これらのストーリーの準備には約1年程準備が必要となり、分岐で演奏楽曲が変化されるため、ライブ二つ分の準備作業が必要となっている[7]。
2000年初頭まではAMIGAコンピュータを使って行われていたが、当時はコンピューターのスペックの問題が多く、些細なミスで上手く動かなくなることがあった[9]。1998年のインタラクティブ・ライブではエラーが発生し、40分程度ライブが中断してしまったことがあった[9]。これらのリスクについては、「オーディエンスのその場の反応や判断、リアルタイムのインターネットからのアクセスでストーリーが分岐・展開するからこそインタラクティヴなわけで、演出だけを取り繕って決められたストーリーが展開するのでは、意味が全くない。そのために背負うリスクは確かに大きいのだけれど、どのようなストーリーに展開していくか、本番では我々もスタッフももの凄い緊張感と達成感が得られるんです。」としていた[9]。
AMIGAで制作していた時代のライブの運用方法については、1994年10月に発売されたVHS「making of tokyo paranesian」にて平沢自身が詳しく解説している[10]。 公演を収録した映像作品については「平沢進の作品#ライブ映像作品」を参照。 年回タイトル会場サポートメンバー 3月10日 大阪郵便貯金会館 3月11日 CLUB DIAMOND HALL 3月21日 渋谷公会堂戸川純:Cho、"マザー・オブ・ナバホ"役 6月13日 日清パワーステーション 6月14日 日清パワーステーション 12月2日 難波W'OHOLTAKA:Key、"電気ッTAKA"役 上領亘:アルゴリズム高橋BOB:Ba、"IOラスタ"役 12月13日 LIQUIDROOM上領亘:アルゴリズム 9月1日 スカラエスパシオ 9月4日 大阪郵便貯金会館 9月6日 渋谷公会堂Miss-N:Cho 9月2日 大阪郵便貯金会館 9月4日 東京郵便貯金会館 9月5日 東京郵便貯金会館Miss-N:Cho Miss-Aeh:Cho 10月21日 中野サンプラザ 10月27日 松下IMPホール福間創:System 11月11日 BIG CAT 11月12日 BIG CAT 12月6日 東京郵便貯金会館 12月18日 東京郵便貯金会館MIRAI:System、"スペース・ナッカドー"役 小西健司:System、"アイアン・ナッカドー"役 4月28日 なんばHatch 4月29日 なんばHatch 5月4日 東京郵便貯金会館 5月5日 東京郵便貯金会館(ソロ) 5月1日 なんばHatch 5月3日 日本青年館 5月4日 日本青年館 4月16日 江戸川区総合文化センター 4月17日 江戸川区総合文化センター 4月18日 江戸川区総合文化センターA-sai:パフォーマンス、"Naangfaa 1"役 Fiat:パフォーマンス、"Naangfaa 2"役Rang:パフォーマンス、"Astro-Hue!"役 1月24日 渋谷公会堂 1月25日 渋谷公会堂 1月26日 渋谷公会堂折茂昌美:Vo、ナレーション、"サンミア"役 野田隼平:"Amputeeガーベラ"役PEVO1号:折茂のエスコート 11月27日 TOKYO DOME CITY HALL 11月28日 TOKYO DOME CITY HALL 11月29日 TOKYO DOME CITY HALLPEVO1号:Gt、Laser Harp、村正 折茂昌美:"火事場のサリー"役(声のみ)Rang:"Astro-Hue!"役(映像のみ) 3月26日 東京ガーデンシアター[1st] 3月26日 東京ガーデンシアター[2nd]オリモマサミ:"シトリン"役 ナカムラルビイ:"ルビイ"役 会人SSHO 、会人TAZZ、在宅オーディエンス:"天候技師"役 会場オーディエンス:"改訂評議会員"役
公演
1994年1AURORA TOUR 1994 INTERACTIVE LIVE オーロラ伝説全3公演
2TOKYOパラネシアン全3公演
3I3 DAYS '94「Adios Jay」全1公演
1995年4INTERACTIVE LIVE SHOW SIM CITY TOUR全3公演
1996年5INTERACTIVE LIVE SHOW Vol.5 SIREN全3公演
1998年6INTERACTIVE LIVE SHOW "WORLD CELL"全2公演
2000年7INTERACTIVE LIVE SHOW 2000 賢者のプロペラ全4公演
2003年8Interactive Live Show 2003 LIMBO-54全4公演
2006年9INTERACTIVE LIVE SHOW 2006 「LIVE 白虎野」全3公演
2009年10INTERACTIVE LIVE SHOW 2009 「点呼する惑星」全3公演
2013年11INTERACTIVE LIVE SHOW 2013 「ノモノスとイミューム」全3公演
2015年12INTERACTIVE LIVE SHOW 2015 「WORLD CELL 2015」全3公演
2022年13INTERACTIVE LIVE SHOW 2022 「ZCON」全3公演3月25日 東京ガーデンシアター
参考文献
奇才・平沢が提唱する“真”のインタラクティヴ(2000年11月29日)
インターネットのパイオニア、核P-MODEL・平沢進インタビュー (2018年12月17日)
平沢進が提示した「思考のためのライブ」。『INTERACTIVE LIVE SHOW 2022「ZCON」』濃密ライブレポート(2022年3月30日)
脚注[脚注の使い方]
出典^ a b “インタラクティブ・ライブとは|Susumu Hirasawa Interactive Live WORLD CELL 2015”. susumuhirasawa.com. 2021年11月21日閲覧。
^ “デジタルコンテンツグランプリ2001』グランプリ決定のお知らせ”. ssl.jp-benas.co.jp. 2019年5月6日閲覧。
^ “プロフィール。平沢進 。日本コロムビアオフィシャルサイト”. 日本コロムビア公式サイト. 2021年10月3日閲覧。
^ “Interactive Live Show Video : TESLAKITE ONLINE SHOP : SUSUMU HIRASAWA / P-MODEL CD,GOODS,MP3”. shop.teslakite.com. 2024年3月12日閲覧。
^ Inc, Natasha. “平沢進、1996年のインタラクティブショー「SIREN - 架空のソプラノ」の音源を初配信”. 音楽ナタリー. 2024年3月12日閲覧。