提示する。ウルトロンは合意するが、いつの日かすべての支配者になると警告する[35]。 またその後、頭脳派スーパーヴィラン集団のインテリジェンシア
2010年代
「エイジ・オブ・ウルトロン」のストーリーライン中、ウルトロンは帰還して世界征服を開始し、各地をウルトロン・センチネルが徘徊して逃亡者を追いかけていた[37]。