インディアナ・ジョーンズ
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シカゴ大学の考古学者ロバート・ジョン・ブレードウッド(英語版)[28]

シカゴ大学の考古学者ジェームズ・ヘンリー・ブレステッド(英語版)[29]

イギリス人考古学者パーシー・フォーセット

彼はブラジル北部の探索に多くの時間を費やした。1925年に失われた都市Zを探しにアマゾン盆地に入って行方不明になった。彼は小説『インディ・ジョーンズ/第七の魔力』でジョーンズと会う[7]


イギリス人考古学者で軍人のトーマス・エドワード・ロレンス[30]

ノースウェスタン大学の人類学者で教授・冒険家のウィリアム・モンゴメリー・マクガヴェン(英語版)[31]

フレデリック・アルバート・ミッチェル=ヘッジズ(英語版)[32]

ドイツ人考古学者オットー・ラーン(英語版)[33]

衣装

スピルバーグとルーカスはシルエットを見ただけで誰だか分るようなコスチュームを求めた。そこでてっぺんが高く、つばの広いフェドーラ帽子インディ・ジョーンズ・ハットも参照)を選んだ。『レイダース』のドキュメンタリーで指摘されたようにフェドーラ帽は実用的な役割も果たした。それは『インディ・ジョーンズ』シリーズが参考にしたかつての“B”級映画と同じで、スタントマンを必要とする危険なシーンでは代役の顔を隠してくれるということである。

また、この帽子はスタッフの間ではジョークのネタにもなった。撮影中に帽子が落ちればそのシーンは撮り直しになる。『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』のドキュメンタリーでは、ハリソン・フォードが冗談で帽子をホッチキスで頭に固定する真似をしている[34]

映画の衣装に関する話は以下の通り。

最初の3作品では、フェドーラ帽はイングランドのハーバード・ジョンソン・ハットの物が使われた。それは“ポエット”と呼ばれていた帽子だった。『クリスタル・スカル』の帽子はミシシッピ州コロンバスのアドベンチャービルト・ハット・カンパニーのスティーヴ・デルクとマーク・キッターが作った。

レザージャケットは“タイプ440”と“A-2 ジャケット”のハイブリッドのように見える、創作されたオリジナルであり『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』と『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』ではレザー・コンセンショナーズ(現在はウエステッド・レザー)が製作した。『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』のジャケットはロンドンのバーマンズ&ネイサンズが『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』の物を基に作った。『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』ではアメリカ、カリフォルニアのトニー・ノワックが製作した。ウエステッド・レザーを始めとして、現在では映画のファンが様々なインディタイプのジャケットを製作しており、一般に購入が可能である。

バッグはマーク7イギリス軍ガスマスク用バッグで、通常はジャケットの下に掛けている。『クリスタル・スカル』ではジャケットの上からバッグを掛けていた。

鞭は2.4m?3.0mのブルウィップと呼ばれるカンガルーレザーで編まれた鞭で、最初の3作品で使用されたのはデイヴィッド・モーガンによって製作された450シリーズであり、現在でも一般に購入が可能である。ただしモーガンの鞭は年代と共に形状が変化しており(より頑丈に、太く重くなっている)、現在の形状は劇場公開時とはかなり異なる。『クリスタル・スカル』では3名のウィップメーカーに製作が依頼された。テリー・ジャッカ、ジョー・ストレイン、モーガンである(長さが違うムチはシーンやスタントによって使い分けられていた)。テリージャッカが製作した鞭は前3作で使用されたモーガンの鞭とは構造が大きく異なる。「よりバリエーションのある鞭捌き」ができるようにハンドル根本が硬く補強され、オーストラリアスタイルに近い形状である。一方で4作品で共通している鞭の構造は、コア、2ベリー(4本編み、8本編み)、2ボルスター、オーバーレイ、と6層で編み込まれていること。そしてオーバーレイは12本編みである。

ピストルはたいてい第一次世界大戦時のものでウェブリー・ガヴァメント(『最後の聖戦』と『クリスタル・スカル』)やスミス&ウェッソンM1917リボルバーハンド・エジェクター・セカンド・モデル・リボルバー(『レイダース』)、コルト・オフィシャルポリス(『魔宮の伝説』。冒頭でウィリーが車外に落として紛失するが、落ちるシーンのアップのみM1917に変化する)を使用した。またナガンM1895(『若き日の大冒険』)や9ミリブローニング・ハイパワー(『レイダース』)も使用した。銃は普段は軍用ホルスターに収められている。

靴はオールデン製である。モデル405は映画制作前からフォードのお気に入りだった。それらは今でも“インディ・ブーツ”という愛称で親しまれ、販売されている(映画よりも茶色い<レンガ色>色であるが)。

『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』で使用されたフェドーラ帽とレザージャケットはワシントンDCのスミソニアン博物館に収められている。映画の衣装・小道具の収集は一部のシリーズ・ファンの趣味にもなっている。20世紀フォックスが2008年に2000人の映画ファンを対象に行なった調査では、ブルウィップは3番目に人気な映画の武器だった。
キャスティング

もともとスピルバーグはハリソン・フォードを望んでいたがルーカスは『アメリカン・グラフィティ』と『スター・ウォーズ』と『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』で彼を起用していたため反対した。フォードを“ベビー・デ・ニーロ”と呼ばせたくなかったためである(事実、監督仲間のマーティン・スコセッシはたびたびロバート・デ・ニーロを起用した)。配役が決定するまでの間、ルーカスとスピルバーグは多くのオーディションを行なった。そして多少有名だったトム・セレックがインディアナ・ジョーンズに決定した。程なくして映画のプリプロダクションが始まる。しかしCBSは『私立探偵マグナム』でのセレックとの契約解消を拒否し、彼はインディ役を断らざるを得なかった。CBSは『レイダース』が『私立探偵マグナム』と同時撮影になることを快く思わなかったのである。2作品はほぼ同時に制作を始めていた。しかしセレックは『私立探偵マグナム』のインタビューで、撮影は『レイダース』終了後に始まったことを明かした。

スピルバーグが改めてフォードを提案しルーカスも承諾する。フォードは撮影開始の3週間目に役が決定した。
影響

様々な冒険の物語でインディアナ・ジョーンズへのオマージュや彼からの影響がみられる。

ララ・クロフト

トゥームレイダー』シリーズの女性冒険家。もともと男性の予定だったが途中で変更された。変更の理由としてインディアナ・ジョーンズに似すぎていたことが挙げられる[35]

『インディ・ジョーンズ』を配給したパラマウント映画は後にゲーム『トゥームレイダー』の映画を2つ制作している。


プリンス・オブ・ペルシャ』のプロデューサー・ベン・マッテスは“ハリソン・フォードがやってきたものを参考にした(「インディアナ・ジョーンズとハン・ソロ[36]」)と述べている。

TVゲームシリーズ『アンチャーテッド』はインディアナ・ジョーンズから大きな影響を受けている。

メインキャラクターのネイサン・ドレイクはインディアナ・ジョーンズと外見でも内面でもいくつか共通点を持っている[37]。またTVCMにはハリソン・フォードが出演した。


他のメディア
ゲーム

フォートナイト - チャプター3シーズン3のバトルパスクエストでアンロックすることで入手可能キャラクターとして登場[38]

日本語吹替

村井國夫(1985?現在、ソフト・劇場公開版、日本テレビ版、東京ディズニーシー『インディ・ジョーンズ・アドベンチャー』ツムラインパルス 『アメリカがそこにある!!!』、パチスロ『CRFインディ・ジョーンズ』、インプレッサSUBARU×金曜ロードショー」コラボCMなど)

玄田哲章(『最後の聖戦』フジテレビ版)

磯部勉(『魔宮の伝説』『最後の聖戦』テレビ朝日版)


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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