ウルトラマン
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

映画『新世紀ウルトラマン伝説』によると、全ウルトラマンの光線技の原点とされ、すべてのウルトラマンがその構えをしている[注釈 16]

エフェクトは光線を描く人物が変わっても、同じに見えるようなシンプルなものにするために、光のラインが流れるようなものが考案された[25]

スーツアクターの古谷敏によるスペシウム光線のポーズは左手の甲から指が下向きの弧を描いているが、これは古谷自身の日本舞踊の経験が活かされているという[17][18]。ポーズは力道山の空手チョップを参考にしており、右手を手刀にして縦にしたものだが、そのままでは合成した際にぶれてしまうことから右手は反らずに少し力を抜いて、左手を添えて腕を十字に組んだものとなった[18]

第19話は円谷英二が撮影に参加しており、一部演出を円谷が担当したことから、合成予算もあって、設定を無視して3連発で放っている[30][31]


スペシウム光線のポーズをとる古谷敏(2019年ルイビルで開催されたギャラクシーコン(英語版)にて)

スペシウム光線のフォーム

八つ裂き光輪(ウルトラスラッシュ[29][26][27]
スペシウムエネルギーを円盤ノコギリ状に丸めた光のカッターで[出典 3]、外周にのこぎり状態の突起がある。相手の体を切断するために使う。まず両手を胸の前に水平に構えた後、挙げた右手を振り下ろして投げる。第16話でバルタン星人(2代目)に対して初使用。空中で2つに分離してレッドキング(2代目)を3つに切り裂くシーンもある。投げ返されたり、バリアーに防がれるなど、通用しないことも多い。『ウルトラマン80』では第45話で80がバルタン星人(6代目)を倒した八つ裂き光輪は初代ウルトラマンから教わったと言及されている[注釈 17]。『ウルトラマンメビウス』以降の作品へのゲスト出演時にもたびたび使用され、その際には高速追尾機能を追加したり、左手に発生させて直接斬りつけて頑丈なキングジョーブラックの腕を切断したり、ゴーグファイヤーゴルザの破壊光線を跳ね返したりと、特殊な使用例を見せる。

脚本では「ウルトラ・スラッシュ」という名称であった[33]

ウルトラアタック光線[出典 4]
両腕先に発生させた高熱エネルギーを左手に発生させた爆発光線を右腕に集中させて絡ませスプリング状の光線にして放ち、相手の全身をエネルギー波動で覆って動きを麻痺させ、凝固させた後念波を送り粉砕する技[35]。作中では第31話でスペシウム光線の効かないケロニアを倒すのが唯一の使用例である。資料によっては火に弱い敵に有効な熱線[34]、スペシウム光線にも勝る強力光線である[36]などの説明もあるが、シナリオによればリング状光線から相手の爆発まで一連の技である。『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』では同様にスペシウム光線が効かないアントラーを倒す際に使用。『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』でも使用、モルド・スペクターとの戦いで至近距離から二発発射する。『ウルトラマンギンガS』の前日談小説『マウンテンピーナッツ』では、再生能力でスペシウム光線と八つ裂き光輪に耐えたノスフェル(SD)を粉砕した。

脚本では、ケロニアの胸に帯のような光芒が当たると金縛りになり、亀裂が次の瞬間に走り、砕け散るものとなっている[33]

透視光線[34][27](ウルトラ透視光線[10]
両目から放って透明な敵や円盤を可視化したり、壁の向こう側を見通す光線。バルタン星人(初代)の宇宙船や、透明化したダダを発見するために使う。
ウルトラアイスポット[出典 5](ウルトラ眼光[34]
両目から放つ光線。八つ裂き光輪も防ぐバルタン星人(2代目)の光波バリヤーを無効化する[34]
スラッシュ光線[26][27]
両掌を重ねて連続発射する矢尻状の光線[注釈 18]。第33話で使うが、メフィラス星人の光線に相殺される。
キャッチ・リング[34][27](金縛り光線[34][33][26]

次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:650 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef