インチ
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したがって、以下の製品のサイズ表記は、- 型と表記されるか、表記寸法が単に 25.4 mm の倍数となっているが、「インチ表記」ということではない[15]

インチ規格部品と、ISO規格部品が混在し、製造上問題になるのは、パーソナルコンピュータなどの電子機器である。メートル法を使う国々でも、このような、アメリカやイギリスを起源とする商品は、互換性の維持のため、製造設備の設計上の理由、または商慣行上、現在もインチ単位を基準に設計・製造されることがある。

半導体コンピュータ関連 - インチを基準とするアメリカが主導的な役割となっているため多く使われている。

ICLSI、関連電子部品(特に端子間隔)

筐体のサイズ - 19インチラックなど

構成部品のサイズ - パソコンではアメリカのユニファイねじが多く用いられる。現在は、直径4 mm 以上では、ISOねじと互換性がある。

媒体のサイズ - フロッピーディスクハードディスクドライブの直径


音楽・放送

楽器 - ドラムの直径など

音響・放送機器 - 19インチラックに合わせたサイズが多い。

テレビ受像機ディスプレイモニタ - ブラウン管の対角寸法、FPDでは表示部の対角寸法

磁気テープ - 媒体幅。なお、長さの単位としてはフィートを使う。

フォーンプラグ - 標準は1/4インチ(6.3 mm)である。


土木・建築

ねじ - インチ系列であるウィットワースねじ(British Standard Whitworth(英語版)、BSW)が用いられる場合も多い。

六角ボルト・六角ナット - 六角部の二面幅がインチ由来。(6.35mm=1/4インチが多く使われている)

鉄筋 - JIS規格の異形棒鋼の定格品の直径がインチ由来。(呼び径D10=9.53 mm=1/4+1/8インチ、以降1/8インチ刻みでD13、D16…)

配管材 - 近年ではまず表記されないが、内径はインチ単位がベースである


航空機

タイヤ - タイヤ内径とホイールの直径及びリム幅に用いられている。

部品 - SAE Internationalによる工業規格AS568は航空機油圧用の固定用Oリングを規定し、元来がインチ単位のためメートル単位では端数が生じる。


自転車 - タイヤの内径とホイールの直径及びリム幅に用いられている。

自動車 - タイヤとホイールの他、クラッチディスク径、デファレンシャルリングギア径、ブレーキピストン径、ナット座ピッチ直径などにインチ由来の数値や呼び径が見られる。

柱時計の文字盤のサイズ

弾薬の呼び径 - 「.45」「.357」のように、十進法で小数点以下を表記することが多い。弾薬の種類によってはインチ表記とメートル法の呼称が併存する場合がある。

インチねじ.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

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(2022年9月)

インチねじは、ねじ山のピッチがISOミリねじ規格より粗く、直径とピッチがインチ単位で作られている。インチねじにはいくつかの規格があるが、主に使われるのはユニファイねじとBSWである。日本国内で生産される商品としては、3.5インチハードディスクドライブの固定用ねじや、カメラの固定ねじ等に用いられている。これら精密機械に使われる小径ねじはユニファイであることが多い。BSWは建築関係で用いられる太い径のものが多い。
分量単位1⁄32インチ目盛りのメジャー

インチより細かい長さは2の (2, 4, 8, 16, 32, 64。128は細か過ぎて実用的でないので使われない)を分母とする分数で表すことが比較的多い。
サウ詳細は「サウ」を参照

工学分野では、サウ (thou) またはミル (mil) という単位が国際インチの1000分の1 (25.4 μm) の意味で用いられることがある。今日では、サウやミルは用いず、SI単位を使用すべきとされている[誰?]。
ライン「ライン (単位)」および「リーニュ (単位)」も参照

1⁄12 インチ = 2.117 mm をラインと呼び、単位記号「‴」(トリプルプライム)で表す。
パイカ「パイカ」も参照

印刷などではパイカ(現在のDTPでは1⁄6インチ、約 4.233 mm)およびポイント(パイカの1⁄12、約 0.353 mm)を使用する。
分・厘

1⁄8 in (= 3.175 mm) は尺貫法における1(= 0.1 = 約3.03 mm)に近いため、日本では「1⁄8 in ≒ 1分」とみなして、インチ規格を分や、さらにその1⁄10の(= 0.01寸 = 0.1分)で表すことがある[16]大工や機械工などの間で使われる。これらは「1フィート≒1」とみなすことに相当する。

主に使われるのは表の呼び名になる。

分インチmm
6分3⁄4 in19.0500 mm
5分5⁄8 in15.8750 mm
4分1⁄2 in12.7000 mm
3分3⁄8 in09.5250 mm
2分1⁄4 in06.3500 mm
1分1⁄8 in03.1750 mm
5厘1⁄16 in01.5875 mm

組立単位

平方インチ

立方インチ

符号位置

記号UnicodeJIS X 0213文字参照名称
㏌U+33CC-㏌
㏌SQUARE IN

出典[脚注の使い方]^ ISO 31-1:1992(翻訳は、 ⇒JIS Z 8202-1:2000 量及び単位?第1部:空間及び時間) 付属書A(参考)フート、ポンド及び秒を基本とする単位及びその他の単位 (なお、「これらの単位は、用いない方がよい。」との記述があることに注意)
^ 計量単位規則 別表第6 長さの欄
^ Style Manual, An official guide to the form and style of Federal Government publishing, 2016 9.58., p.237
^8.5 Weights and Measures The en:MHRA Style Guide Online, "Note that most such abbreviations do not take a full stop or plural s: but, to avoid ambiguity, use ‘in.’ for ‘inch(es)’." ,2020 en:Modern Humanities Research Association 
^ Barbrow, Louis E. and Judson, Lewis V. (1976). ⇒Weights and measures standards of the United States: A brief history (NBS Special Publication 447). Washington D.C.: Superintendent of Documents. Appendix 5. The United States Yard and Pound, Refinement of Values for the Yard and the Pound, pp. 30?31.
^ 10分でわかるカタカナ語 第41回 インチ ことばのコラム、筆者:三省堂編修所、2006年4月12日


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