インドネシア
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国民覚醒党[注釈 9] - ムハイミン・イスカンダル

かつて存在した政党[ソースを編集]

インドネシア国民党

インドネシア共産党

インドネシア民主党

ムルバ党 - タン・マラカ

国際関係[ソースを編集]詳細は「インドネシアの国際関係(英語版)」を参照インドネシアが外交使節を派遣している諸国の一覧図。

宗主国オランダとの武力闘争によって独立を勝ち取り、独立当初から外交方針の基本を非同盟主義に置いた。こうした外交方針は「自主積極 bebas aktif」外交と呼ばれている。独立達成後の、外交にも様々な変化がみられるものの、いずれの国とも軍事同盟を締結せず、外国軍の駐留も認めていないなどの「自主積極」外交の方針はほぼ一貫しているといってよい。

1950年代後半のスカルノ「指導される民主主義」期には、1963年マレーシア連邦結成を「イギリスによる新植民地主義」として非難し、マレーシアに軍事侵攻した。国際的な非難が高まるなかで、1965年1月、スカルノは国際連合脱退を宣言し、国際的な孤立を深めていった。インドネシア国内ではインドネシア共産党の勢力が伸張し、国内の左傾化を容認したスカルノは、急速に中華人民共和国に接近した。インドネシアの大統領ジョコ・ウィドド岸田文雄(2022年7月27日)

1965年9月30日事件を機にスカルノが失脚し、スハルトが第2代大統領として就任すると、悪化した西側諸国との関係の改善を進めた。また、スカルノ時代に疲弊した経済を立て直すために債権国の協力を仰いだ。1966年9月、日本の東京に集まった債権国代表が債務問題を協議し、その後、援助について協議するインドネシア援助国会議(Inter-Governmental Group on Indonesia - 略称 IGGI)が発足した。

1967年8月、東南アジア諸国連合(ASEAN)発足時には原加盟国となった。総人口や国土面積は東南アジア最大であり、ASEAN本部は首都ジャカルタに置かれている。域内での経済・文化交流の促進を所期の目標とし、他のASEAN加盟国との連帯を旨としている。その一方で、時折のぞく盟主意識・地域大国意識は、他国からの警戒を招くこともある。

今日に至るまで日本をはじめとする西側諸国とは協力関係を維持しているが、スハルト体制期においても一貫して、ベトナムなど近隣の社会主義国や非同盟諸国とは良好な外交関係を保った。

1999年東ティモール独立を問う住民投票での暴動に軍が関与したと見られ、その後の関係者の処罰が不十分とされたことや、@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}2001年アメリカ同時多発テロによって米国との関係が悪化し[要出典]、2005年まで武器禁輸などの制裁を受けた。このため、ロシアや中国との関係強化に乗り出し、多極外交を展開している。
中国との関係[ソースを編集]詳細は「中国とインドネシアの関係(英語版)」を参照

中国とは南シナ海にあるスプラトリー諸島(南沙諸島)の領有権を巡る係争はないが、中国が海洋権益を主張する九段線がインドネシア領ナトゥナ諸島北方海域にかかっている。このため、同海域の「北ナトゥナ海」への改称やナトゥナ諸島への軍配備などで対応している(詳細は「ナトゥナ諸島」を参照)。2020年1月にはナトゥナ諸島近海で中国漁船が操業したことに抗議、中国大使を召還した[37]
日本との関係[ソースを編集]詳細は「日本とインドネシアの関係」を参照

日本とインドネシアの関係は良好であり、1800社を超える日本企業がインドネシアで事業を展開している[38]。特に近年、日本文化がブームとなっていて、日本企業の投資や、日本語を学ぶ人が増えている。大相撲アニメなど、日本文化のイベントも開催されている[39]
MIKTA[ソースを編集]

MIKTA(ミクタ)は、メキシコ (Mexico)、インドネシア (Indonesia)、大韓民国 (Korea, Republic of)、トルコ (Turkey)、オーストラリア (Australia) の5ヶ国によるパートナーシップである。詳細は該当ページへ。
国家安全保障[ソースを編集]詳細は「インドネシア国軍」を参照

インドネシア国軍(Tentara Nasional Indonesia - 略称TNI)の兵力は、2017年に39万5,500人(陸軍30万400人、海軍6万5000人、空軍3万100人)であり、志願兵制度である[40]。その他に予備役が40万人。軍事予算は2002年に12兆7,549億ルピアで、国家予算に占める割合は3.71パーセントである。

スハルト政権以来、米国を中心とした西側との協調により、近代的な兵器を積極的に導入してきたものの、東ティモール紛争の悪化により米国と軋轢が生じ、2005年まで米国からの武器輸出を禁じられた。この間にロシア連邦中華人民共和国と接近し、これらの国の兵器も多数保有している。
地理[ソースを編集]詳細は「インドネシアの地理」を参照インドネシアの地図インドネシアの標高図東インドの古地図(1697年)

世界で最も多くの島を持つ国であり、その数は1万3466にのぼる[5]。島の数は人工衛星の調査により算出されたもので、かつては1万8,110とも言われていたが、再調査の結果、2013年に現在の個数が明らかになった[5][41]。またニューヨークタイムズ誌では「2005年以降、砂の採掘により2ダースの小さな島が消滅した」と2016年6月23日の誌面で報じている[42]

当地を含む周辺では、ユーラシアプレートオーストラリアプレート太平洋プレートフィリピン海プレートなどがせめぎあっており、環太平洋火山帯(環太平洋造山帯)の一部を構成している。そのため国内に火山が多く、活火山が129ある[43]。スマトラ島北部にあるカルデラ湖トバ湖を形成したトバ火山は、有史前に破局噴火を引き起こしたほか、クラカタウ大噴火に代表されるように古くから住民を脅かすと共に土壌の肥沃化に役立ってきた。火山噴火によって過去300年間に15万人の死者を出しており、この数は世界最多とされる。スマトラ島のクリンチ火山が最高峰(3805m)である。スメル山はジャワ島の最高峰(3676m)で、世界で最も活動している火山の一つである。

また、地震も多く、2004年スマトラ島沖地震、及び2006年ジャワ島中部地震は甚大な被害を与えた。スマトラ島とジャワ島は、約60,000年前は陸続きであったが、11,000年前の大噴火があり、スンダ海峡ができて両島は分離した[44]。これらの島々の全てが北回帰線南回帰線の間に位置しており、熱帯気候である[45]
主な島[ソースを編集]詳細は「インドネシアの島の一覧」を参照

ジャワ島 - 首都ジャカルタのある島。

スマトラ島 - マレー半島の南西に横たわる島。特に北部は天然資源が豊富。

スラウェシ島(旧称セレベス島)

カリマンタン島(「ボルネオ島」はマレーシア側の呼称。)

バリ島 - 観光で有名な島。住民の大半はヒンドゥー教徒。


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