ウォッチメン_(映画)
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本作の企画時、原作のファンでもあるジョン・キューザックがこの役に関心を示していた[11]。スナイダーは『リトル・チルドレン』を見た後、ウィルソンをキャスティングした。ウィルソンはこの役のために25ポンド増量した。[2]ウィルソンはドライバーグを、戦地から戻ったものの再び社会に馴染めない兵士になぞらえた。[12]
エイドリアン・ヴェイト / オジマンディアス
オジマンディアス役にはジュード・ロウリー・ペイストム・クルーズ(スナイダーはクルーズに関して、Dr. マンハッタン役の方がいいだろうと考えていた)などの名前が挙がっていたが[6][10]、予算の関係で制作が遅れたために実現しなかった。[7]スナイダーはグッドを「大きく、背が高く、無駄がない」とし、その点が美しくて年齢を感じさせない、アーリア人のスーパーヒーローに合っているとも語った。[2]ヴェイトはプライベートではドイツ語のアクセントで、公にはアメリカのアクセントで話しているが、グッドによると、ヴェイトの両親はナチに関わった過去があり、彼はそれを恥じて家族の財産を受け継がず、世界中を旅し、独立独歩の人間となったという。これにより、アメリカン・ドリームというテーマとオジマンディアスというキャラクターの二重性が浮き彫りになる。[13]ドイツ系という設定のため、グッドはオジマンディアスの姓「ヴェイト」をVight(ヴァイト)と発音した。[14]グッドは自分自身は身体的にオジマンディアス役と合わないのではないかとこのキャスティングに不安を持っていた。スナイダーは断固としてこの考えを退け、グッドを安心させた。スナイダーはグッドに「我々はオジマンディアス役にぴったりの人物を探すのに苦労した。なぜなら、我々はハンサムで美しく、洗練されているという難しい組み合わせを求めていたからだ」と語った。[15]
サリー・ジュピター/ 初代シルク・スペクター
初代シルク・スペクターは1940年代には25歳で、1980年代には67歳になっているという年齢的に幅のある役だったため、37歳のグギノは人工装具を着けて演じた。グギノは、シルク・スペクターのコスチュームはベティ・ペイジとアルベルト・ヴァルガスを合わせたようなものだと語った。彼女はシルク・スペクターの独特の髪型のためにウィッグを使用した。[16]
スタッフ

監督:
ザック・スナイダー

製作:ローレンス・ゴードンロイド・レヴィンデボラ・スナイダー

脚本:デイヴィッド・ヘイター、アレックス・ツェー

製作総指揮:ハーバート・W・ゲインズ、トーマス・タル

撮影:ラリー・フォン

プロダクションデザイナー:アレックス・マクドゥエル

編集:ウィリアム・ホイ

音楽:タイラー・ベイツ

字幕翻訳:松崎広幸

吹替翻訳:(本編)辺見真起子、(「黒の船」?海賊船ブラック・フレイターの物語)森沢麻里

吹替演出:(本編)箕浦良平、(「黒の船」?海賊船ブラック・フレイターの物語)杉本理子

その他日本語吹替出演者

(本編):坂口哲夫佐藤晴男外谷勝由高桑満鈴森勘司芦澤孝臣黒澤剛史宇乃音亜季雨谷和砂橘凛赤池裕美子溝邉祐子

(アルティメット・カット版 追加録音分):本橋大輔橋本雅史赤坂柾之奥田寛章福原綾香金田愛和優希

(「黒の船」?海賊船ブラック・フレイターの物語):鍋井まき子中村浩太郎勝田晶子千々和竜策榎本温子松田健一郎


日本語版製作:ACクリエイト

制作
制作開始まで

1986年8月、プロデューサーのローレンス・ゴードン20世紀FOXのために『ウォッチメン』の映画化権を獲得し、ジョエル・シルバーと共に映画化に向けて動き出した[17]。20世紀FOXは著者のアラン・ムーアに脚本を依頼するが[18]断られたため、脚本家のサム・ハムに依頼した。

1988年9月9日、ハムは第1稿を完成させるが、338ページ・9部からなる原作を128ページに集約するのは非常に困難だと語った。ハムは複雑な原作の結末をより分かりやすく書き直した[18]

20世紀FOXは1991年に映画化から手を引いたため、ゴードンはLargo International制作、20世紀FOX配給で動き出す。


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