ウミガメ
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Eretmochelys imbricata タイマイ Hawksbill turtle


ヒメウミガメ属 Lepidochelys

Lepidochelys kempi ケンプヒメウミガメ Kemp's ridley turtle

Lepidochelys olivacea ヒメウミガメ Olive ridley turtle


ヒラタウミガメ属 Natator

Natator depressus ヒラタウミガメ Flatback turtle



オサガメ科 Dermochelyidae

メソダーモケリス属 Mesodernochelys

エオスファルギス属 Eosphargis

オサガメ属 Dermochelys

Dermochelys coriacea オサガメ Leatherback turtle


なお、アーケロン等を含む絶滅科であるプロトステガ科は分類が不確実であり、一部の研究では現生のウミガメと近縁とする一方で[5][6]、現生のウミガメとは遠縁であるとする説もある[7][8][9][10][11]。.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキスピーシーズにウミガメに関する情報があります。
人間との関係ウミガメの煮物(小笠原諸島の郷土料理)ウミガメの刺身(同)

ウミガメとの関わりは古くからみられ、日本の童話中にも浦島太郎の説話があるように馴染み深い生き物である[1]。人気怪獣のモデル(ガメラ)として映画などに利用されている。

奈良時代に中国から伝わった亀卜は、アカウミガメなどの甲羅を熱して生じる亀裂から判断する占いであり、平安時代にかけて宮中行事の時期や方角を決定する上で密接な関係を有していた[12]

日本における食用としてのウミガメの利用は、小笠原諸島におけるアオウミガメが最も有名である[1]1876年より日本領土となった小笠原諸島では、産業振興のためにアオウミガメ漁業が当時の農商務省により奨励された[13]。アオウミガメ漁業は現在も行われているが、漁獲量は当時に比べて種の保全を考えて上限がきめられている(養殖も試みられている)[14]。このほか九州から紀伊半島の太平洋側の地域や伊豆諸島ではアカウミガメが食用にされてきた[1]。また沖縄県でも伝統的にウミガメは食用にされてきた[1]八重山地方を中心に一定の漁獲割り当てがあり[15]、料理店で刺身や汁物、から揚げなどで提供されている。味のほうは良くもなく悪くもなく。

タンザニアでもかつては食用とされていた過去がある。今は禁止されている。

食用以外では、タイマイの甲の鱗板を加工した鼈甲は正倉院宝物などにもみられ宝飾用や工芸品の素材として珍重されている[1]。しかし、タイマイは現在著しく個体数が減少しており、学術研究など特別な場合を除いて、本種を輸出入することは禁止されている。
保護・繁殖

ウミガメは捕獲や生息環境の悪化などのために生息数が減少している。IUCN(国際自然保護連合)が作成した2006年度版レッドリストでは以下のように分類されている。括弧内は分類された年を表す。

絶滅寸前 (CR : Critically Endangered) 3種

タイマイ Eretmochelys imbricata (1996年)

ケンプヒメウミガメ Lepidochelys kempi (1996年)

オサガメ Dermochelys coriacea (2000年)


絶滅危機 (EN : Endangered) 3種

アカウミガメ Caretta caretta (1996年)

ヒメウミガメ(タイヘイヨウヒメウミガメ) Lepidochelys olivacea (1996年)

アオウミガメ Chelonia mydas (2004年)


情報不足 (DD : Data Deficient) 1種

ヒラタウミガメ Natator depressus (1996年)

ヒラタウミガメを除く全てのウミガメは、IUCNレッドリストにおいて絶滅危惧種に指定されている。特に、オサガメ、タイマイ、ケンプヒメウミガメの3種は「絶滅寸前」 とされもっとも絶滅の危険が高くなっている(2006年現在)。また、ワシントン条約により、その多くについて国際取引が規制されている。
偶発的捕獲の予防

1970年代、アメリカの東海岸やメキシコ湾岸ではアカウミガメやケンプヒメウミガメの死体が大量に打ちあがったが、その大きな原因はエビトロール漁の構造にあるとされた[1]


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