ウォッチメン_(映画)
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最終的に確定したヘイリーは他の5人の主演俳優達と違い、原作コミックを読み、また原作ファンの間でもお気に入りの候補になっている事を知ってこの役に関心を持つようになる[2]。ヘイリーはこの役を得るため、14名の友人と共に原作コミックにあるシーンを実際に演じるビデオを制作した。[3]
エドワード・ブレイク / コメディアン
当初、プロデューサーのローレンス・ゴードンとロイド・レヴィンはロン・パールマンとこの役に関して話し合っていた。[4]その以前のギリアムの企画時はゲイリー・ビジーに確定しかけていた。モーガンは原作コミックを読んだ時、彼が演じるかもしれないコメディアンが3ページめで殺害されたので読むのをやめてしまったという。モーガンはエージェントにこの役をやるつもりはないと告げたが、エージェントは「この役は非常に重要なパートなので、読み続けるように」と勧めた。[2]モーガンはコメディアン役を挑戦しがいのある役だと感じ、「コメディアンは口にできないような酷い事をするが、どういうわけか私達は彼を憎む事ができない。自分の仕事は、観客が最終的にコメディアンを好きになるが、それに関して言い訳する必要を感じないようにする事ではないかと感じる。彼のした事を考えれば、当然コメディアンを憎むべきなのに」と語った。[5]
ジョン・オスターマン / Dr. マンハッタン
当初89年の企画時、会社側はアーノルド・シュワルツネッガーを推していた。その後キアヌ・リーヴスの名前が挙がったが[6]、予算の関係で制作が一時中止になった時に降りてしまう。[7]当初の企画時はマンハッタンは原作と違い普通の人間の様相で企画されていたが、クラダップに決定した後原作と同じ姿に決定した。クラダップはオスターマンが人間であったシーンに登場するが、Dr.マンハッタンのシーンはCGに置き換えられている。しかし撮影中、クラダップは青色発光ダイオードで覆われた白いスーツを着てDr.マンハッタンを演じた。技術担当者たちはDr.マンハッタンの外見に関して、まるで神のような存在で、体格が非常に良く筋肉質であると考え、フィットネス・モデルのw:Greg Plittをモデルとして使った。そしてクラダップの頭部とGreg Plittの身体を合成した。[8]スナイダーはクラダップの声を電子的に変換しないでDr.マンハッタンの声として使った。[9]
ローリー・ジュピター / シルク・スペクターII
当初89年の企画時、ジェイミー・リー・カーティスがキャスティングされていた。その後ヒラリー・スワンクジェシカ・アルバナタリー・ポートマンの名前が挙がっていたが、彼女たちはこのシリアスな役を務めるには有名すぎるとスナイダーは考えた。アッカーマンのラテックスのコスチュームとウィッグ(しょっちゅうラテックスに絡まった)は格闘シーンを撮る際の保護にはあまりならず、撮影中はよく痣を作っていたという。[10]
ダニエル・ドライバーグ / ナイトオウルII世
当初89年の企画時、ケヴィン・コスナーがキャスティングされていた。その後ホアキン・フェニックスも候補に挙がった。本作の企画時、原作のファンでもあるジョン・キューザックがこの役に関心を示していた[11]。スナイダーは『リトル・チルドレン』を見た後、ウィルソンをキャスティングした。ウィルソンはこの役のために25ポンド増量した。[2]ウィルソンはドライバーグを、戦地から戻ったものの再び社会に馴染めない兵士になぞらえた。[12]
エイドリアン・ヴェイト / オジマンディアス
オジマンディアス役にはジュード・ロウリー・ペイストム・クルーズ(スナイダーはクルーズに関して、Dr. マンハッタン役の方がいいだろうと考えていた)などの名前が挙がっていたが[6][10]、予算の関係で制作が遅れたために実現しなかった。[7]スナイダーはグッドを「大きく、背が高く、無駄がない」とし、その点が美しくて年齢を感じさせない、アーリア人のスーパーヒーローに合っているとも語った。[2]ヴェイトはプライベートではドイツ語のアクセントで、公にはアメリカのアクセントで話しているが、グッドによると、ヴェイトの両親はナチに関わった過去があり、彼はそれを恥じて家族の財産を受け継がず、世界中を旅し、独立独歩の人間となったという。これにより、アメリカン・ドリームというテーマとオジマンディアスというキャラクターの二重性が浮き彫りになる。[13]ドイツ系という設定のため、グッドはオジマンディアスの姓「ヴェイト」をVight(ヴァイト)と発音した。[14]グッドは自分自身は身体的にオジマンディアス役と合わないのではないかとこのキャスティングに不安を持っていた。スナイダーは断固としてこの考えを退け、グッドを安心させた。スナイダーはグッドに「我々はオジマンディアス役にぴったりの人物を探すのに苦労した。なぜなら、我々はハンサムで美しく、洗練されているという難しい組み合わせを求めていたからだ」と語った。[15]
サリー・ジュピター/ 初代シルク・スペクター
初代シルク・スペクターは1940年代には25歳で、1980年代には67歳になっているという年齢的に幅のある役だったため、37歳のグギノは人工装具を着けて演じた。グギノは、シルク・スペクターのコスチュームはベティ・ペイジとアルベルト・ヴァルガスを合わせたようなものだと語った。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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