インペリアル・イースター・エッグ
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注釈^ アレクサンドル3世が皇后マリア・フョードロヴナに10個、ニコライ2世が皇后アレクサンドラと生母のマリア・フョードロヴナ皇太后に20個ずつプレゼントしている。
^ アーマンド・ハマーはアメリカ共産党創設者の息子、石油会社オクシデンタル・ペトロリウムの社長。リリアン・トマス・プラット (Lillian Thomas Pratt) にファベルジェの宝飾品蒐集を勧めると、ブラットはアメリカ初のインペリアル・イースター・エッグのコレクター5人のひとりに数えられる。
^ バージニア州立美術館に寄贈されたプラット夫人の蒐集品[12] には、工芸品の代金支払いに使った百貨店ロード・アンド・テイラー外商部の請求書も残り、コレクションを築いた道のりが辿れる[11]
^ 父C・W・ポストは1895年、ミシガン州バトルクリークでポスト・フーズ(英語)を創業、1920年代にゼラチンやチョコレート、コーヒーほか食品のナショナル・ブランドを次つぎに吸収合併し、冷凍食品会社の大型買収を経て1929年にゼネラルフーヅに社名変更。同社は1985年にフィリップモリスに吸収される。
^ ロマノフ家の古写真に写っていたことから皇帝の卵と判明。ただし技巧的に第一級品とは言いがたく、また注文の経緯を記録した書類がまったく見つからないため、真偽の論争に結論は出ていない。
^ 表面に見える赤っぽい七宝細工の楕円形の飾りはボタン操作で動き、下からニコライ2世の家族の肖像写真が現われる仕掛け。それぞれの楕円に施したイニシャルはローマ字とキリル文字を重ねてある。左から5列に分けて見ていくと、それぞれ次のように読める。

1列目—弟ゲオルギー。妹クセニアの夫アレクサンドル(父方の叔父、当時の皇位継承者)。

2列目—ニコライ2世。姪イリナ(妹クセニアの娘)。

3列目—長女オリガ(第1子)。次女タチアナ(第2子)。末弟ミハイル

4列目—皇妃アレクサンドラ・フョードロブナ。甥アンドレイ(妹クセニアの息子)。

5列目—妹オリガ。妹クセニア

^ グレイの死後、ファベルジェの宝飾品コレクターのマクフェリン夫妻が皇帝のイースター・エッグをロンドンのサザービーズ競売で落札しチークウッド植物園美術館(英語)に寄託している。夫妻を同館に紹介したのは、グレイの兄弟の孫にあたるハロルド・ストリーム(Harold H. Spook Stream)だという[15]
^ バージニア州立美術館収蔵のロシア皇帝の黄金の卵とは、「水晶 (回転するミニチュア絵画)」、「ペリカン」、「ピョートル大帝」、「ツァレーヴィチ (皇太子アレクセイ)」、「皇族の肖像と赤十字」の5点である。
^ 収蔵品は2004年5月から7月にモスクワのクレムリン内にある美術館 Church of the Twelve Apostles にて公開、ロシア、アメリカ、スイス、イタリア他でも展示を行ってきた[17]
^ ファベルジェ美術館を作ったザ・リンク・オブ・タイムズ美術歴史財団は非営利法人で2004年、ロシアの起業家ヴィクトル・ヴェクセリベルクがモスクワに設立、理事長職に就く。“ ⇒Supervisory Board - Link of Times Cultural-Historical Foundation (英語・財団理事名簿)”. 2015年9月5日閲覧。。財団はときにロシア文化省ロシア正教ならびにロシア連邦大統領府と合同でロシアの文物の返還計画を進めている。2008年9月にはハーバード大学と交渉の末、18個セットの通称「ロウエルハウスの鐘」(en:Lowell House#The Lowell House Bells) をモスクワの 聖ダニロフ修道院y (英語)に取り戻した。

出典^ “世界で最も美しい卵—カール・ファベルジェの類まれな才能” (英語). BBC FOUR. 2015年9月5日閲覧。

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