ウォルター・ピストン
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ピストンの著作はいずれも音楽理論書で、『対位法』『管弦楽法』『和声論』の3冊がある。このうち『和声論』は、作曲者の存命中に4版を重ね、今日でも(後に別の執筆者の加筆・変更を経た版が)、和声の教師・学習者に重宝されている。ピストンの手稿譜は整然と書かれているために、自筆のオーケストラ・スコアがファクシミリで出版されるほどであり、ピストンは著作においても譜例を手ずから書いている。

ピストンは晩年、糖尿病のために視覚と聴覚を冒された。妻キャスリンが死去した1976年に、ピストンも心臓発作のためマサチューセッツ州ベルモントの自宅で没した。遺体は火葬されたのち、遺灰がマウント・オーバーン墓地に埋葬されている。
主要作品一覧
交響曲

第1番
(英語版)(1938年)

第2番(1943年)

第3番(英語版)(1948年)

第4番(1950年)

第5番(1954年)

第6番(英語版)(1955年)

第7番(英語版)(1960年)

第8番(英語版)(1965年)

シンフォニエッタ(1941年)

協奏曲・協奏的作品

弦楽四重奏と管弦楽のための協奏曲

ピアノと室内オーケストラのための小協奏曲(1936年)

ヴァイオリン協奏曲 第1番(1939年)

オルガンと弦楽のための前奏曲とアレグロ(1943年)

イングリッシュ・ホルン、ハープと弦楽のための幻想曲(1953年)

2台のピアノのための協奏曲(1958年)

ヴィオラ協奏曲(1958年)

ヴァイオリン協奏曲 第2番(1960年)

ハープと弦楽のためのカプリッチョ(1963年)

ヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲(1970年)

弦楽四重奏、木管と打楽器のための協奏曲(1976年)

管弦楽曲

管弦楽のための組曲(1929年)

管弦楽のための協奏曲(1934年)

バレエ音楽《不思議の笛吹き》(1938年)管弦楽組曲版も存在する

吹奏楽のためのタンブリッジ・フェアー(1950年)

管弦楽のためのセレナータ(1957年)

ニューイングランドの3つの情景(1960年)

室内楽・器楽曲

フルート・ソナタ(1930年)

ヴァイオリン・ソナタ(1939年)

ヴァイオリンとチェンバロのためのソナチネ

弦楽四重奏曲(5曲、1933年 - 1962年)

フルート五重奏曲(1942年)

ピアノ五重奏曲(1949年)

木管五重奏曲(1956年)

ピアノ四重奏曲(1964年)

弦楽六重奏曲(1964年)

ピアノのためのパッサカリア(1943年)

ピアノ・ソナタ

合唱曲

詩篇とダヴィデの祈り(1959年)

著作

『管弦楽法』
戸田邦雄訳 音楽之友社 ISBN 9784276106901

『和声法』角倉一朗訳 音楽之友社 ISBN 9784276103214Walter Piston and Mark Devoto (1987) Harmony. 5th ed. New York: Norton. ISBN 0393954803.

『対位法』角倉一朗訳 音楽之友社 ISBN 9784276105645

脚注



外部リンク

Art of the States: Walter Piston

ウォルター・ピストン著「管弦楽法」について

ウォルター・ピストン - ウェイバックマシン(2006年6月29日アーカイブ分)(作品一覧と音源紹介)

ピストンの音楽(同上)

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