劇場用映画とのメディアミックスが定着し、『マックス』を除いてテレビシリーズとリンクした映画が制作されている。また、『ウルトラマン』を除く昭和ウルトラマンシリーズと平成3部作は4クール作品だったが、本シリーズは5クールだったり3クールだったりなど放送期間は不統一である。また、ウルトラマンの戦い方や作風やドラマ、王道が従来の昭和ウルトラマンシリーズや平成3部作、海外作品群やアニメシリーズ、他の円谷特撮ヒーロー作品とは異なっている[11]。
毎日放送との「ウルトラシリーズ」は『コスモス』で終了となり、次作『ネクサス』は「新たなウルトラマン像を創造する」ことを主目的とした「ULTRA N PROJECT」の一環として制作され、以降はTBS系列の在名局・中部日本放送(CBC)が制作を担当し、放送時間も土曜18:00から土曜7:30に変更された。
「N PROJECT」終了後は、「原点回帰」をコンセプトとした『マックス』が放送され、制作は引き続きCBCが担当。スタッフの多くも『ネクサス』から引き継いでいる。
シリーズ40周年記念作品として制作された『メビウス』は、『マックス』で好評だった原点回帰を推し進めて昭和ウルトラマンシリーズからの世界観を引き継ぎ、昭和の歴代ウルトラマンや人気怪獣・宇宙人が登場している。しかし、同作品が放送された土曜17時台後半という時間帯は、当時はローカルセールス枠であり、スポンサードネット扱いでの放送も同時・遅れを問わず主要都市圏に限られたため、一部未放映の地域ができてしまう。テレビシリーズ終了後も、『メビウス』は様々なメディアミックス作品が制作された。
『ネクサス』『マックス』『メビウス』の3作品は、視聴率および玩具売上の商業面で苦戦を強いられた。
『メビウス』終了後、ウルトラシリーズは1クールや2クールの短期間や劇場版映画、オリジナルビデオ作品など断続的な制作にシフトすることとなる。その背景について、円谷プロダクション社長を務めた円谷英明は、『ネクサス』以降に名古屋地方局発となったことで首都圏では十分に宣伝されずに視聴率不振となり、スポンサー獲得も困難となって番組提供枠として売れなくなったことを最大の原因として挙げている[13]。
ウルトラギャラクシー大怪獣バトルシリーズ
ウルトラギャラクシー大怪獣バトル
2007年12月1日 - 2008年2月23日放送。全13話。
ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY
2008年12月20日 -2009年3月14日放送。全13話。
2作品とも初回放送は地上波ではなく、BS11での放送となった。後に2009年から2010年にかけてテレビ東京系でも放送され、以降のテレビシリーズも同系列にて放送されるようになった。
平成第3期ウルトラシリーズ / 令和ウルトラマン (ニュージェネレーションヒーローズ)
ウルトラマン列伝
2011年7月6日 - 2013年6月26日放送。全104話。
ウルトラゼロファイト(第1部)
2012年8月1日 - 9月19日放送。全8話。
ウルトラゼロファイト(第2部)
2012年12月12日 - 2013年3月27日放送。全15話。
新ウルトラマン列伝
2013年7月3日 - 2016年6月25日放送。全155話。
ウルトラマンギンガ
2013年7月10日 - 8月14日、11月20日 - 12月18日放送。全11話。
ウルトラマンギンガS
2014年7月15日 - 9月2日、11月4日 - 12月23日放送。全16話。
ウルトラファイトビクトリー
2015年3月31日 - 6月23日放送。全13話。
ウルトラマンX
2015年7月14日 - 12月22日放送。全22話。
ウルトラマンオーブ
2016年7月9日 - 12月24日放送。全25話。
ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA
2016年12月26日 - 2017年3月13日 Amazonプライム・ビデオ独占配信。全12話。
ウルトラマンゼロ THE CHRONICLE
2017年1月7日 - 6月24日放送。全25話。
ウルトラファイトオーブ
2017年4月15日 - 6月3日放送。全8話。
ウルトラマンジード