ジャマイカのセント・アン教区で生まれる。トレンチタウンの総合高校に通っていたとき、クラスメイトにローウェル・チャールズ・ダンバー(後のスライ・ダンバー)がいた。初めてのレコーディングは1960年代中盤にウィリアムスがまだ14歳の頃にスタジオ・ワンで行われた[3]。しかし、この時はヒットするには至らなかった[3]。
1969年には、レコードレーベル『ソウル・サウンズ』(Soul Sounds)を立ち上げ、デルロイ・ウィルソンのレコーディングを行うなどした。1974年にはカナダに移住し、オンタリオ州トロントとキングストンの両方で過ごした。
1980年にコクソン・ドッドはウィリアムスを再びスタジオ・ワンに呼び戻す。ウィリアムスはコクソン・ドッドプロデュースの元、キーボーディストのジャッキー・ミットゥたちと共に古いリディム[4]を使用した『Armagideon Time』を制作し、表題曲で有名になる[3]。この歌は後にザ・クラッシュにもカバーされ、映画『Ghost Dog: The Way of the Samurai』や、ゲームソフト『グランド・セフト・オート・サンアンドレアス』でも使用されている。
同時期にアルバム『Messenger Man』をリリースし、その後も自分のレーベルやジャー・シャカのレーベルからレコードを出す。2003年には自身のレーベル「Drum Street」から、『From Studio One to Drum Street』をリリースしている。
2007年現在もウィリアムスはトロントのアーティストVisionaryとアルバムを制作するなど、活動を続けている。
脚注[脚注の使い方]^ スタジオ・ワン、コクソン・ドッドによるレコーディング。
^ アルマギデオン = アルマゲドン
^ a b c シンコーミュージック『ルーツ・ロック・レゲエ』P.60
^ サウンド・ディメンジョンの「Real Rock」ダブやアルトン・エリスの「Reason in the Sky」リディムなど。
参考文献
⇒"From Studio One To Drum Street: The Soul Sounds of Willi Williams", by Carter Van Pelt, 2003, Columbia University.
外部リンク
⇒The Official Home Of Willi Williams