ウォーリー_(映画)
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登場キャラクター
主な登場人物
WALL・E(ウォーリー)
[注釈 1]
主人公。ゴミを集めて積み上げるという仕事を700年間続けている量産型のゴミ処理太陽ハイブリッドロボット。集めたゴミを体内に入れ、キューブ状に圧縮する機能を搭載している。壊れても他のパーツと交換する事で容易く修理可能な設計。両目の間には鉄をも切れる高熱レーザーを備える他、太陽エネルギーで彼の機関電池を充電するソーラーパネル、音声録音・録画機能、異常気象感知、そして自身をキューブ状に変形(収縮)するという機能を搭載している。彼以外にも無数のWALL・Eがいたが全て機能を停止しており、共食い整備の対象となっている。性格は好奇心旺盛でちょっと寂しがり屋。長い年月の間に、感情を持つというシステムエラーが生じた。仕事の傍ら、趣味でゴミの山の中から自身の感性に合った宝物を集めている[注釈 2]。宝物の1つ、ミュージカル映画『ハロー・ドーリー!』のビデオに憧れ、いつか誰かと手をつなぐことを夢みている。宝物の中には植物もあり、これが原因で宇宙に飛び出すことになる。突如、地球にやって来たEVEに一目惚れして以来、彼女と手を繋ぐことを望むようになり、EVEが宇宙船アクシオムに回収されてからは彼女を追いかける為にアクシオムに乗り込み、そこで様々なトラブルを巻き起こしていく。物語終盤でAUTOの一撃を受け損傷、さらにホロディテクターに挟まれて大破し、機能停止の状態になってしまう。地球帰還後にEVEの手で修理された際、当初は感情を失った[注釈 3]かのように思えたが、EVEが手を繋いでも反応がないことに絶望し、別れのキス[注釈 4]をしたことで自我が戻り、彼女と結ばれる。劇場パンフレットでは、性別は「男の子」と記されている。
ハル(Hal)
WALL・Eと生活を共にする相棒(ペット)のゴキブリ。頑丈な甲殻を持っており、WALL・Eにうっかり踏み潰されたりEVEに光線銃で撃たれても生きている。WALL・Eが宇宙へ旅立った際には地球に残され、大人しく帰りを待っていた。名前の由来はアメリカの映画製作者のハル・ローチ(英語版)及びHAL 9000から。
EVE(イヴ)[注釈 5]
地球に派遣された植物探査ロボット。機体は白い卵型で、クールだが感情豊かな性格。物質を分析するスキャナーを搭載している。武力行使が許可されているため右手には光線銃(ブラスター砲)を装備しており、巨大な岩や船を吹き飛ばす程の威力がある。また、WALL・Eと同様に彼女以外にも複数のEVEが存在する[注釈 6]。真面目な性格でいつも任務の事ばかり考えており、「植物を艦長の元へ届ける」という任務を忠実に守ろうとする。また、やや乱暴な所もあり、何かが起こる度に光線銃を発射している。当初はWALL・Eのことを全く意識していなかったものの、その一途さに徐々に惹かれていく。WALL・Eが自身の宝物の1つである植物を見せられた途端、それを収納し休止状態になってしまう[注釈 7]。物語中盤において、記憶再生装置[注釈 8]で機能停止中の映像を見て、WALL・Eがどれだけ自分に尽くしてくれたかを知る。また、彼がAUTOの攻撃を受けて傷ついた際には、自らの任務を放棄し彼の身を案じる優しさを見せた。この時点でWALL・Eを想う気持ちは強くなっており、地球に帰還した際に、ホロディテクターに挟まれて大破したWALL・Eを自らの手で修理した。劇場パンフレットでは、性別は「女の子」と記されている。また初回限定版DVD2Disc版の特典内で、EVEの趣味は「海辺を散歩すること」とされている。
B. マックリー艦長(Captain B. McCrea)[注釈 9]
自然環境が破綻してしまった地球から脱出し、宇宙生活を送る巨大宇宙船アクシオムの6代目艦長。艦長室にあるホログラム式記念写真によれば2775年から就任しており、30年目。日々の仕事は、AUTOが報告するアクシオムに異常の無い事の確認と、1日1回の朝の艦内放送だけである。EVEが持ち帰った植物をきっかけに地球に興味を持ち、「仕事」や「何かを成し遂げること」に価値を見出だしてゆき、「故郷(地球)が問題を抱えている」として地球帰還を決意。最終的にはホバーチェアに頼らず自らの足で立ち、AUTOと戦って勝利を収めた。操作マニュアルの本を「マヌエル」と呼ぶなど少々抜けているが、後半ではAUTOによって艦長室に軟禁されながらも、回線を繋ぎ換えて艦内に放送を流したりメインカメラの性能上の弱点を突くなど、知性と行動力を発揮した。
AUTO(オート)
アクシオムのオートパイロット。本作におけるディズニー・ヴィランズである。操舵輪のような姿をしており、回すと実際にアクシオムが傾く。人工知能を搭載し、艦長に代わってアクシオムの操縦から艦内のシステム管理まで、実質的にそのほとんどを制御している。マックリー艦長に忠実に仕える傍ら、シェルビー・フォースライトから「アクシオムを決して地球に帰還させてはならない」という内容の命令「A113」を極秘裏に与えられており、マックリー艦長に地球の情報を与えない、EVEが持ち帰って来た植物を処分しようとする等、あの手この手でアクシオムの帰還を妨害し続けた。最終的には事実を知ったマックリー艦長との格闘戦になり、その最中、ボディの根本にあった操縦モード切り替えスイッチを自動から手動に切り替えられたことで人工知能としてのAUTOは機能停止し、物語から退場した。以降はただの舵となる。武器としては、致命的なダメージを与える強力なスタンガンを武装している。赤い目のデザインはHAL 9000に敬意を表した物である。
M・O(モー)[注釈 10]
除染ロボット。手に電動ブラシを搭載する。汚れの計測機能を持ち、あまりにも汚い物を発見すると頭部からパトライトが出てくる。エアロックに挟まれても潰れないどころか傷1つつかないなど、かなり頑丈。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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