ウェールズ(英語: Wales[ヘルプ/ファイル]、ウェールズ語: Cymru [?k?m.r?] ( 音声ファイル) カムリ)は、グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国(イギリス)を構成する4つの「構成国(country)」のひとつである。ウェールズはグレートブリテン島の南西に位置し、南にブリストル海峡、東にイングランド、西と北にはアイリッシュ海が存在する。
かつて、石炭を代表とする豊富な地下資源を産出し、イギリスの産業革命を支えた歴史をもつ。 ウェールズのブリトン系住民はローマ帝国の支配を受けたが、アングロ・サクソン民族に征服されたわけではなかった。イギリスのアーサー王伝説はアングロ・サクソンに抵抗したブリトン人の王の物語とされる。 中世には小部族国家が群立し、やがてグウィネズ王国
歴史詳細は「ウェールズの歴史」を参照カーディフ城
古代
中世
伝統的にウェールズは侵略者に対して頑強な抵抗を示し続けている。1066年に征服王ギヨームがイングランドを征服したが(ノルマン・コンクエスト)、ノルマン朝によるウェールズへの侵略・植民政策は、ウェールズ南東部を除いて恒久的な成功とはならなかった。以降もイングランドから度重なる侵略を受け続けたが、その都度撥ね返して独立を守ってきた。 1258年にウェールズの事実上の統治者グウィネッズ王ルウェリン・アプ・グリフィズがウェールズ大公(プリンス・オブ・ウェールズ)を名乗り、ウェールズ公国(Principality of Wales)が成立した。しかし、イングランドからの圧力に加えてウェールズ内部での権力闘争の激化、オックスフォード条項以降のコモンロー支配によってウェールズは弱体化していき、徐々にイングランドに臣従せざるを得なくなった。1282年、ルウェリン・アプ・グリフィズがイングランド王エドワード1世に敗れてからは、ウェールズはイングランドに占領されその支配下に置かれることとなった(Conquest of Wales by Edward I
ウェールズ公国