ジェニファー・マギーは、ウィアブーを日本の文化を執拗に賞賛する西洋人だと説明している。この執着は、ファンダムが不和に陥る原因となり得る。アニメで知った日本語の単語を、曖昧で一貫性なく使用したりする軽薄な挙動は、他のアニメや漫画のファンが軽薄な人々をウィアブーと呼ぶようになることに繋がる。この用語は、アニメファンが他のファンを侮辱する際に使用されている。この用語は、普通のアニメ愛好家と熱狂的なファンを区別するために使用される[6]。
ウィアブーとオタクが同じ現象を説明するかどうかは議論の余地がある。ウィアブーは上位語と見なされることがある。キム・モリッシーは、Crunchyrollへの投稿で、オタクという用語を理解することは、文化の盗用の概念によって一層困難になると書いている。一部の西洋人は、オタクと自認できるのは日本人に限定されており、西洋人がその名前を使用するのは間違っていると根拠に基づかずに考えている[7]。Anime News Networkのジャスティン・サヴィキンスは、これらの用語を区別した。彼は、日本文化それ自体に情熱を注ぐことには何の問題もないと結論付けた。「ウィアブー」という用語は、その人が熱心である一方で未熟で、他人のことを考えない場合にのみ使用する必要がある[8]。マット・ジャーディンは、彼らがどのようなつもりであろうと、他人を見下し、盲目的に日本のものを好む者がウィアブーであると結論付けた[9]。
オタクという用語は日本に由来し、ウィアブーという用語は英語圏に由来する。オタクという言葉は、関心の対象がアニメや漫画である必要はないという点で西洋のナードという言葉に似ているが、一般的にマニアックとされる趣味について用いられる。ウィアブーとオタクはネガティブな文脈でより多く使用されるが、オタクという言葉の意味は大幅に変遷してきてもいる[3]。
映画
2017: The Weeaboo (Dokumentarfilm von Jacob Lacuesta, Eigenproduktion)
脚注^ “Weeaboo