イロニー
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]
これによって彼は当時ドイツで主流を占めていた哲学思想に対峙し、自身が重視するキリスト者的実存の優位を主張していく[1]。こうしたキルケゴールの見解は美を解さぬともいえようし、また真と善を結びつけ、美をそれらの下位に置くという意味で、古典主義的であるという事も出来よう。しかしこの初期キルケゴールの仕事は、最終的にキルケゴール自身が自らの仕事の目録に含めなかったのだし、またヘーゲルの影響をあまりにも強く受けておりキルケゴール自身の独自性に乏しいと後世の研究者らに看做されることとなる。
脚注^ a b 大屋憲一、細谷昌志編『キルケゴールを学ぶ人のために』世界思想社、1996年:所収、源宣子『イロニーとフモール』
^ 川崎寿彦/著「アイロニー irony」『世界大百科事典1』より(平凡社、1988年)ISBN 4-582-02200-6
関連項目
ソクラテス
フリードリヒ・シュレーゲル
セーレン・キェルケゴール
ルートヴィヒ・ティーク
ミハイル・バフチン
リチャード・ローティ
ノヴァーリス
ジャンケレヴィッチ
ロマン主義
文学理論
皮肉
毒舌
ブラックジョーク、ブラックユーモア
冷笑主義
皮肉記号
シニカル
風刺
典拠管理データベース: 国立図書館
フランス
BnF data
ドイツ
⇒イスラエル
アメリカ
日本
チェコ
記事の検索おまかせリスト▼オプションを表示暇つぶしWikipedia
Size:12 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
担当:undef