地名への影響は顕著であり「新たなイングランド」を意味するニューイングランド、ヨークからニューヨークが[29]、ハンプシャーからニューハンプシャーが[30]命名されたほかマンチェスター[31]、ボストン[32]、サザンプトン[33]、グロセスターなどイングランドの地名が使用されている。
アメリカ合衆国議会議事堂はイングランドで教育を受けたアメリカ人ウィリアム・ソーントンが設計。他にもイエール大学やプリンストン大学、デラウェア大学のキャンパスはイングランド発祥のゴシック・リヴァイヴァル建築やジョージア建築を元としている。
アメリカの司法制度もイングランドのそれを参考にしており[34]、例えば英国の憲章マグナ・カルタの一部をアメリカ合衆国憲法に取り入れている[35]。独立戦争まではイングランド法がアメリカでも適用されていたため、それがアメリカ人の法的思考の基礎となり独立後もそれらを参考としたものがアメリカの法律となった[36]。 多くの合衆国大統領がイングランド系の祖先を持つ。初期の大統領は純血の者が多いが時代を経た現在では様々な民族との混血がある。リンカーン16代大統領クリントン42代大統領
イングランド系の合衆国大統領
ジョージ・ワシントン:初代(1789-97)-曾祖父がエセックス出身[37]。
ジョン・アダムス:2代(1797-1801)-高祖父がサマセット出身。後にボストンに移民[38][39]。
トーマス・ジェファーソン:3代(1801-09)-母方がイングランド系。
ジェームズ・マディソン:4代(1809-17)
ジェームズ・モンロー:5代(1817-25)