ウォッチメン_(映画)
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[14]グッドは自分自身は身体的にオジマンディアス役と合わないのではないかとこのキャスティングに不安を持っていた。スナイダーは断固としてこの考えを退け、グッドを安心させた。スナイダーはグッドに「我々はオジマンディアス役にぴったりの人物を探すのに苦労した。なぜなら、我々はハンサムで美しく、洗練されているという難しい組み合わせを求めていたからだ」と語った。[15]
サリー・ジュピター/ 初代シルク・スペクター
初代シルク・スペクターは1940年代には25歳で、1980年代には67歳になっているという年齢的に幅のある役だったため、37歳のグギノは人工装具を着けて演じた。グギノは、シルク・スペクターのコスチュームはベティ・ペイジとアルベルト・ヴァルガスを合わせたようなものだと語った。彼女はシルク・スペクターの独特の髪型のためにウィッグを使用した。[16]
スタッフ

監督:
ザック・スナイダー

製作:ローレンス・ゴードンロイド・レヴィンデボラ・スナイダー

脚本:デイヴィッド・ヘイター、アレックス・ツェー

製作総指揮:ハーバート・W・ゲインズ、トーマス・タル

撮影:ラリー・フォン

プロダクションデザイナー:アレックス・マクドゥエル

編集:ウィリアム・ホイ

音楽:タイラー・ベイツ

字幕翻訳:松崎広幸

吹替翻訳:(本編)辺見真起子、(「黒の船」?海賊船ブラック・フレイターの物語)森沢麻里

吹替演出:(本編)箕浦良平、(「黒の船」?海賊船ブラック・フレイターの物語)杉本理子

その他日本語吹替出演者

(本編):坂口哲夫佐藤晴男外谷勝由高桑満鈴森勘司芦澤孝臣黒澤剛史宇乃音亜季雨谷和砂橘凛赤池裕美子溝邉祐子

(アルティメット・カット版 追加録音分):本橋大輔橋本雅史赤坂柾之奥田寛章福原綾香金田愛和優希

(「黒の船」?海賊船ブラック・フレイターの物語):鍋井まき子中村浩太郎勝田晶子千々和竜策榎本温子松田健一郎


日本語版製作:ACクリエイト

制作
制作開始まで

1986年8月、プロデューサーのローレンス・ゴードン20世紀FOXのために『ウォッチメン』の映画化権を獲得し、ジョエル・シルバーと共に映画化に向けて動き出した[17]。20世紀FOXは著者のアラン・ムーアに脚本を依頼するが[18]断られたため、脚本家のサム・ハムに依頼した。

1988年9月9日、ハムは第1稿を完成させるが、338ページ・9部からなる原作を128ページに集約するのは非常に困難だと語った。ハムは複雑な原作の結末をより分かりやすく書き直した[18]

20世紀FOXは1991年に映画化から手を引いたため、ゴードンはLargo International制作、20世紀FOX配給で動き出す。しかしLargoがその3年後に倒産してしまう。

ゴードンとシルヴァーはこのプロジェクトをワーナー・ブラザースに持って行き、テリー・ギリアムがメガホンを取ることになる。

ハムの脚本に不満を抱いたギリアムは、チャールズ・マッケオンに書き直しを依頼する。第2稿ではロールシャッハの日記はボイス・オーバーの形で描かれ、ハムが脚本化の際に除いた部分が戻された[18]。『ウォッチメン』の作画を担当したデイヴ・ギボンズによると、シルヴァーはDr.マンハッタン役にアーノルド・シュワルツェネッガーを希望していたという[19]

撮影はパインウッド・スタジオで行われる予定だった[20]。しかし、ギリアムとシルヴァーが直前に手がけた『バロン』と『ダイ・ハード2』の予算がオーバーしたため、この映画のために2500万ドルしか用意できなかった。これは必要な予算の4分の1にすぎなかった[18]。結果としてギリアムはこのプロジェクトを諦めた。ギリアムは「このストーリーを2時間から2時間半の映画にしてしまうことは、『ウォッチメン』の基本要素を取り去ってしまう事になると感じた」と語った[21]

ワーナー・ブラザースが映画化を諦めた時、ゴードンは『ウォッチメン』を自主製作するので、監督に復帰してほしいとギリアムに依頼する。ギリアムはこれを辞退し、「映画よりも5時間のミニ・シリーズにした方がいいのではないか」との見解を示した[22]

2001年10月、ゴードンとユニバーサル・スタジオは、デヴィッド・ヘイターに脚本を依頼する[23]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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