アメリカ先住民[2](アメリカせんじゅうみん、Indigenous peoples of the Americas)は、ヴァイキングやクリストファー・コロンブスによるアメリカ本土への到達以前からアメリカ州(南北アメリカ大陸とその周辺)に住んでいる先住民族の総称。エスキモー・アレウト人を除き、インディアン、アメリカインディアン、インディオなどとも呼ばれてきた。 「アメリカ先住民」には、「インディアンとインディオ」と「エスキモー・アレウト人(エスキモーとアレウト)」がいる。 アメリカ合衆国やチリが領有する、アメリカ州に属さない太平洋の島々には「アウストロネシア人(ポリネシア人・チャモロ人・トンガ人・ミクロネシア人など)」がいる[3]が、少なくともアメリカ合衆国国勢調査では、彼らはアメリカ先住民(Native Americans)に含まれない。ハワイ先住民はかなりの人口がアメリカ合衆国本土に居住するが、彼らも同様である。 なかでもエスキモーやアレウト族、太平洋諸島民を除くアメリカ州本土の民族を、インディアンまたはインディオと呼ぶ。日本語では、「インディアン」は北米本土の先住民、「インディオ」は中南米の先住民をさすことが多い。 ただし、現在では、「インディアン」、「インディオ」という呼称は用いられなくなってきており、特に前者は差別用語と一般に認識されている[要出典]。そのため、アメリカ合衆国では「ネイティブ・アメリカン」[4]、カナダでは「ファーストネーション」、中南米では「インディヘナ」[5]などの呼称が一般的である。また、エスキモーも、近年はカナダで「イヌイット」、グリーンランドで「カラーリット」と呼ばれている。(後述) 現代では白人種や黒人種、アジア人種等との混血が進んでいる。 インディアンやエスキモー、アレウトの場合、アメリカ連邦政府が「インディアン部族」、「エスキモー部族」、「アレウト」として認める部族のみが、アメリカ内務省の指定保留(reserve)した保留地(Reservation)を領有している。内務省が条約関係を打ち切り「絶滅部族」として認定しない部族は、保留地を持てず、各州に散って暮らしている。カナダ連邦におけるインディアン、イヌイットも同様である。 エスキモー・アレウト語族を話す諸民族。インディアンとは起源(アメリカへの移住時期)が異なると考えられる。新モンゴロイドに属す。「エスキモー」、「イヌイット」、および「アレウト」を参照 インディアン(英: Indian)は、アメリカ先住民のうち、エスキモー・アレウト人を除く諸民族の総称。スペイン語・ポルトガル語ではインディオ(西: indio)。
概要
分類
エスキモー、アレウト
インディアン、インディオ
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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