ウズベキスタン
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[24]ウズベキスタンはエネルギー資源として有用な鉱物に恵まれている。ウズベキスタンの主要金属資源は、金、ウラン、モリブテン、タングステン、銅、鉛、亜鉛、銀、セレンであり、金埋蔵量1,700tで世界第12位、年間生産量102tで第10位、ウランの埋蔵量では世界トップ10に入り生産量2,400トンであり、世界第7位である。

ウズベキスタン鉱物埋蔵量国家バランスによると、同国では、97の貴金属鉱床、38の放射性鉱物鉱床、12の非鉄金属鉱床、235の炭化水素鉱床(ガス及び石油鉱床を含む)、814の各種建材鉱床など、1,931の鉱床が発見されている(2017年1月1日時点)。現在、探査は10鉱種以上に関して行われており、数鉱種だった20年前に比べ探査範囲は拡大傾向にある。近年、探査が開始されたものや強化されているものは、鉄、マンガン、石炭、オイルシェール、一部のレアメタルレアアース、非在来型の金・ウラン鉱床である。

近年の鉱山開発は、国営企業であるNGMK (Navoi Mining and Metallurgical Combinat) (ウラン、金) 及びAGMK(Almalyk Mining and Metallurgical Complex) (銅、亜鉛、鉛、金)による生産設備の近代化や、アジア諸国(日中韓)との経済協力によって推進される傾向にある。また、韓国、中国、ロシアなどから調査・採掘分野への投資の動きが活発化しており、ウランやレアメタルを中心に協力拡大の可能性が注目されている。ウズベキスタンは世界第4位の金埋蔵量を誇る。407万トンの亜炭[45]、250万トンの原油[46]も採掘されている。鉱業セクターは輸出にも貢献しており、特産物の絹織物につぎ、エネルギー輸出が全輸出額の9.0%を占める>[47]。その他の金属鉱物資源では、銀(生産量:約60.0千トン)のほか、小規模な銅採掘(生産量:80.4トン)が続いている。リン鉱石も産出する。
観光都市詳細は「ウズベキスタンの観光」を参照

シルクロードの中心地や、ユネスコ世界遺産の宝庫として、青の街サマルカンドや茶色の町ブハラヒヴァシャフリサブス仏教文化のテルメズなどが世界的に有名。ソ連からの独立後には歴史的遺構への訪問を目的とする各国からの観光客が急増し、それに伴い観光が外貨獲得源の1つとなった。これを受けて政府による観光客誘致が盛んに行われていることから、タシケントは海外のホテルチェーンの大規模ホテルが多く運営されている。

ナヴォイ劇場は、1947年11月にアリシェル・ナヴォイ(ナヴォイー)生誕500周年を記念して初公開されている。日本人のシベリア抑留者の強制労働により建設されたことで知られている。 ヒヴァ
交通詳細は「ウズベキスタンの交通」を参照タシュケント国際空港タシュケント駅タシュケント・サマルカンド高速鉄道
ウズベキスタン航空

ウズベキスタン航空タシュケント国際空港アジアヨーロッパの主要都市間を結んでおり、日本にも成田国際空港に週1便定期便を運航している(新型コロナの影響により週2便から減便、2024年4月1日より再び週2便体制)[48]。@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}しかし運休も多く、スケジュール通りに動くか当日にならないと判明しないこともあり、またマイレージも独自のフライトのみでしか加算できないため、マニアックな人好みの航空会社となっている[独自研究?]。タシケント国際空港にはアジアやヨーロッパから各国の航空会社が乗り入れており、ソ連時代より中央アジアにおけるハブ空港的な存在となっている。ウズベキスタン航空は、日本からウズベキスタンへの旅客輸送ではなく、イスタンブールテルアビブなどタシュケント以遠の都市への旅客輸送がほとんどである為、国会でも問題視されたが、法律で禁止されていることではない。[要出典]
国内

国内の移動にはウズベキスタン航空の国内線の他、バス鉄道も国土の広い範囲をカバーしている。なお鉄道はその多くが旧ソ連時代に建設されたものであり、老朽化が進んだ他、各地方を結ぶ基幹路線のいくつかは近隣国を経由しており、これを解消するために日本政府が円借款を行い、鉄道旅客輸送力の増強および近代化事業を進めている。近年、タシュケント・サマルカンド高速鉄道も運行している。

ウズベキスタンの首都であり国内最大の都市であるタシュケントには1977年にタシュケント地下鉄が整備され、ソ連崩壊による独立後10周年に当たる2001年には地下鉄が3線にまで増加した。ウズベキスタンは中央アジアで最も早く地下鉄が整備された国であり、2013年時点で地下鉄が存在する中央アジアの都市はカザフスタンアルマトイとタシュケントの2つのみである[49]。駅にはそれぞれ統一されたテーマが設けられており、そのテーマに沿った内装が施されている。例えば、1984年に建設されたウズベキスタン線の「コスモナフトラル駅」は宇宙旅行がテーマとなっており、駅構内はウズベキスタン国内出身のソビエト連邦の宇宙飛行士ウラジーミル・ジャニベコフの業績を含めた人類の宇宙探査の様子が描かれており、ウラジーミル・ジャニベコフの銅像が駅入口付近に建設されている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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