ロシア革命後は軍港が隣接するため閉鎖都市とされ、国内貨物を中心に取り扱っていたが、1991年に国際貿易港として開放後は年々外貿と内貿貨物の割合が逆転しつつある。
2016年の貨物取扱量は5,637千トンである。
貨物航路クレストヴァヤ山から湾口方向の風景。 ウラジオストク港コンテナターミナル
ウラジオストク港はアジア太平洋地域の重要な位置を占める。外貿取扱貨物はスラブ、ビレット、ロール鋼板、鋳鉄、スクラップ、コークス、硫黄、穀物等多岐にわたる。これらの仕向地は韓国、日本、中国、台湾、タイ、ベトナムなど、主にアジア太平洋地域の国々となる。 内貿貨物については主に、機械、穀物、建築材料、燃料、潤滑油となる。 内貿貨物の主な仕向地はペトロパブロフスク・カムチャツキー、マガダン、アナディリ、コルサコフなどでチュクチ自治管区の港にまで及ぶ。
自由港詳細は「en:Free port of Vladivostok」を参照
ロシア帝国によって建設、開港後は自由港として運営されていたが、日露戦争後の1909年に沿海州における日本からの影響を低下させるため自由港としての機能を停止した。また赤化後の閉鎖都市指定など商港として活用されていなかったが、2015年より沿海地方15都市に自由港制度が適用され、ザルビノやナホトカ、ウラジオストク国際空港などとともに指定を受けた。
対外関係
伏木富山港(日本国富山県)1992年8月26日に友好港締結を調印[3]。
アクセス
シベリア鉄道 ウラジオストク駅に隣接
脚注^ “ВМТП входит в состав Группы FESCO”. Новости. "Владивостокский морской торговый порт". 2012年3月11日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。12 апреля 2008閲覧。
^ 京都府. “ ⇒京都舞鶴港と韓国・ロシアを結ぶ直行フェリー輸送の開始”. 京都府. 2020年9月13日閲覧。
^ 『新聞に見る20世紀の富山 第3巻』(2000年11月26日、北日本新聞社発行)208頁。
関連項目
ロシアの査証政策
外部リンク
⇒ウラジオストク海上貿易港公式ウェブサイト
⇒FESCOグループ公式ウェブサイト