人口推移
年人口±%
1800
2020年の国勢調査時点で、イリノイ州の人口は12,812,508人で、2010年国勢調査時点より0.14%減少している[18]。
2007年時点の推計で、イリノイ州には1,768,518人 (13.8%) の外国生まれの住人がいる。そのうちラテンアメリカから48.4%、アジアから24.6%、ヨーロッパから22.8%、アフリカから2.9%、北アメリカから1.2%、オセアニアから0.2%となっている。外国生まれの中で43.7%はアメリカに帰化し、56.3%はアメリカ市民になっていない[27]。
この州の人種的な構成は以下のようになる:
65.0% 白人
15.0% 黒人
14.9% ヒスパニックおよびラテンアメリカ系
4.3% アジア系
0.3% インディアン
0.1% 太平洋諸島系[28]
5歳以下の人口は6.9%、18歳以下は24.9%、65歳以上は12.1%となっている。女性は総人口の50.7%を占めている[28]。
イリノイ州住民を申告された祖先で分類すると、ドイツ系 (21.1%)、アイルランド系 (13.3%)、ポーランド系 (7.9%)、イングランド系(6.7%)、イタリア系(6.4%)、アメリカ人(4.6%)、スウェーデン系(2.4%)、バスク人を除くフランス系(2.2%)、オランダ系(7.9%)、ノルウェー系(7.9%)、スコットランド系(7.9%)の順となっている[27]。5歳以上住民の21.8%は英語以外の言語を話しており、その内訳として12.8%はスペイン語、5.6%はインド・ヨーロッパ語、2.5%はアジアとオーストロネシアの言語、0.8%はその他の言語を話している[27]。
イリノイ州の北縁ミシガン湖沿いに国内第3の都市シカゴがあり、2000年時点で州人口の23.3%はシカゴ市内、43.3%はクック郡、65.6%はシカゴ都市圏に住んでいた。シカゴ都市圏にはウィル郡、デュページ郡、ケーン郡、レイク郡、マクヘンリー郡とクック郡が入っている。残りの住人は州内に鏤められた小都市や田園地帯に住んでいる。2000年時点で、州の人口重心は.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯41度16分42秒 西経88度22分49秒 / 北緯41.278216度 西経88.380238度 / 41.278216; -88.380238であり、グランディ郡メイゾン村の北東にあたる[17][29][19][30]。 宗派 カトリック:29% 無宗教:15% バプテスト:11% キリスト教:7% ルーテル教会:7% メソジスト:6% 特定せず:4% その他:3% 長老派教会:3% 福音主義教会:2% 無宗派:2% ペンテコステ派:2% プロテスタント:2% 仏教:1% キリスト教会:1% ユダヤ教:1% イリノイ州ではキリスト教のカトリックとプロテスタントが2大宗派になっている。シカゴ周辺に多いカトリック信徒は人口の30%に近くなっている[32]。シカゴとその郊外にはヒンドゥー教、ユダヤ教、イスラム教およびシク教の信徒が多く増加傾向にある。2000年時点で最大の信徒数を誇るのはローマ・カトリックであり、信徒数は3,874,933人である。統合メソジスト教会は365,182人、南部バプテスト連盟は305,838人、ユダヤ教は270,000人の信徒を抱えている[33]。 イリノイ州には19世紀の末日聖徒運動の初期に集合場所となって重要な役割を果たしたナヴーの町がある。ここは末日聖徒教会が多くの派に分かれることになった継承の危機の場所でもあった。最大会派の末日聖徒イエス・キリスト教会は、今日のイリノイ州でも55,460人の信徒がいる[34]。1300年代に栄えたミシシッピ沿岸のインディアン集落「イリノイ州キンケイド遺跡 チッペワ族、フォックス族
宗教
インディアン部族
州名の由来となったイリニ族をはじめ、イリノイ州に先住したインディアン部族は、ビーバー戦争と白人のもたらした伝染病によって壊滅し、1854年にすべてオクラホマ州に強制移住させられた。オクラホマ州でイリニ族はパイアンカショー族、ウェア族と合併し、ペオリア族連合を結成している。強制移住を拒否してイリノイ州に残ったインディアンは「絶滅部族」とされ、部族単位では存在しないことになっており、よってイリノイ州は、保留地がまったく無い州となっている。インディアン部族が運営する「インディアン・カジノ」も一軒もない。部族カジノは連邦に公認された部族の特権なので、今後も開設される見込みは薄い。
イリノイ州に暮らすインディアンたちは、シカゴに「シカゴ・アメリカインディアン・センター」を組織して連携している。また、このシカゴには全米最大のインディアン権利団体「アメリカインディアン運動(AIM)」の支局がある。
≪アメリカ連邦政府に公認要求中のインディアン部族≫
「チョクトー族ミシシッピ川氏族・パークフォレスト」