1960年、アルバム『The Incredible Jazz Guitar of Wes Montgomery』を発表、彼の名がジャズ界に知れ渡るようになった[2]。
その後も、ハード・バップのスタイルでライブ・アルバム『フルハウス』などの作品をリリースしていたが、1967年に『ア・デイ・イン・ザ・ライフ』でイージーリスニング路線に転向、セールス面でも成功する。
1968年6月15日、インディアナ州・インディアナポリスにて45歳没。死因は心臓発作とされている[3]。
2023年3月6日、生誕100周年を迎えた。 チャーリー・クリスチャンによって初めてエレキ・ギターでの単音弾きのソロがジャズに持ち込まれたわけだが、ウェスはそのスタイルを大幅に進化・成熟させて、ジャズ・ギターの礎を築き上げた。それまでアクセント的に使われるだけだったオクターブ奏法を頻用しジャズ・ギターの代名詞にまで引き上げ、シングル・ノートはもちろんのこと、ダイナミックなコード奏法を織り交ぜたスタイルは、現在までのジャズ・ギター・シーンに決定的な影響を与えている。 ウェスの代名詞とも言えるオクターブ奏法では、1オクターブユニゾンでメロディーやソロを弾く。ソロ演奏時のおおまかな流れとして、シングルトーンソロからオクターブ奏法によるソロ、そして、コードソロの順に演奏し、ソロをダイナミックに盛り上げていくスタイルはウェスの特徴とも言え、残された録音の多くがそのスタイルで演奏されている。ウェスによるオクターブ奏法は、ギターの1と3弦、2と4弦、3と5弦、4と6弦のオクターブを使い、それ以外のオクターブ運指は使われない。また、1と3弦、2と4弦は人さし指と小指、それ以外は人さし指と薬指で弾かれている。 ウェスの運指は、オクターブ奏法やコード演奏時以外左手小指が使われていない事が特徴的である。また、ウェスの演奏は、親指のみによるピッキングの為でもあるが、スライド、ハンマリングやプリングが多用されている。これらの運指は、ウェス独特のスウィング感に繋がる大きな要素である。 彼のソロでシングルノートラインはオクターブ奏法程ウェスの特徴として語られないが、ウェス以降のジャズギタリスト達はほぼ全てと言って良い程ウェスの影響下にあり、それそのものがジャズギターとしてのアイデンティティーを確立したためである。 ウェスの使用していたギブソン(Gibson)のギター、L5-CESには一弦側のカッタウェイ部分にハート型のインレイが施されていたのが特徴的で、彼の晩年までの愛器となった。近年[いつ?]、ウェス・モンゴメリーモデルとして、本人が使用していたギターを精密に再現したギターがギブソン・カスタムショップ
プレイ・スタイル
脚注[脚注の使い方]^ 原語での発音について,Montgomeryは仏語起源の名でtはもともと発音されない。ただ英語ではtを発音する人もいる[要出典]。
^ a b c d e ⇒http://www.allmusic.com/artist/monk-mn0000495712
^ a b c d ⇒http://www.wesmontgomery.com/about/
関連項目
アンソニー・モンゴメリー(ウェスの孫でスタートレック:エンタープライズなどに出演している俳優。)
典拠管理データベース
全般
⇒FAST
ISNI
2
VIAF
WorldCat
国立図書館
ノルウェー
⇒スペイン
フランス
BnF data
ドイツ
イタリア
⇒イスラエル
フィンランド
ベルギー
アメリカ
スウェーデン
ラトビア
チェコ
オーストラリア
⇒オランダ
ポーランド
学術データベース
CiNii Books
CiNii Research
芸術家
グラミー賞
MusicBrainz
人物
Trove(オーストラリア)
1
その他
SNAC
IdRef