ウクライナ人
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

注釈^ ルーシは、ラテン語では「ルテニア」と呼ばれルーシ人は「ルテニア人」、やはり外国語のギリシア語では「ルーシ」が「ロシア」、ルーシ人が「ロシア人」と呼ばれたこともあった。「ルテニア人」という呼称はカトリック西欧諸国で用いられ、「ロシア人」という呼称は正教ギリシアで使用された。なお、現在のロシア人は当時の欧州においては「モスクワ人」と呼称され、ウクライナの「ロシア人」(ルーシ人)と区別されていた。
^文化の中心地ギリシャからの距離の小さいルーシ」という意味。
^ しかし、「小ロシア」という名称が本来の意味を離れて、ロシア人によって「小日本」のような蔑称として用いられるようになったことから、現代では「小ロシア人」という名称もウクライナ人をおとしめて言うものとなっている。
^ 現代でもウクライナ人の半数程度がコサックを先祖に持つといわれ、そのことを誇りとして自ら「コサック」と名乗ることもある。一方、ロシア側の一部にはコサックをおとしめる風習もあるため、ウクライナ人をおとしめて「コサック」と呼ぶこともある。ただし、ロシア人がみなコサックをおとしめているわけではないがカリカチュアにおいてはしばしばウクライナ人はコサックの姿で描かれる。コサックはウクライナが発祥であり、日本人のロシアのイメージとは異なる。
^ 当時、欧州での国民国家の成立にともなって「ルーシ」はロシアと強く関連付けられるようになったため、ウクライナ出身の文化人は「ルーシ人」がロシア人(モスクワ人)と誤解されないように、そして同化されないように「ウクライナ人」という民族名を普及させた。それらの文化人の運動は学術的な運動から次第にウクライナ民族解放運動へ展開していった。
^ ウクライナをはじめとする複数の国では、この大飢饉はウクライナ人に対するジェノサイドと認定している。一方、ロシア連邦などはこれに反対しており、「当時飢饉はウクライナのみならずロシア南西部を中心とした広大な範囲で発生していた」ということを根拠に「ウクライナ人を標的としたジェノサイドではない」と主張している。ただし、歴史的にこの地域の住民はウクライナ人が多数を占めており、ロシア革命後、ウクライナ系のクバーニ人民共和国すら建国されていた。それをロシアが武力で併合した結果この地域は「ロシア南西部」となったのであり、この地域の住民への弾圧とウクライナ人への弾圧というのはロシア連邦が主張するほど決定的な違いがあるわけではない。また、この地域は白色系の南ロシアが置かれ、ウクライナと並んで反ソビエト運動が最も活発であった地域のひとつでもあった。仮に大飢饉がウクライナ人への弾圧ではなかったとしても、ウクライナ人を含む旧の反ソビエト派住民への弾圧であったという点への否定にはならない。
^ .mw-parser-output .legend{page-break-inside:avoid;break-inside:avoid-column}.mw-parser-output .legend-color{display:inline-block;min-width:1.5em;height:1.5em;margin:1px 0;text-align:center;border:1px solid black;background-color:transparent;color:black}.mw-parser-output .legend-text{}  ウクライナ語  ロシア語  その他
^ 左図  ウクライナ人  ロシア人  その他右図  ベラルーシ人  モルドバ人  クリミア・タタール人  ブルガリア人  ハンガリー人  ルーマニア人  ポーランド人  ユダヤ人  アルメニア人  ギリシャ人  ドイツ人

出典^ (ウクライナ語) (英語) 2001年度全ウクライナ国勢調査:民族別人口 (2001年12月5日) ⇒[1]。2007年8月5日閲覧。
^ (ロシア語) 2002年度全ロシア国勢調査:地域毎民族別人口 (2002年10月9日‐16日) ⇒[2]。2007年8月5日閲覧。
^ (英語) 2006年度カナダ国勢調査:民族別人口の統計 ⇒[3]。2007年8月5日閲覧。
^ (英語) アメリカ合衆国国勢調査局書(2004年7月)[4]。2007年8月5日閲覧。
^ (英語) 2005年度カザフスタン国勢調査 ⇒[5]。2007年8月5日閲覧。
^ (ポルトガル語) Etnias // Governo do Parana ⇒[6]。2007年8月5日閲覧。
^ a b c (英語) ザ・ワールド・ファクトブック2007年 [7]。2007年8月5日閲覧。
^ (スペイン語) Inmigracion Ucrania a la Republica Argentina // UCRANIA.com ⇒[8]。2009年1月7日閲覧。
^ (ドイツ語) Statistisches Bundesamt Deutschland ⇒[9]。2007年8月5日閲覧。
^ (英語) Number of foreigners in the CR // Czech Statistics Office (2008年5月31日) ⇒[10]。2009年1月9日閲覧。
^ (イタリア語) Cittadini Stranieri. Popolazione residente per sesso e cittadinanza al 31 Dicembre 2007. Italia - Tutti i Paesi. ⇒[11]。2009年1月9日閲覧。
^ (スペイン語) Instituto Nacional de Estadistica: Avance del Padron Municipal a 1 de enero de 2007. Datos provisionales. ⇒[12].
^ (ポルトガル語) “ ⇒Imigrantes do Leste” (Portuguese). Imigrantes. 2007年8月5日閲覧。
次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:66 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef