『大怪獣バトル』以降の作品では、時空を超えた混乱期であるギャラクシークライシスが発生したことにより、M78ワールドと平成ウルトラマンシリーズなど別の世界観を持つ作品との共演も可能となっている。『ウルトラマンゼロ THE MOVIE』より、無数の宇宙が超空間の水泡状に存在している「マルチバース」の設定を明確化した。 スタッフのお遊びとしてではあるが、共通する単語や人物などが登場している。
『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』シリーズ
ZAP SPACYのスペースペンドラゴンに、『ティガ』と『ダイナ』世界のネオマキシマオーバードライブが搭載されているなど。
『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』
『ダイナ』テレビシリーズのアスカ・シン=ウルトラマンダイナ本人が、『ティガ』と『ダイナ』の世界からウルトラの星にやってくる。
『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』
ウルトラマンゼロがいる別宇宙(アナザースペース)に、ウルトラマンノアが出現。
『ウルトラマンサーガ』
それぞれ別の世界からきたゼロ、ダイナ、ウルトラマンコスモスが共演。
作品世界の繋がりが示唆される作品
『ウルトラマン』と『ウルトラマンゼアス』
『ゼアス』1作目にウルトラマン地球来訪30周年の黄金の像が登場する。『ゼアス』2作目では、ウルトラマンシャドーの弱点はウルトラマン同様のカラータイマーであるという分析から、ゼットン砲が開発される。
『ウルトラマンティガ』&『ウルトラマンダイナ』と『ウルトラマンコスモス』
錦田小十郎景竜という人物が共通している。時代設定の上では『ウルトラマンティガ』は2007年、『ウルトラマンダイナ』は2017年であり、『ウルトラマンコスモス』はその中間に当たる2009年となっている。
『ウルトラセブン』と『ウルトラマンマックス』
メトロン星人本人が再登場する。もっとも後者の世界は、同作品の第1話で初めて怪獣(宇宙人含む)が現れたことになっているうえに、各回がオムニバス形式であり時折設定が切り替わることに留意する必要がある。
『コメットさん(第2期)』
『ウルトラマンタロウ』と『ウルトラマンレオ』以降の後日談に当たるエピソードが放映されているが、両作品およびウルトラシリーズとは無関係である。
『有言実行三姉妹シュシュトリアン』
東映作品であるものの、第40話「ウルトラマンに逢いたい」で共演(監督と脚本はどちらも円谷と東映両方に関わった佐伯孚治と武上純希)。怪獣おじさん(実はハヤタ)が登場している。
劇中劇としてウルトラシリーズが登場する作品の舞台
後述するように、ウルトラシリーズが劇中劇として登場することがある。こういった作品の舞台は、現実世界に近いものになっているとともに、そういった舞台が同一である可能性も示唆している。
『ウルトラQ』と『ウルトラマンマックス』
第29話「怪獣は何故現れるのか」において、ウルトラQ撮影時に遭遇した怪獣(ゲロンガ)がウルトラマンマックスと戦う(「ゲロンガ」自体はウルトラQの未制作脚本に登場している)。ウルトラQの作品をメタ視しており、最後は万城目 淳役の佐原健二(役名:佐橋健二)・戸川 一平役の西條康彦(役名:西郷保彦)・江戸川 由利子役の桜井浩子が再会する。