ウルトラマン
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都心に現れたバルタン星人に対し、防衛基地の屋上に備え付けられたランチャーから新型核ミサイル「はげ鷹」[107]を2発発射するが、小爆発を起こしただけでほとんど効果がない[注釈 73]

自衛隊は第4・26・27・34・39話に登場する。第4話で海上自衛隊護衛艦[注釈 74]がイデ隊員の提案でラゴンに音楽を聞かせる。第26・27話で伊丹市に駐屯している陸上自衛隊のロケットランチャー・トレーラーがゴモラを攻撃する。また第27話では61式戦車やM4などの実在兵器の他に、9連装の装輪式自走ロケット砲とおぼしき架空兵器が登場する。第34話では科特隊が怪獣風船化作戦で浮かび上がらせたスカイドンを航空自衛隊F-86F戦闘機が誤って撃墜してしまった。航空自衛隊は第39話にも登場し、精鋭パイロットからなる戦闘機編隊がゼットン星人の円盤群迎撃のために出動して一部を撃墜するが、逆襲を受けて全滅する。同話では出撃シーンにはF-86Fが、戦闘シーンではF-104もしくはX-3に類似した形状の架空機[注釈 75]が登場する。

上記以外にも防衛組織が敵を攻撃する場面のある話は多く存在する(第3・9・17 - 19・21・23・31 - 33話)。だがそれらの多くでは、その組織が防衛隊、自衛隊、あるいは機動隊のいずれに属するのかについて触れられていない。第18話では『モスラ』(1961年、東宝)に登場した装軌式ミサイル車両にせウルトラマンを攻撃する。

この他の防衛組織としては、第22話に「国際宇宙開発軍」なる組織の名前が登場する[137]が、その詳細については特に言及されていない。また、第25話には「地球防衛委員会」という組織が登場する。こちらは国際的な組織のようであり、彗星ツイフォンからの放射線による水爆の自然爆発を防止すべく、世界中の核保有国に対して水爆の安全性強化を命令する。『ウルトラマンレオ』第25話「かぶと虫は宇宙の侵略者!」にも同名の組織が登場するが、関連性については特に触れられていない。
その他のメカ
ML-1
第4話に登場する輸送用の大型
ロケット木星開発用の原子爆弾「AB-Z-01」6個を宇宙ステーションへ輸送する任務に就いていたが、爆発事故(前述の原爆とは無関係)を起こし太平洋上へ墜落、この際に1発の原爆が爆発したことで周辺の島々に津波の被害を起こし、残りの原爆が周辺海域に散らばり4発は回収されたが最後の1発が不明(実は巨大化したラゴンに引っかかっていた)なまま作中につながる。またこの原爆には、1発でも関東地方全域を吹き飛ばす威力がある。

プロップは映画『地球防衛軍』に登場したマーカライト・ジャイロの流用。

小型ジェット噴射器[114]
第14話でガマクジラを空へ打ち上げるために使用し見事成功している。
オオトリ[138]
第16話に登場する人類初の有人金星探査ロケット。現実的なデザインの三段式大型宇宙ロケットで、三段目がそのまま宇宙船となる。高度15万キロメートル上空までマッハ6以上のスピードで短時間で打ち上げられる。全体的な形状はサターンVに類似している。また、船内には人工重力が働いている。開発者である宇宙開発研究所の毛利博士が自ら乗り込み、人類初の有人金星探査に向けて打ち上げられる。ムラマツ隊長の台詞によれば完成度は99%であり、第二段ロケットの発火装置の安全性に疑問があるため、科特隊が救助体制を取る。これは杞憂に終わり、無事金星への航路に乗るものの、地球侵略とウルトラマンへの復讐を狙うバルタン星人の襲撃を受け、毛利博士はバルタン星人に乗り移られる。
宇宙ロケット[139]
第18話に登場する有人の土星探検ロケット。レイアウトはアポロ宇宙船のものに近い。土星の有人探査を目的としていたが、出発してから一カ月後に東京上空に出現する。軌道を間違え木星の周りを漂流していた最中にザラブ星人に救助され、地球へと誘導されたものとされていたが、実際にはザラブ星人の策略であり、搭乗員もザラブ星人によって催眠をかけられていた。

脚本では、「スペース・ドラゴン号」と記述。

人間衛星
第23話に登場する某国の有人宇宙船で、地球に帰還した際の形状は円盤型であった。かつての宇宙開発競争時代に宇宙飛行士ジャミラを乗せて打ち上げられたが、事故によって遭難し行方不明となり、その存在は非難を恐れた某国によって隠蔽された。その後、宇宙を彷徨いある星に漂着。そこで怪獣化したジャミラの手で修理と透明化機能の付与などの改造が行われ、自らを見捨てた地球への復讐を目論むジャミラを乗せて地球へと帰還し、国際平和会議の開催を妨害する。また、同話では宇宙開発時代を示す物として、ジェミニ宇宙船とサターンVの静止画像が例示されている。
トータス号
第24話に登場する海底探検船。海洋研究所が保有する潜水艇で、強力な排水能力を有している。グビラに襲撃された海底センターの救援のために使用され、フジ隊員が溶解機によって焼き切った部位に排水ハッチを接続し、海底センター内部に取り残されたムラマツ隊長らを救出する。
ロケット弾[140]
第34話でもスカイドンを空へ返す際にフジ隊員の提案で使用されたが、スカイドンの体重が重すぎるあまり打ち上げることができなかった。
オートジャイロ[140]
第34話でスカイドンを空へ返すためイデ隊員が使用を提案。スカイドンを持ち上げ空へ上げることに成功したものの、無重力空間でプロペラの推進力が弱まったせいで落下、失敗に終わる。
月ロケット
第35話に登場する無人ロケット。月ロケットセンターが開発した日本初の月探査ロケットで、1号機と2号機が存在する。1号機には「EP-1」、2号機には「EP-2」とマーキングされている。1号機は月へと打ち上げられたが、途中でシーボーズに抱きつかれ、地球へと落下する。2号機はシーボーズを抱きつかせ、怪獣墓場へ送り返すために使用されるが、一度目は失敗。その後、赤と銀で塗装された「ウルトラマンロケット」へと修理・改造され(脚本ではウルトラマンに似せたぬいぐるみをかぶせた)[141]、無事シーボーズを怪獣墓場へと送り返す。


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