このような不祥事があったにもかかわらず、それ以降も株式会社アミティーではレッスンにて使用するオリジナルの補助教材の作成を、各校に配属されている講師達に自己負担で行わせている。教材費等は会社経費として負担されず、また業務で使用するホワイトボードのペンやクリップ、ボールペンといった備品なども一切会社からは交付されない。
その他の労働環境について、株式会社アミティーは2019年には有給平均取得数10.0日、月平均所定外労働時間も1時間という実績を公表している。
しかし、実態は有給休暇は月曜日や年末年始などに会社指定有給日として自動的に消化される。即ち上記のように外部発表的には有給休暇の消化はあるが、元々休日である日が有給として消化され、それが有給休暇日とされている。それに対し拒否はできず、別途自らの希望で有給休暇の取得を行う申請を行っても基本的に許可されない。
また勤務時間について、定期的に意図して時間外労働を行なっているが、上司の許可なく残業時間や時間外業務が登録できないシステムになっている。システム上登録できないため実態が反映されず外部発表的には残業時間は上記のようになる。
また時には、研修を勤務日として見なさず、休日に業務扱いされずに行われる場合がある。しかし、実際に会議等が行われ、業務とみなされないのが疑問視されていた。
コンプライアンス意識が軽薄で杜撰な労務管理のため、新卒5年定着率が0.0%に近いなどグループ会社の中でも非常に人の出入りが激しいことが問題となった。しかし、経営陣は長年にわたり社員のことを顧みない管理を行っていたため、それにすら危機感を持てず法人が消滅するまで修正されることはなかった。
現在は、株式会社イーオンに吸収合併され、法人格は消滅したが、一つの事業部として存続される中で、これまで行っていた上記のような杜撰な労務管理を改善し、上場企業の子会社として十分な法令遵守を行う必要がでている。
2021年12月、イーオン新潟校に2013年から勤務していた従業員が株式会社イーオンに対し公益通報したことを理由に退職を強要し不利益に取り扱ったとして未払い賃金と損賠賠償である約300万円と解雇の撤回を求め、新潟地裁に提訴した。
テレビCM
現在
永野芽郁(2019年 - )
過去の出演者
喜多嶋舞(1992年頃)
高橋由美子(1994年 - 1995年頃)
リサ・ステッグマイヤー(1995年 - 1996年頃)
マライア・キャリー(1998年頃)
セリーヌ・ディオン(1999年頃) - 当時のキャッチフレーズは「英語は地球語」。
キャメロン・ディアス(2000年頃)
ユアン・マクレガー(2001年頃)
坂口憲二(2003年 - 2005年頃)
水野美紀(2003年 - 2004年頃)
加藤あい(2005年 - 2009年頃)
平岡祐太(2006年 - 2009年頃)
中村勘三郎 (18代目)(2007年 - 2008年頃)
天海祐希(2009年 - 2013年頃)
石原さとみ(2014年 - 2019年頃)
脚注[脚注の使い方]^ a b c d e f g h i j 『 ⇒イーオンホールディングスの株主異動について』(プレスリリース)KDDI、2017年11月22日。 ⇒http://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2017/11/22/2805.html。2017年11月23日閲覧。
^ 『 ⇒人事異動について』(プレスリリース)KDDI、2018年1月22日。 ⇒http://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2018/01/22/2904.html。2018年4月3日閲覧。
^ a b 株式会社イーオンホールディングス 第36期決算公告
^ “「英語学習を通じて、人生を楽しく豊かに」英会話イーオン 三宅義和社長”. リセマム (2018年1月5日). 2018年4月3日閲覧。
^ a b 株式会社イーオン 第30期決算公告
^ “KDDIが英会話「イーオン」を買収した深い理由”. 東洋経済オンライン (2017年11月25日). 2018年4月3日閲覧。
^ 『商号変更及びグループ内組織再編に関するお知らせ』(プレスリリース)英会話AEON、2013年11月7日。https://www.aeonet.co.jp/information/newsrelease/131107_01.html。2018年4月3日閲覧。
^ “「火曜日に自殺願望ピーク迎えました」過労で命絶った女性講師 持ち帰り残業≠フ地獄”. 産経WEST. (2015年9月17日). https://www.sankei.com/article/20150917-OCL6L6GN7BIKRJPNCO3P7MAHCQ/ 2018年8月21日閲覧。
^ “「持ち帰り残業で過労自殺」 22歳女性の遺族が英会話大手を損賠提訴へ 自室に2385枚の教材カード”. 産経WEST. (2015年9月8日). https://www.sankei.com/article/20150908-3HHFXJXMANLTPF62BXKJNRLMHM/ 2018年8月21日閲覧。
^ “英会話学校の講師自殺、遺族に解決金4300万円 地裁調停成立”. 日本経済新聞. (2016年12月20日). https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG20H7L_Q6A221C1000000/ 2018年8月21日閲覧。