イングランド系アメリカ人
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1990年国勢調査では94%のアメリカ人が英語のみを使用し[21]、英語を第二言語として母国語並みに使用できる人を含めると96%になる[21]。わずか0.8%の人々がまったく英語を理解しない(1890年には3.6%もいた)。アメリカ英語イギリス英語にはスペル文法語彙発音俗語など多岐の違いが見られるが彼らのコミュニケーションに支障をきたすレベルではない。ただ俗語の使用やより細かな方言により食い違いを生む場合がある。

現在、南米系移民の加速によるスペイン語の台頭に対しカリフォルニア州などでは英語を唯一の公用語として定めた。しかしこれは公文書などの使用言語が英語記載のみ、ということであり日常生活で使用される言語が英語のみと定められたわけではない。例えばカリフォルニア州運転免許試験は32の言語で用意されている。
イングランド文化の影響

多くのアメリカ文化はイングランドからの影響を受けている。アメリカ文化のアイコンでもあるアップルパイ野球星条旗

アップルパイ:釜焼きはニューイングランドの人々の好物であり、それが現在のアメリカのアップルパイ七面鳥の丸焼きなどにつながった[22]

野球:元々はイングランドのスポーツ「ラウンダーズ」から派生したものであり1744年に初めてBaseballと呼ばれた[23]

星条旗:イングランド領などに使用されたグランドユニオン・フラッグを元に出来たのが星条旗であり1775年12月2日に誕生した。

ハーレーダビッドソン:共同創業者のウィリアム・S・ハーレーはイングランド人の両親の元に生まれ合衆国で本格的にオートバイ生産に乗り出した人物の一人[24]

現在アメリカで人気の野球やアメフト19世紀に行われていたイングランドのスポーツに由来する[25][26]。また現在のアメリカ国歌のメロディーは18世紀のイングランドの歌『天国のアナクレオンへ』から取られ歌詞はイングランド系のフランシス・スコット・キーにより作詞された[27][28]

地名への影響は顕著であり「新たなイングランド」を意味するニューイングランドヨークからニューヨーク[29]ハンプシャーからニューハンプシャー[30]命名されたほかマンチェスター[31]ボストン[32]、サザンプトン[33]、グロセスターなどイングランドの地名が使用されている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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