ウェズリアン大学
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[26]現在では多くの大学が類似したプログラムの提供を行っている。[27]学部に縛られない学際的な研究の機会を院生に与えているプログラムである。[28]

このプログラムの生徒の多くが近隣で私立公立を問わず教員職に付いているか既に一度大学院に通っている。[29]
大学運営と資金力

大学運営にあたっては卒業生等による寄付(エンダウメント)及び生徒から徴収される学費がその主な資金源となっている。

寄付額はその年ごとに変わるものの、年間60万ドル程度[30]である。これは他のリベラルアーツ・カレッジに比べて少なめであり、全米リベラルアーツ・カレッジの中では23位に位置している[31]

寄付額が少ないため学費は比較的高く、寮費食事代を含め2013年度は年間$59,914である。ただ、返済不要の財務援助も充実しており2012-13年には46%の学生が平均して$39,026の支払いを免除されている[32]。また、後述のフリーマン奨学金プログラムも返済不要の奨学金である。

学長:現在の学長であるマイケル・ロスはウエスレヤン出身の第16代学長である。人文科学者であり、就任前はカリフォルニア美術大学の第8代学長であった。

教員数:385(うち全員が学部生に対して授業を持っていると同時に研究も行っている。[32]

学部生:2900(男性52% 女性 48%)(白人69%、アジア系8%、アフリカ系7%、ヒスパニック10%など)(8%が留学生)[32]

大学院生:年間200人ほど

フリーマン奨学金

フリーマン奨学金プログラム(英:Wesleyan Freeman Asian Scholars Program)は、中国香港インドネシア日本マレーシアフィリピンシンガポール大韓民国台湾タイベトナムの各国及び地区から毎年1名ずつ選抜し(リーマンショック以前は各国から毎年2名ずつ)、4年間学費を全額支給するというプログラム。アジア11カ国から選抜された奨学生は、ニューイングランドの自然に囲まれたキャンパスでアメリカ人生徒やほかの留学生とともに学び、ともに暮らす。

AIGの創始者の一人であるMansfield Freemanが設立したフリーマン財団によって運営されているプログラムであることから、フリーマン奨学金と呼ばれている。また、日本での運営はAIGが受け持っている。

文化におけるウエスレヤン大学

ウエスレヤン大学に関する書籍は30冊以上発刊されているが日本語で書かれたものや、邦訳されているものは数少ない。

「おじいちゃん日本のことを教えて
」(著:中條高徳)では中條の孫娘景子がウエスレヤン大学に留学する。

アメリカの大学の入学者選抜の仕組みを大学内部から描いたノンフィクション、"The Gatekeepers"(en:Jacques Sternberg, 2002)ではウェズリアン大学の入学審査官が登場する。この作品はアメリカ国内では大きな反響を呼んだ。

また、ウェズリアン大学は、文学、劇場映画、テレビドラマなどにも登場する。ただし、撮影場所には、別の大学のキャンパスが利用されることもある。

ママと恋に落ちるまで(原題:How I Met Your Mother)に登場する主人公のうち3人(Ted Mosby, Lily Aldrin, Marshall Eriksen)はウェズリアン大学の卒業生である。また、劇中にはウェズリアン大学におけるシーンも登場する。撮影はキャンパスでは行われていない。

著名な卒業生

アキヴァ・ゴールズマン(脚本家、映画プロデューサー/代表作『ダ・ヴィンチ・コード』)

エドワード・ソーンダイク(心理学者、教育学者、教育測定運動の父)

アレックス・カーツマン(映画監督)

ダニエル・デネット(哲学者、2年次にハーバード大学へ転学)

ウィリー・ガーソン(俳優)

ダナ・デラニー(女優、声優)

マイク・ホワイト(脚本家)

マイケル・ベイ(映画監督)


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