ルーカスは本作について「トーンが少し暗いだけで、私はこの映画が大好きです」と述べている[29]。 作品中での暴力シーンや残虐な場面が多く、モーション・ピクチャー・アソシエーションからR指定にするよう求められたが、スピルバーグは「これは子供向けに作ったんだ」とその要求を拒否。その結果、今作がアメリカにおけるPG-13制定のきっかけになった[注釈 2][37]。 本作でのインド文化に関しての描写は論争を引き起こし、インドでは否定的なステレオタイプが描かれているという理由で上映禁止となった[37]。特にインド料理のシーンに登場した冷えたサルの脳みそなどの料理は「実際のインド料理ではない」と激しく批判された[38]。また、作家のシャシ・タルールは、この映画がインドに対する偏見を助長しており、「ある村の貧困が、偉大な白人の英雄の救いで解決した」というストーリーになっていることも批判している[39]。 なお、チャター・ラルを演じたロシャン・セスは、料理に関する批判に関して「スティーブンはその場面を一種のジョークとして撮影した」「だが、そのジョークは微妙であまり通じなかった」と語った[40]。アムリッシュ・プリは、これらの論争自体が「ばかげている」とし、「丘を滑り降りてインドに到達することが現実にありますか?ファンタジーはファンタジーです」と自伝の中で述べている[41]。 賞部門対象結果出典
論争・影響
受賞・ノミネート
アカデミー賞作曲賞ジョン・ウィリアムズノミネート[42]
視覚効果賞デニス・ミューレン
マイケル・J・マカリスター
ローン・ピーターソン
ジョージ・ギブス受賞
サターン賞ファンタジー映画賞N/Aノミネート[43]
監督賞スティーヴン・スピルバーグノミネート
主演男優賞ハリソン・フォードノミネート
若手俳優賞キー・ホイ・クァンノミネート
脚本賞ウィラード・ハイク
グロリア・カッツノミネート
衣装デザイン賞アンソニー・パウエルノミネート
メイクアップ賞トム・スミスノミネート
脚注[脚注の使い方]