ウルトラシリーズ
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『列伝』から『ゼロ THE CHRONICLE』まで[注 28][注 29]

ウルトラシリーズとバンダイグループ (現: バンダイナムコグループ)の商品ビジネス「バンダイナムコグループ」も参照

ウルトラシリーズの関連商品は、大半がバンダイから発売されているが、実は第一期シリーズ当初は、商品化権を獲得しておらず、実際に商品化権を取ったのは、第二期シリーズのころである。第三期シリーズの前年の1978年にポピー(現:バンダイ・ボーイズトイ事業部)がブルマァクの倒産でウルトラシリーズの関連商品の発売元を失った円谷プロならびに大手出版社・小学館と手を組んでからで、以後小学館の『てれびくん』などの雑誌の人気作品の再録再評価、怪獣ソフビのウルトラ怪獣シリーズを中心とした関連商品、TBS系列でのウルトラシリーズの再放送などでブームが盛り上がった。これは、『宇宙戦艦ヤマト』ブーム影響から生まれたのである。一説では、バンダイ的には超合金ブームと怪獣ブームのブームの合体のために作られたものである。

その後バンダイはテレビ・映画などのメディアでウルトラシリーズの新作制作を後押し続け、バンダイ・ボーイズトイ事業部で玩具などの関連商品を発売し、子会社のバンダイナムコフィルムワークス(旧:バンダイビジュアルバンダイナムコアーツ)がシリーズ各作品のビデオ・DVDの商品化を開始し、もう一つの子会社である玩具デザイン会社のプレックスによってティガ以降現在までの作品の防衛チームのライドメカ、基地、隊員服、なりきり玩具などをデザインし、また、もう一つの子会社である玩具デザイン会社のバンダイナムコエンターテインメント(旧:バンダイナムコゲームス)と共にデータカードダスの『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』中心のゲームを出したり、BANDAI SPIRITS(旧:バンプレスト)からプライズモノを出したり、1989年からは毎年「ウルトラマンフェスティバル」(略称・「ウルフェス」)を開催している。

2008年1月21日、バンダイは円谷プロの当時の親会社であったティー・ワイ・オーより円谷プロの33.4%の株式を取得し、ウルトラシリーズを初めとした円谷プロ作品の独占的商品化権を獲得した[20]
ウルトラシリーズと小学館との関係

ウルトラシリーズの関連書籍は、現在では大半が小学館から発売されているが、同社が商品化権を獲得したのは第2期ウルトラシリーズが開始される前々年の1969年である。それ以降、小学館の学年別学習雑誌を中心とした雑誌や絵本、漫画、ライトノベル、研究本などの関連商品、TBS系列でのウルトラシリーズの再放送などでブームが盛り上がった。

その後、小学館はゾフィーを長兄としたウルトラ兄弟の設定を築き上げ、ウルトラシリーズの新作や『ミラーマン』、『ファイヤーマン』、『ジャンボーグA』などのほかの円谷プロ作品を小学館の学習雑誌などの雑誌で連載。のちに、現在の本シリーズ主幹雑誌である「てれびくん」が1978年12月末発売の2月号にシリーズ各作品の掲載を開始し、以後1990年代の作品を除いて全作掲載され続けている。
映像ソフト化

1980年代にVHSとLDの映像ソフトによる商品展開が始まり、LDで『ウルトラQ』から『80』までの全作品とVHSテープで『ザ☆マン』を除く全作品が映像ソフト化され、劇場作品『ウルトラマンZOFFY ウルトラの戦士VS大怪獣軍団』以降の作品はリアルタイム時の映像ソフトのリリースが始まり、『G』ではオリジナルビデオ作品としての商品展開も行われた。

その後、DVDが台頭し、円谷プロの昭和作品をDVD化する「デジタルウルトラシリーズ」の一環として『セブン』、『ウルトラマン』、『ウルトラQ』、『帰マン』、『A』、『タロウ』、『レオ』、『ザ☆マン』の順で昭和ウルトラシリーズがDVD化された。1990年代作品の『ウルトラマンネオス』、『ウルトラマンゼアス』や平成3部作もDVD化し、2000年代作品の『コスモス』以降の作品はリアルタイムで発売された。2010年6月25日と9月24日に『80』のDVD-BOXが発売。『G』は、海外で英語音声のみのDVDが発売されていたが、国内でのリリースは成されていなかった。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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